【桶川ストーカー事件】犯人と真相、ストーカー規制法の元の事件を解説!

交際前から過度な束縛行為や脅迫を繰り返してきた犯行首謀者は、別れた後となればより一層その嫌がらせ行為に火が付きエスカレートして、被害者女性だけではなくその周りの人間さえも巻き込んでいくのです。嫌がらせ行為の一つは被害者女性の友人への不審な電話です。電話の内容は分かっていませんが、恐らくは誹謗中傷などの内容だったのでしょう。

こうして被害者女性が別れた事に罪悪感を抱かせるようにして、被害者女性の周りの人間たちに悪影響を及ぼしていくのです。このやり口も一人の成人男性という事を踏まえても、非常に卑怯で卑劣で情けないのではないでしょうか?そして最後にはその身勝手な逆恨みにより、一人の女子大生を殺害してしまうのです。

桶川ストーカー事件の嫌がらせ行為②被害者家族への誹謗中傷

被害者女性の大切な家族への誹謗中傷した嫌がらせ行為も働いたのです。実の家族たちに自分のせいで迷惑を被っている事となればより罪悪感が生まれます。犯行首謀者たちもその事を知っていたうえで彼女の家族への誹謗中傷をしたのではないでしょうか?こちらも非常に卑劣で卑怯なやり口であると言えるのです。

家族に対してどんな誹謗中傷の言葉を送ったのかは分かりませんが、家族たちの気分を害すことは間違いありません。それにより家族の仲や関係性が壊れてしまう可能性だってあるのです。ですがこの時の被害者女性の家族たちは彼女を責めようとせず、真摯に彼女の事を心配して一丸となって警察に相談するなど協力する姿勢を示したのです。

桶川ストーカー事件の嫌がらせ行為③被害者父親の会社へ誹謗中傷のビラ

殺人事件が起こる3か月前の7月には被害者父親の会社周りや、自宅周りに被害者女性の誹謗中傷のビラを配られたのです。そのビラには実名や顔写真、更には悪口や中傷が掲載されていて、かなり凝ったチラシとなっていたのです。これには理由があり、犯行首謀者はその手の企業に依頼して発行したのです。そのため大量の印刷が可能となったのでしょう。

こうした状況の中で被害者女性の母親はいつもの様に、飼っていた愛犬と共に散歩に出かけたのですがそこで近所の方々に顔を何度も見られたそうです。この事を被害者女性に伝えると「私は悪いことはしていない」と言って主張していました。この後何度も警察に直接相談しに行くのですが、なかなか警察は動いてくれなかったそうです。

桶川ストーカー事件の経緯③事件発生時の動き

事件が発生する以前からつまりは交際していた時期から別れた後の頃から、犯行首謀者から度重なる卑劣な脅迫や悪質な嫌がらせを受けていました。それは十分に事件として扱われるべき悪質な行為であったのです。さてこうした嫌がらせや脅迫が続き、いよいよ被害者である女子大生が殺人がされて帰らぬ人となってしまうのです。

ここでは、この事件発生時の犯人たちの一連の動きや計画などについて皆さんにご紹介していきます。悪質なストーカーや逆恨みによる嫌がらせ行為は珍しい事ではありませんが、殺害に至るケースは非常に少なく異例の事だったのです。ストーカーが発端となり殺人事件に発展したその他の事件はこちらの記事をご覧ください。

桶川ストーカー事件の発生時①加害者と仲間による連携

被害者女性は買い与えられた様々なブランド品やグッズを縁を完全に断ち切るためにも、それらは同年6月に全て送り返しました。この時この行為に更に逆上して逆恨みをした犯行首謀者は、実の兄に殺害計画を依頼したのです。そしてその兄から今度は元ヤクザで現風俗店の従業員である男に多額の報酬金を提示して殺害を依頼したのです。

実際の犯行当時は最終的に依頼された風俗店の従業員である男が実行犯、そしてその知り合いの一人が実行犯を移動する車の運転手、もう一人の知り合いが被害者女性の状況を電話で伝える役。と加害者は仲間による連携を行って殺害に及んだのです。この為犯行首謀者以外にも4人の加害者及び容疑者が存在するのです。

桶川ストーカー事件の発生時②桶川駅駅前で刺殺

事件当日実行犯を移動させるための車の運転手は、実行犯である風俗店の従業員に大事には至らない様に軽く脚のももを切りつけるくらいしろ。と命じていたのですが、これに対して実行犯は手加減できないかもしれない。と述べていたそうです。そして案の定脚ではなく被害者女性の胸部を2回刃物で突き刺して殺害してしまうのです。

犯行現場となったのは桶川駅駅前で、この時被害者女性は大学に登校する為に、自転車を駐輪場に駐輪していて、殺害されたのはその直後だったのです。被害者女性は刃物で2回刺された瞬間に叫びながら地面に倒れました。その様子を近くに居合わせた人は目撃して、すぐさま実行犯を追いかけましたが捕らえる事はできず、その後病院に運ばれた被害者女性は帰らぬ人となってしまうのです。

桶川ストーカー事件の被害者「猪野詩織」さん

先ほどの見出しでは事件当日は何人で犯行に及んだか、また犯人はどのような人物であるか、事件当日の犯人たちの連携による犯行などを解説していきました。被害者である女子大生に直接手を下した実行犯は、かなり血の気の多い人物であった事、また事件当日は犯行首謀者やその兄は現場に居合わせいなかった事も分かっていただけたはずです。

ここからは今回の事件で命を奪われた当時女子大生であった狩野さんにスポットを当てて、どんな人であったか皆さんに判明している範囲でお話ししていきます。どんな方であるか知っていただければ、彼女自身に何も問題が無かった事が分かるのではないでしょうか?彼女は不遇にも人格が歪んだ人間と交際してしまったのです。

桶川ストーカー事件の被害者、猪野詩織さんの生い立ち

今回の事件で不遇にも、ねじ曲がった私怨や逆恨みの塊である犯行首謀者と出会い交際して、多くの卑劣な嫌がらせや卑怯な脅迫を受けてきました。そんな被害者女性の生い立ちや経歴に関しては一般人であることから、あまりその詳細などは掴むことはできませんでしたが、被害者女性の周りの友人や家族からの話で伺える彼女の事についてお話ししていきます。

被害者である彼女が実際に嫌がらせや脅迫などの悪質なストーカーを受けている最中にも、自分の事の様に親身になって相談に乗ってくれる友人がいました。また娘である彼女の事を心配して何度も一緒に警察に相談に行ってくれたご両親がいる事から見ても、彼女自身は多くの良き友達や優しい家族に恵まれた、普通の女性であった事が伺えるのです。

桶川ストーカー事件の犯人とは?

被害者である彼女の身の回りの家族や友人関係を見ても彼女自身には、何ら問題のない性格や人柄だった事が伺えたのですが、当然今回の事件の首謀者や犯行に及んだ犯人たちは普通の人ではなく、歪んだ人格ねじ曲がった性格である事は言わずもがななのです。おさらいすると今回の事件を引き起こしたの犯人は5人の男性によるものです。

今度はそんな犯人5人はどういった人物でどういった経歴や生い立ちがあるのか詳しくご紹介していきます。犯罪者の経歴や生い立ちなどは、勿論普通の人の様な過去を送ってきた者も少なからずいますが、劣悪な家庭環境であったり他の人たちとは違い暗い過去を送ってきた者も少なくないのです。今回の事件の犯人たちはどっちなのでしょうか?

桶川ストーカー事件の犯人①小松和人

犯行首謀者でもある彼の生い立ちや経歴についてはあまり詳しくは公開されていませんでしたが、彼が交際中に被害者女性に親に捨てられた。という発言から考えると、寂しさや孤独感を強く感じていた事が分かり、それが原因でサイコパスであった可能性が高いです。

父親はどのようにして蒸発してしまったのか分かりませんが、父親の教育がなく母親からもまともに愛されなかったゆえに、彼は愛というものがどんなものであるか分からないまま、ただ貪欲に脅迫や強引にその繋がりを切らない様に交際を続けてきたのでしょう。その証拠に被害者女性の前にも過去に交際した女性に対してストーカー歴があったのです。

NEXT 桶川ストーカー事件の犯人②小松武史