明治後期から大正のころは戦争の時代でした。朝鮮支配をめぐる日露戦争が終わり日本が朝鮮を領有します。朝鮮人と言われる物部天獄が最後に書き残したように、日本が滅ぶよう呪いをかければ他国にメリットがあると思ったのでしょう。自殺後には、日中戦争や太平洋戦争などで日本がダメージを受けたのですから呪いの通りになったのではないでしょうか。
Contents
当時の日本と朝鮮の関係
この頃は戦争の時代で、他国との争いが絶えませんでした。そんな中、物部天獄の故郷の朝鮮と日本の関係は良いものではありませんでした。現在でもニュースに出てくる韓国(朝鮮)と日本の問題は根深くあります。
大正時代の日本と朝鮮
大正時代の日本と朝鮮は、先にも説明しましたが、日露戦争が終わり、日本が朝鮮を支配することになった韓国併合により争うことはないはずだったのですが、日本は侵略したとか植民地だとか思う朝鮮人もいたようです。日本と朝鮮は戦争をしたわけではないので合意の上、朝鮮を支配したと日本は語っています。
物部天獄という名はどこから?
どこから付けられた名前のでしょうか。名前の由来は、話の中に岩手県の寺が出てくるので岩手県と繋がりがあるのではないかと思い調べてみました。
すると、岩手の盛岡冷麺は在日朝鮮人が盛岡で朝鮮半島名物の冷麺を店に出したことがルーツで始まったとされています。その昔から岩手には朝鮮人が住んでいたことが分かります。
岩手県にある地名
なんと岩手県に”天獄”と付く住所があるのです。読み方は”てんごく”ではなく”あまたけ”と読みますが、もしかすると名前の由来なのかもしれません。でも、当時、朝鮮人が住んでいたであろう盛岡とは少し離れています。
物部天獄が作ったこけしが出回っている!?
オークションで有名なヤフオクに以前、明治時代の蔵に保存されていた物部天獄と書かれたこけしが出されました。現在ヤフオクで”鬼こけし”で検索してみると可愛らしい丸い角が生えたものがヒットします。これではありません。
物部天獄が作ったとされる鬼こけし
ヤフオクに出された、にこやかに笑った顔の通常のこけしは、茶色に色あせていて古びた雰囲気で、角が2本頭にくっつけたようなデザインでした。こけしには、物部天獄と書かれていましたが、書き方が現代風だったことや、出品者の他の出品物を確認した結果、このこけしは物部天獄ともリョウメンスクナとも関係ないだろうと言われています。
物部天獄のカルト教団は今どこに!?
日本のカルト教団と聞いて思いつくのは、日本中を巻き込んだ地下鉄サリン事件を起こしたオウム真理教ではないでしょうか。他にもたくさんの教団がありますが、その中に今回のカルト教団が該当するのでしょうか。
カルト教団の正式名は不明…
話の中で、教団の名前は出てきません。間違った教えを信仰させて悪の道へ送る教団だと言っています。ミイラを作り呪いをかけるなんてその通り邪教です。もしその教団の正式名を発表したら大騒ぎになることでしょう。
ただ、ネット上ではこのカルト教団のことを「天魁教」と表記する人がいます。これが正式名なのかは分かりませんが、大正時代に弾圧されたとされる天魁教というものがあるようです。
解散?それとも活動中?
驚くことに現在も活動している教団のようです。教祖は自殺し後継ぎがいるかは分かりませんが、物部天獄とは全く関係のない人で活動しているようです。大正時代から残っているとなると、とても長い歴史のある教団だということが分かります。
世界中で活動している新興宗教団体でもやばい噂が絶えません。エホバの証人でのやばいと噂の習慣などに興味のある方は、こちらの記事もご覧下さい。
物部天獄のイメージ
むかしの話ではありますが、店頭で奇形児を売っていたことにびっくりしますが、それを数人買ったというのを聞いただけでも残酷だと思うのに、さらには共食いさせて一番強い人間をミイラにし呪仏とするなんて考えられません。
写真など顔を特定する資料は一切ないせいなのか、その名には悪役のイメージが強くあるようです。
ゲームの悪役キャラクター
調べて見ると、ゲームの黒幕に登場させるため物部天獄をイメージしたイラストを募集する人や、自作ゲームのキャラクターに邪教の中の邪教の教祖として、その名で登場させている人もいます。
アニメ「呪術回線」での、物部天獄と関連のある両面宿儺は悪者として描かれていました。
他にもいる!カルト教団と言われた宗教の教祖たち
奇形人間を買ったことも共食いさせたこともミイラを作ったことも日本を呪ったことも、全てがカルト教団と呼ばれる一因ですが、他のカルト教団にも世間を騒がせた教祖たちがいます。
ここでは、日本を騒がせた有名な人達を少しだけご紹介します。それぞれ色は違えどカルト教団と言われるその背景を読み取っていただけるものと思います。
オウム真理教の教祖・麻原彰晃
オウム真理教の始まりはヨガサークルでしたが、なぜか麻原は選挙に出馬しました。落選し、次に日本中を騒がせた地下鉄サリン事件を行い、日本を自分のものにする麻原の”オウム国家”を実現しようとしました。
ライフスペースの主宰者・高橋弘二
ライフスペースの始まりは、自己啓発セミナーでしたが、なぜか高橋弘二は自分はサイババに指名されたと、病気の人の頭を叩くと治ると言い出しました。有名な事件はミイラ事件で、治療すれば治るはずだった患者をホテルに置き死なせ、まだ生きていると言いました。
パナウェーブ研究所の代表・千乃裕子
パナウェーブ研究所は宗教と科学は一緒だとして代表の千野裕子が作った千乃正法会の一部門でした。スカラー電磁波が人に被害をもたらすと言って真っ白の服を着て電磁波の被害に合わないようにしていたそうです。
実在していていた!?物部天獄とは一体何者?
残酷なことをするカルト教団の教祖であり、日本を呪うため自ら首を切り自殺し、関東大震災やその他の災害をもたらしたとされる物部天獄のことを紹介しました。リョウメンスクナの話しそのものを偽りのことだと言う人もいますので、その場合は物部天獄も偽りの人物となりますが、あまりに残酷なことすぎて実在したのではないかと言う人も少なからずいます。
物部天獄の情報が少なく、噂話や推測したことが多いのですが、それだけ想像力を掻き立てられる人物だったということが分かります。いまを生きていなくて良かったと、誰もが胸をなで下ろすことでしょう。