引用:魔法少女まどか☆マギカ 第3話
迷いの消えたマミは華麗な戦闘でcharlotteを圧倒し、最後は必殺技ティロ・フィナーレでとどめを刺します。しかし次の瞬間、倒したはずのcharlotteが脱皮し第二形態に変身。一瞬の隙を突かれ、マミは頭を食いちぎられて命を落としました。
マミるシーンは劇場版にも登場
「マミる」シーンは劇場版まどか☆マギカの中にも存在します。この劇場版2作はテレビアニメを再編集したものであり、「マミる」シーンは前編の中に存在します。劇場版では頭を潰される音が追加されており、テレビアニメ版を知らない子供などは衝撃を受けました。
マミるシーンはマンガ版でも健在
劇場版と同様に、テレビアニメをベースにした漫画版まどか☆マギカの中にも「マミる」シーンは描かれています。こちらでは首のなくなった死体が描かれていたりと、より表現が直接的になっています。
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「マミる」は物語のターニングポイント
巴マミの死はまどかとさやかに深い心の傷を残しただけでなく、物語の雰囲気を一気にダークで重いものへと変化させました。そのベールを脱いだ第3話以降、登場人物たちに待ち受ける運命もより過酷なものとなり、巴マミに続く退場者も現れます。「マミる」が物語の方向性を決定づけたといっても良いでしょう。
マミの死の後、さやかは安易な願いで魔法少女となってしまい、Charlotteとの戦いの前にマミがほむらを拘束していたことからさやかとほむらの間に誤解が発生。そして彼女の後任として新たな魔法少女佐倉杏子が登場したりなど、マミの死は物語の至る所で影響を与えています。
マミるシーンに対する視聴者の反応は?
マミが「マミった」当時リアルタイムでアニメを観ていた人や、劇場版などで新たに「マミる」を知った人の感想がネット上にはたくさん存在しています。マミるシーンに対する日本、海外それぞれの反応をいくつか紹介します。
マミるシーンへの日本の反応
とにかく今回は「衝撃」の一言でした…。虚淵さん脚本と聞いた時点で主要キャラが死にまくってもおかしくないと思っていましたが、まさかマミが3話で無残に死ぬとは思っていませんでした…。この辺はまどかの願い次第で変わるかもしれませんが、思っていた以上に「死」が早かったです…。マミは捨てキャラだったのか…。
引用:コツコツ一直線
あーあ、マミさん、死んじゃった。一話目からね、ほんわかしたキャラ絵のアニメだけど、どこか危うさは感じてたんですよね。当たったか・・・この鬱展開。
引用:けんちーのアニメ中心生活ブログ改
やはり「マミる」シーンは、多くの視聴者にとってトラウマとなっているようです。一方で後述の海外の反応と比べると「マミる」以前から暗い展開になるのでは?と予想していた人も多くいました。
マミるシーンへの海外の反応
●ブリティッシュコロンビア州、カナダ:男性
何て…アメージングな展開なんだ。
彼女がこんなに早く死んでしまうなんて驚きだし、このアニメで起こるんじゃないかと思っていた事をいくつか変更する必要がありそうだ。引用:すらるど – 海外の反応
●スウェーデン:男性
俺は来週奇跡が起こるって信じている。
彼女はあまりにあっさり死にすぎだ。引用:Naverまとめ
海外においても「マミる」シーンにショックを受けた人、茫然となった人が多いようです。海外らしく、「Oh my god」と叫ぶ人や、今後の展開にまだ希望があるはずだと信じている人もいました。日本と比較するとかなり深い考察を交えながら語る人が多いようです。
巴マミのもう一つのネタ「みんな死ぬしかないじゃない」
巴マミのセリフに由来するもう1つのネット用語があります。それは「みんな死ぬしかないじゃない」。暁美ほむらがタイムリープしていた時間軸の中で、魔女の正体が魔法少女の成れの果てであることを知ってしまい、自暴自棄に陥ったマミのセリフです。
ネタとして使われるセリフですが、魔女の正体を知るきっかけが後輩であるさやかの魔女化であるということ、チームとして戦っていた魔法少女たちの仲が劣悪であったことなど、その背景には耐えきれないほどのマミの心労が隠れています。
巴マミは本当は最強キャラ?
3話という早さで退場したことや、「みんな死ぬしかないじゃない」のネタから豆腐メンタル、あまり強くないとのイメージを持たれてしまいそうな巴マミですが、彼女は本編の開始前から何年も魔法少女として戦ってきたベテランであり、本当は作中の魔法少女の中では最強なのではといわれています。
上述の「みんな死ぬしかないじゃない」では、巴マミは錯乱状態に陥ったとも考えられていますが、そのシーンをよく見るとチームの中でマミと並ぶベテランの杏子を不意打ちで真っ先に殺害し、時間停止能力を持つほむらを拘束して無力化するという、錯乱どころか非常に高い判断力を持っていることが伺えます。
彼女の本当の強さが見れるのは劇場版3作目、[新編]叛逆の物語でのほむらとの戦いのシーンでのこと。激しい銃撃戦や分身を使って裏をかいたりなど、テレビアニメでの退場が嘘のように活躍する劇中屈指の見どころです。
「第3話」はアニメのターニングポイント?
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「マミる」シーンはアニメ第3話にありましたが、他のアニメでも「第3話」に物語が大きく動き出すという展開が存在します。第3話というのは話の方向性を視聴者に伝えるのに最も適した話数とも言われており、第3話に印象的な展開を持ってくる作品が多いようです。
マミる同様に第3話が衝撃の展開な作品一覧
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「マミる」同様に第3話で衝撃的な展開を見せたアニメをいくつか紹介します。「マミる」同様に主要キャラクターの死が発生した作品や、物語のカギとなる要素が登場したりなど第3話で起こることはさまざまです。
艦隊これくしょん -艦これ-
同名のゲームを原作としたアニメですが、原作ゲーム内の要素である「轟沈」が第3話にて描写され、駆逐艦如月が轟沈してしまいます。しかし、展開が唐突すぎた上に以降の物語の中でも浮いてしまったエピソードとなったため、ファンからの評判は良くありませんでした。
機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ (第1期)
主人公らが自らを虐げる大人に反旗を翻し、大人達を射殺。その後、敵勢力の良識ある軍人が決闘に敗れ瀕死になった際、決闘に勝った主人公、三日月・オーガスは何のためらいもなくその軍人を射殺してしまいます。しかも確実に殺すために3連射するという無慈悲さが話題となりました。
機動戦艦ナデシコ
早すぎる「さよなら」! #at_x pic.twitter.com/SVLfom2B3V
— mg1 (@mg1live) January 18, 2019
第3話のサブタイトルは「早すぎる『さよなら』!」。その文字通り、メインキャラクターだと思われていた人物が呆気なく死亡してしまいます。まどマギよりはるかに昔のアニメで起こった第3話の悲劇です。
仮面ライダー剣
こちらはアニメではなく特撮番組。通称「ドンドコ山の戦い」と呼ばれる、雪山での戦闘があります。一応物語上でも重要な話の1つではありますが、物語の展開よりも登場人物のセリフに注目が集まっており、他の「第3話」とは性質が異なります。
マミるは衝撃的な死に使われるネットスラング
「マミる」は魔法少女まどか☆マギカの登場キャラクター、巴マミの死に様から由来した、衝撃的な死に使われるネット用語でした。基本的な使用場面は主にゲーム、アニメ内や、社会的に死んだ時です。しかしアニメファンの中にはこのネタを嫌う人も多いので、使う場所に気を付けて使いましょう。