「そういうとこだぞ」は卑劣な言葉という批判も?
ネガティブな意味せよポジティブな意味にせよ、軽い気持ちで使われる機会の多いこの言葉。使用者の間でもどこか軽々しく使っても大丈夫なイメージを持っている人は多いかもしれませんが、卑劣な言葉という批判もあるようです。
ある投稿が話題に
卑劣な言葉という意見が出たのは、はてな匿名ダイアリーに投稿されたエントリーによるものでした。その内容は、この言葉が「具体的根拠もない状態で、わかっていて当然」という雰囲気を出し、「周囲に同調圧力を生むことができる言葉」との主張だったのです。
世間の声も共感
とある投稿で卑劣な言葉だと主張された内容でしたが、この主張に共感を示す声も多数ありました。もちろん、この言葉をつかえるにふさわしいシーンや有効な状況はあるでしょう。しかし、この言葉を使うと使われた相手は発言の余地がありません。
「言い訳をしてはいけない」「やっというアピールがうざいと」言われているのと同じと共感を示す人も多く現れるようになりました。
「そういうとこだぞ」は時代に合わないフレーズ?
とある投稿により、一気にこの言葉への注目度が高まったことで、もちろん使用が仕方ない状況もあることはわかっているが、一方で時代に合わないフレーズとも考えられるようになっていきます。
同調圧力を生む
共感の中身には投稿されたエントリーと同様の意見を示す人は数多くいました。この言葉は気軽に使える一方で、対象となるモノを一方的に批判しそれを屈っさせた状態にできる言葉だと感じる人は多いようです。
相手の意見を根底から否定するこの言葉は、いじめなどにも通ずるということでしょう。何の根拠も示すことなく、たった一言でわかっているよな?と相手を脅すような言葉、そして周囲もそれに同調をせざるを得ない空気を作ってしまうフレーズになってしまうのです。
パワハラと言われる可能性も
多数の共感を示す声の中には、もし会社などで上司などの立場の人が広く使うようになってしまうと、ただのパワハラや、ただ自信を失わせる生産性のない言葉となると意見も集まりました。
また、昔の家庭環境でよくある父親が家庭を支配しているような上下関係をにおわせることも挙げられています。父親が嫁や子供に言うニュアンスと同様だと感じられるのです。パワハラにしても家庭環境にしても、現代の時流にはそぐわない言葉といえるでしょう。
ネットで使われるその他ユニークな言葉たち
今回の言葉は、もちろん軽々しく使っていいかどうかは問題となりますが、しかしネットでも使用頻度は多く、ユニークなネタとしても馴染みある言葉になっています。しかし、そんな馴染みある言葉は他にもたくさん存在します。
すこ
この言葉は好きという意味で使用される言葉です。始まりは、ニコニコ動画のコメント欄でタイプミスにより「ここすき」と「ここすこ」と入力したことから生まれたようです。それ以降、広くネットの中で使われるようになり、色々なシーンで登場します。