一匹だけではなく、多頭飼育や繁殖させたいと思っている方は、ペア販売がおすすめです。名の通りメスとオスがセットで販売されていますので、繁殖を狙う際などは一度ペア販売をお探しになってはいかがでしょうか。
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アカメカブトトカゲの繁殖
先ほどにも書いた通りペア販売で購入し、繁殖する方もいます。自宅でできるのか?などと気難しくも感じてしまいますが、実際は簡単で気づいたら卵を産んでいたというケースが多いそうです。また産んでからどれくらいで孵化するのかをこちらでご説明します。
2~3年で成長
成長は2~3年で立派な大人になり、繁殖可能になります。また先ほど紹介した注意点を踏まえて大事に育てていきましょう。卵から育て何度も繁殖を繰り返す。なんていうトカゲマスターもいます。
卵は60日前後で孵化
卵は1個から3個ほど産み、60日前後で孵化します。他のトカゲと比べると少し長めです。繁殖に成功し、卵をみつけたら別のゲージに移し替えましょう。その際、どこかに移動せずに親と同じ温度や湿度を維持しましょう。なお無精卵も存在しますので、卵全部が孵化するわけではないのです。
アカメカブトトカゲの赤ちゃん
赤ちゃんは、あの特徴的な目の周りの赤みはまだないのです。さらには頭も黒くなくオレンジっぽいのです。これらは成長とともに目の周りは赤くなり、頭は黒くなっていくのです。にしても赤ちゃんはとても小さくて可愛らしいですね。
性別の見分け方
赤ちゃんができても、性別の区別がつかなければ名づけもつけれません。また把握しておくことにより、次にまた繁殖させるときに役立ちます。マニアやプロしか分からないのでは?思うかもしれませんが、ちゃんと素人でも分かりますので、見分け方をご説明します。
スキンクには珍しく簡単
トカゲはもともと、性別の判断がしにくいと言われておりますがアカメカブトトカゲは珍しく簡単に見分ける事ができます。ですから私たち素人でも判断できるので、わざわざペットショップへ行って聞くなどの不安もなく飼うことができます。
後肢の裏で見分ける
前足ではなく後ろ足で見分ける事が可能です。後ろ足の裏をよく見てください。オスは中指と薬指に白のような大きいウロコの列があります。メスには指の間になにもありません。なので後ろ足の裏に何もなく普通でしたらメスということになります。
アカメカブトトカゲの寿命
一体寿命はどれくらいあるのか?これらも飼う上で把握しておきたいですよね。しっかりとした環境にいる場合の寿命だったり、長生きさせられるのかを詳しくご紹介してきますのでどうぞご覧ください。
アカメカブトトカゲの寿命は5~10年
寿命は5年か10年程です。こんなにも幅が大きいのは、やはり環境です。まだ飼育方法がしっかりと確立されておらず、その上みんな手探りで飼育してしまいすぐに死なせてしまうケースも多少あるからなのです。やはり命は大事にし、しっかりと知恵を持ってから飼育するようにしましょう。
アカメカブトトカゲ長生きさせる方法
我が家に迎え入れたのなら、誰もが長生きさせたいと思っているでしょう。なので長生きさせる方法を詳しくご説明してきますので、こちらを参考にして頂きご自身の力で少しでも長生きさせましょう。
湿度温度管理
一つ目は湿度温度管理をしっかりとしましょう。もともと熱帯で高温多湿な育ちですから湿度は60~80%、温度は25度前後に保つことが大切です。しっかり湿度温度調整には気を付けましょう。
ストレスを与えない
二つ目はストレスを与えない事です。とても臆病な性格をしていますので、何かあるとすぐフリーズし固まってしまいます。最初の内はなるべく放置して、むやみに触ったり環境を変えたりぜず、ストレスを与えない事が大切です。
レイアウトをいじらない
新しい環境に慣れるまで、エサを食べなくなる例もあがっています。飼い始めて楽しいからといって、レイアウトを頻繁に変えているとそれが原因でもっとストレスになって死んでしまうこともあるのです。
昔はあまり飼育情報が少なく、すぐに死んでしまうトカゲと言われていましたが、今は情報もありそこまで難しくはありませんが過度なストレスはどんな生き物でも寿命を縮めてしまいますので気をつけていきましょう。
アカメカブトトカゲと脱皮
この子達もちゃんと脱皮して成長していくのです。これは他の爬虫類と共通しています。始めて飼う方からすると、脱皮したらどうすればいいのか分からない方もいると思います。なのでこちらでは脱皮の事を詳しくご説明してきます。
脱皮するアカメカブトトカゲ
アカメカブトトカゲも爬虫類です。脱皮するので飼う方は頭に入れときましょう。また体長が大きくなりウロコも一緒に成長するのです。その際には体を土や流木などに擦り付けて自分で引っ張って皮を剥ぐのです。
脱皮したての皮膚は薄いグレーブラウン
カッコ良いダークなブラックのような色合いをしていますが、脱皮したてはツルツルしており、色もグレーブラウンのようにブラックよりも随分と薄くなるのです。これでも色合いが良いと評判です。
アカメカブトトカゲは皮を食べない
なんと脱皮した皮は食べてくれません。自分で剥ぐとそこら辺に放置してあるのでそのまま放っておくとゲージなどが汚れてしまいます。なので脱皮しているのを見かけたら綺麗に掃除してあげましょう。
脱皮の皮が完全にとれないときの対処法
また脱皮した際ちゃんと剥がれているか確認してください。完全に皮がとれていなかった場合は手伝ってあげましょう。その時は30~35度のお湯につけて残っていないか確認し、残っていれば取ってあげましょう。
アカメカブトトカゲの臭い問題
アカメカブトトカゲを飼っているとニオイが臭いという意見もでています。生き物を飼うとなれば臭いはつきものですが、このニオイ体臭からくるのではなく、高温多湿でカビが生えやすいという環境からくるものなのです。
アカメカブトトカゲ臭いの原因
まずはどんな生き物でも糞や尿という臭い原因になるものがでてきます。ペットなど飼うと当然トイレをしますよね。なのでまずは臭いの原因となる糞や尿を取り除くことにより臭いが軽減されるでしょう。
高温多湿のアクアテラリウム
飼う上で必要なのは高温多湿の環境です。この環境下のアクアテラリウムではカビが生えやすく臭いが発生することもありえるのです。なのでカビをなくしていき、臭いの悩みをなくしていきましょう。
カビ対策は必要
臭いの原因にもなるのでカビ対策が必須となってきます。風通しと床材の調節をしっかりとし、ゲージ等をこまめな掃除で対策をしていきましょう。ですが、臭いからといってあまり掃除をしすぎるとかえってストレスになります。なので見た目よりも掃除のしやすさでゲージなどを揃えると良いのかもしれませんね。
アカメカブトトカゲの仲間たち
なんとこの子たちの仲間がいたのです。〇〇カブトトカゲという種類が存在しており、その生き物たちにも魅力がいっぱいあり、それぞれ見た目や基本情報などをご紹介していきますのでご覧ください。
モトイカブトトカゲ
こちらは「モトイ」カブトトカゲといいます。ニューギニア島に分布しており、赤ちゃんのときはアカメカブトトカゲと見分けがつきにくく、とても似ていると言われていてさらに生態などもほぼ同様なのです。また違いはウロコの向きで見分ける事ができ、全長は20cmほどあり成長しても目は赤くならず飼育はしやすいとされています。
シュミットカブトトカゲ
こちらは「シュミット」カブトトカゲといいます。ソロモン諸島などに分布しており、全長7センチといった小さいトカゲです。 頭は角張っており、背中にはアカメカブトトカゲより大きいウロコがあるのが特徴です。また蜘蛛などの小動物を食しています。
注文時は名前に注意!
注文時には気を付けなければならないことがあります。販売時などに今回紹介したモトイカブトトカゲなどが、まとめて「ニューギニアカブトトカゲ」と名前がついていたり紹介されていたりと、このように出回っていることがあります。なのでアカメカブトトカゲが飼ったつもりがモトイカブトトカゲだったという間違いが起きないように気を付けてください。
アカメカブトトカゲがいるカフェをご紹介!
皆さんは、爬虫類カフェがあるのはご存知ですか?飼ってみたいけどなかなか決められない方や迷っている方などにピッタリな所があるのです。アカメカブトトカゲと触れ合ったり、飼育に関するご相談までしてくれる爬虫類カフェをご紹介していきます。
はちゅカフェ
こちらは東京吉祥寺にあるカフェで爬虫類と触れ合えたりできます。またペットとして爬虫類を飼っている方は、ペットと一緒に来店することができるのでおすすめです。もちろんアカメカブトトカゲもいますので是非一度行ってみてはいかがでしょうか。また実際に行った方のtwitterのつぶやきも掲載しておくので参考にどうぞ。
- 営業時間 12:00~20:00
- 定休日 水曜日
- 東京都武蔵野市吉祥寺本町4-6-3
爬虫類カフェ&バー ARRIVE
関西エリア兵庫県にあるこちらのカフェは、触れ合えるのはもちろん、飼育に関するご相談までしているのでこれから飼う方にもおすすめな所です。アットホームな雰囲気で爬虫類たちが出迎えてくれるそうです。こちらにもアカメカブトトカゲがいますので是非行ってみて下さい。また実際に行った方のtwitterのつぶやきも掲載しておくので参考にどうぞ。
- 営業時間 15:00〜22:00
- 定休日 火曜日、水曜日
- 兵庫県神戸市東灘区森南町1-6-16
爬虫類カフェ ROCK STAR
こちらは大阪の難波にある爬虫類カフェです。鑑賞もでき尚且つ触れ合い放題なのです。またこちらでも飼育方法や気をつけるポイントのご説明も受けれますので一度行かれてみるのもありです。もちろんアカメカブトトカゲもいますので迷っている方は是非会いに行ってみてください。
- 営業時間 11:00~22:00
- 年中無休
- 大阪市浪速区難波中2-7-7
ちっちゃなアカメカブトトカゲは浪漫の塊!
このドラゴンのような見た目で尺を大きくすると完全にドラゴンや怪獣という想像は浪漫でいっぱいです。このゴツゴツとしたウロコ、オレンジを纏っている瞳などのカッコよさで一目ぼれをする人も多いアカメカブトトカゲで家にいるだけで自慢もできてしまう。そんなカッコ良い小さな恐竜をいつか我が家に出迎えてみてはいかがでしょうか?