すると突如宇宙人が「シューッ」という威嚇でもするような奇妙な音を発しました。同時にあたりになにやらガスのようなものが溢れだしたそうです。そのガスは金属が焼けた時のような強烈な臭いがしたそうです。
ガスをまき散らしながらスーッと空中を滑るように向かってくる宇宙人に、一同は正気を取り戻し一目散にその場を逃げ出したそうです。幸いこのときに逃げ遅れた人等はおらず全員無事丘から逃げ延びることが出来たそうです。
フラットウッズモンスター事件の概要④現場に残されていたもの
窮地に一生を得た住人達はその後すぐに先ほど起きた信じられない出来事を確かめようと人を集め再度丘に乗り込みます。そんな住人達を待ち受けていたものは何だったのでしょうか。まだまだ驚き続く展開をご紹介していきます。
郡保安官とともに現場を確認
宇宙人から死に物狂いで逃げた一同が向かったのは同行していたメイ一家の家でした。そこで電話を借り保安官のロバート・カー。そして地元新聞の記者リー・スチュワートの2人に助けを求めます。
跡形もなくなっていた
ロバートら3人が現場へと到着すると驚きの光景が広がっていました。なんと、彼らが見たという宇宙人はおろか墜落したと思われる物体ですら残っていなかったといいます。しかし、この時同行した記者、リーは胸が悪くなるかと思うような悪臭がしたと証言していました。
フラットウッズモンスターの正体①ロボット説
以上が3メートルの宇宙人をめぐるフラットウッズモンスター事件の詳細です。この事件は専門家や記者の間で宇宙人の仕業を信じる説やヒステリー・見間違い説等数多く語られております。ここでは依然としてハッキリと正体が掴めていないフラットウッズモンスター事件の宇宙人の正体だと考えられている説をご紹介していきます。
円筒状のロボット
1995年、宇宙人の目撃者のうちの1人、フレッドが当時の記憶を事細かに書き出したメモを公開しました。そして、それを元に改めてイラストレーターがその姿を描き起こしました。その姿は最初に公開されたイラストとは似ていつつも大きく異なっておりました。
緑色のローブを着ていたという胴体部分は円筒のようになっており、鈎爪ような細長い腕は腕ではなくアンテナのような細い金属が飛び出しているように描かれていました。生き物のように描かれていた以前とは打って変わって機械的な見た目となっております。
ロボット型エイリアンは多数目撃されている
1965年、フロリダ州でロボットのような宇宙人の目撃情報がありました。こちらは光で目撃者を威嚇し逃げたそうです。ガスと光の違いこそありますが威嚇し、人を遠ざけているという類似点も注目されております。
このときアメリカでは宇宙から飛来したと思われるロボットのようなものが多数目撃されており、このイラストを見た人達がフラットウッズモンスターもそれらと同じものではないかというのがこの説です。
警備用として配置?
この辺の年代でアメリカでは急激にUFOの目撃証言が急増しています。宇宙人が地球に目をつけ積極的に地球を捜査し始めたころなのではないかという見方も出来、どんな生物がいるかもわからない土地の調査をいきなり生身で行うことを躊躇った宇宙人たちが派遣したのではないかと思われています。
ロボットであれば、もし出会った生物がいきなり攻撃してきても平気だし安全に調査が出来ると考えたのであれば非常に合理的です。また、どちらも威嚇のみで撤退していることから侵略というより調査のような雰囲気であるためこの説が考えられています。
翌日爬虫類型宇宙人が目撃された
なんとフラットウッズモンスター事件はこれだけで終わらず、その翌日。フラットウッズから20キロほどにある別の町で再度宇宙人の目撃証言がありました。その宇宙人は上半身はトカゲのようだったそうですが、下半身は最初に目撃された宇宙人と同じ様な緑の円筒形だったそうです。
このことから、フラットウッズで目撃されたものはロボットではなくスーツのようなものなのではないかという説もあります。どちらにしても、生身で調査することを躊躇った宇宙人達が取った安全対策のように思えます。
フラットウッズモンスターの正体②メンフクロウ説
前に紹介させていただいたものは全面的に宇宙人が存在していることを信じていると前提した説ですが当然宇宙人を信じていない説も存在します。見間違いやパニックといった見解を主とした、宇宙人を否定した説をここではご紹介していきます。