紫陽花の花言葉は怖い?その理由や色によって変わる花言葉一覧まとめ

英名はHydrangea(ハイドランジア)、ラテン語では「水の器」という意味です。梅雨の時期に咲く花でもあり、それだけ水が大好きな花となります。

和名も青色が集まる、つまり水が集まるという意味でつけられたとのことです。

紫陽花には毒がある

とても美しい花ですが、そんな花にも実は毒があります。葉っぱやつぼみ、根の部分にアルカロイドや青酸配糖体という毒となる成分が含まれています。

触っても問題はないですか、誤って口に入れると痙攣や嘔吐、呼吸障害などの症状を起こしてしまう可能性があります。あじさいは絶対に口に入れないように注意しましょう。

紫陽花は土の状態で色が変わる

あじさいは土の状態でガクや花の色が変わってきます。具体的には酸性の土だと青色っぽく、反対にアルカリ性の土だと赤色っぽくなると言われています。

咲いている花の色を見れば、だいたいそこの土壌が酸性かアルカリ性かわかりますね。

日本の紫陽花は青や紫

日本の土はある一部の地域を除いて酸性側になる傾向があります。理由は比較的雨が多く、雨に含まれた二酸化炭素によって土壌が酸性になり、かつ雨が多いため土壌のアルカリ成分が流されるためです。

そのような土壌で育ったあじさいは青色や紫色など青っぽい色になります。ただし品種によっては色が変わらないものもあります。

ヨーロッパの紫陽花は赤色系

日本の土壌は酸性よりですが、ヨーロッパの土壌は逆にアルカリ性となります。ヨーロッパは日本と比べて雨の量も少なく、土壌が酸性にはなりにくいためです。そんな土壌で育つあじさいは赤色に近い色となります。

紫陽花の種類一覧

あじさいは品種改良が盛んに行われていて、品種は驚く程の数があります。これは園芸用として見た目など綺麗に良くするためです。

ここからはそんな数あるあじさいの品種の中から代表的なものを5つ紹介していきたいと思います。皆さんの知っている品種があるかもしれません!

紫陽花の種類①ヤマアジサイ

主に福島県から四国、九州にかけて見られる品種です。湿度の高いところや沢沿いによく見られ、別名のサワアジサイという名前はここからきています。

ガクアジサイと同じように花の咲き方はガク咲きとなり、ガクの色は白色や少し青みを帯びた白色、少しそり返るのが特徴です。稀にですが紅色のヤマアジサイも見られます。

紫陽花の種類②アメリカノリノキ

ヤマアジサイとは違い北アメリカが原産のアジサイの種類となります。有名なのはアメリカノリノキの品種の一つであるアナベルです。

この品種は花が集まって丸くなり、直径は大きいもので30cmにもなります。花の色は白色が一般的ですが、ピンク色のアナベルもあるようです。

紫陽花の種類③ノリウツギ

北海道から九州まで幅広く生育している品種です。私たちがよく見るあじさいは花が丸く球状になっていますが、このノリウツギは花が円錐状の形になるのが特徴です。白色の花が咲き、花が枯れると茶色くなりそのまま来年まで残ります。

紫陽花の種類④カシワバアジサイ

この品種は北アメリカに分布する北アメリカ原産のものとなります。名前の由来は葉っぱが柏に似た形のためそう呼ばれています。

ノリウツギと同じように花が円錐状になっているのが特徴的で普通のあじさいと比べて少し遅い夏の時期に開花します。花の少ない夏の時期に開花することから目立つ花でもあります。

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