2018年にこの言葉でネット掲示板ではスレッドが立っていた過去もあるようですが、特に注目されることもなく、また先ほども言った通り2009年時点ですでに使われていた言葉からも察するに、元ネタと確固たるものがないと考えられるようです。
キム兄の「そういうとこやぞ、キクチ」説が有力
一方で、有力といわれる説もあります。それが大人気番組「人志松本のすべらない話」です。番組内で、エピソードを話したのがキム兄で、その話題の中で使われた言葉が有力なのではと考えられています。
話の内容は、キム兄が車を購入したときの話です。担当となった車屋の定員キクチさんは、どうやら少々おっちょこちょいのようで、購入時に何度も間違いをしてしまっていたようです。しかし、それを何とか許すキム兄。そしてついに納車の時が来ます。
キクチさんは購入の感謝の気持ちとこれまでのお詫びの気持ちを込めて、キム兄に納車時にワインを持ってきたのだとか。これから運転するのにです。
そこでツッコんだのがキム兄でした。これから運転というタイミングでなぜ酒を持ってくるのかと。そこで出たのが「そういうとこやぞ、キクチ」だったそうです。もちろん他にも説はあるようですが、衝撃的なオチと面白さから有力と判断されているようです。
「そういうとこだぞ」の使い方①ネガティブなツッコミ
具体的なツッコみとして参考例を紹介していきましょう。あくまでも意味合いとしてはネガティブな意味になってきますが、とても汎用性の高い言葉ということが分かってくると思いますので、紹介します。
ダイエット中の人に「そういうとこだぞ」
先述もしましたが、ダイエット中の人を捕まえて放つツッコミ例です。最近体重が減らなくてさとダイエットについて、不調を唱える友人。しかしその友人の手にはあってはならないアイスが存在します。
いくら暑いからと言って、ダイエットを目指している人がアイスを片手に持っていてはそれは痩せはずはないでしょう。そんな時にあきれ顔で使用するのがこの言葉です。
無自覚な失礼発言に「そういうとこだぞ」
無自覚な出来事であれば、よくあるのが目上の人や初対面な人に向かっていう失礼発言。本人は気づいていないようでも、受け取り手によってはとても失礼な発言で気分を害してしまうことは十分あり得ます。
そんな失礼発言を行う人物に対しての鋭いツッコミになります。例えば過去に合った例が、関ジャニの小林幸子さんへの発言に対するツッコミです。小林幸子さんネットではすごいですよねと放った言葉が話題を呼びました。
聴く人のことを考えるのであれば、正しくはネットで「も」のはずです。そんな関ジャニの発言に対して、それは失言ですよという意味を込めてのツッコミが殺到しました。