アシダカグモはなつく?見た目は怖いが全国的にファンがいる益虫!
私たちが暮らしている中で、怖いルックスをした生き物や虫たちがいます。その中でもアシダカグモ(別名:アシダカ軍曹)が存在しており、お家などで発見してしまったら嫌な思いをしますよね。また田舎などでよく見かける蜘蛛は、大変大きかったりと凄まじいルックスに驚く方は多いと思います。
ですが驚くことに大嫌いなゴキブリを食べてくれることから人との利害関係が一致してきています。またこの気持ち悪い見た目を苦手としない方には人気の益虫となって中にはファンがいることも。またなついたりするのか?という疑問を次の見出しで説明していきます。
アシダカグモは人になつく?同居している人多数!
見た目はホラーだけど、それよりももっと気持ち悪いゴキブリを退治してくれるなんて、ちょっと頼りに思えてきます。何もしないでも勝手にゴキブリがいない家に。なんてこんな素敵な事はありません。なのでペットとして飼えたりできるのか?はたまたなついてくれるのか?これらを詳しくご説明していきます。
アシダカグモは空気を読む夜行性の虫?
彼らは空気を読むと言われており、昼間私たちが休日などで家で休んでいるときには姿を出さないでくれたり、見る度にビックリしていたら姿を見せなくなったりと言われています。またもともとは夜行性なので私たち人間と生活パターンが逆なのでより発見することが少ないのです。
アシダカグモになつくという概念はない
またなつくのか?と疑問が大きくなる一方ですが、残念ながらなつくという概念はなく、ペットで人気の犬や猫のように愛情表現がありません。ですが彼にも性格があり臆病で自分より大きいものには近づかないといった性格になっているのです。
アシダカグモは軍曹とも呼ばれるゴキブリハンター
なぜ別名「アシダカ軍曹」と呼ばれているのか?それはやはり人には無害でゴキブリの天敵でもあって自慢の足の速さで捕まえてくれたり、ゴキブリを殺すという任務が完了するとさよならと言わずに黙って姿を消す事からカッコ良いと言われ「軍曹」と呼ばれているのです。
また害虫のゴキブリだけではなく、イライラする蚊やハエ、さらにはバッタやヤモリまで食べると言われています。またこういった餌があるうちは家に潜んでいるが、獲物がなければ自然にでていってしますのです。
アシダカグモとの同居体験談もある
なんと同居体験談もあるのです。この記事を観覧してからアシダカ軍曹と暮らしたい!と思った方も多くいるのではないでしょうか?また怖いルックスをしているが、名前などをつけると愛着が湧いたという不思議な話もご紹介していきますのでご覧ください。
妻を説得してアシダカグモと同居
こちらのお話は夫はアシダカ軍曹を発見したときはビックリしましたが、悪者ではないと分かった途端、徐々に慣れていき友人のように話しかけたりする程、恐怖感もなく、一緒に生活しておりました。ですがある日妻が初めて蜘蛛を見かけると、当たり前の反応ですが拒絶したり叫んで違う部屋に逃げてしまったのです。
すると夫は妻に「彼」の偉大さについて語ったり、人には害がない事や嫌いなゴキブリを食べてくれる事を教えたのです。妻は半信半疑でしたが、害はないと聞いて妻も徐々に慣れていって生活をし始めたのです。
アシダカグモは砂糖水を飲みに来ることが判明
また虫だけではなく、においもしない砂糖水を自ら飲みにくると判明されているのです。アシダカグモを飼っていた方はある日、獲物も食べれずに弱っている子にスポイトで砂糖水をあげたところ元気になったようです。
それを知った別の飼い主が、小皿に砂糖水を置いておいたらなんと目の前に人間がいるのにも関わらず飲みに来たそうです。また一匹だけじゃなく、別の個体や生まれた赤ちゃん蜘蛛までもが飲みに来たことがあるのです。
アシダカグモに名前をつけると愛着が湧いた
さらには名前をつけている人たちがいるのです。またペットのように名前をつけると不思議と恐怖心もなくなり逆に愛着が湧くといった効果があるのです。気持ち悪いと思っていた生き物が可愛いと感じてしまうので、これから飼ってみたいと思っていた方は名前をつけてあげると、より同居しやすくなるでしょう。
アシダカグモの生態や特徴は?
これから皆さんが気にしているであろうアシダカ軍曹の生態や特徴を詳しくご説明していきます。なんとなく名前だけ聞いた事があったり、詳しい大きさは分からない。という方は多いのではないでしょうか?こちらを見ていただき参考にして下さい。
アシダカグモの雄雌それぞれの大きさ・寿命
まず雄と雌では大きさや特徴が変わっているのです。体長は雌が20~30㎜、雄が10~25㎜となっており雌の方が大きくなっていました。また見分け方が簡単で雌の方が丸くて脚が太くなっており頭胸部の前の縁と目の周りに白い線があり、雄では東京部の後半に黒い斑紋があるのが特徴なのです。
寿命は平均で雄が3~5年で雌は5~7年となっていて雌の方が2年程長生きしている結果となりました。また驚くことに蜘蛛ながら脱皮もするのです。その回数はなんと雄10回で雌8回といっぱい脱皮を繰り返し大きくなっていくのです。
アシダカグモの産卵・成長できるのは5~10匹程度
産卵回数は1年に2回ほどと言われており、卵を糸で包みお腹に張り付けて持ち歩くか、安全な壁に貼り付けるかで、また共食いなどもあるため少ない数の5~10匹程度しか成長できないのです。そして生まれたアシダカグモの幼虫は同じゴキブリの幼虫が大好物でそれを食し成長していくのです。
アシダカグモは外来種!長崎県で初めて報告された
原産地は南アジアにあるインドと言われており、もともと日本には生息していませんでしたが、1878年に初めて長崎県で報告されたのです。また日本に流れてきた理由は、江戸時代にゴキブリ駆除のためにわざと輸入したと言われています。それにより日本での分布はゴキブリと同じ広がりをみせているそうです。ですが北海道など着雪の地では確認されていません。
アシダカグモは糸を出すの?
蜘蛛といえば蜘蛛の巣や糸が厄介です。倉庫や車などに糸が張り付いていることもよくあります。ですがアシダカ軍曹は巣を作らないで徘徊して獲物を狩るため、基本的には糸を出しません。ですが移動手段としてたまに出すことはあるようです。
アシダカグモに毒はある?噛むことがある?
これだけのメリットがあるなら飼いたい!と思う方もでてきているはずです。ですが蜘蛛と言えば毒を持っている可能性が考えられますよね。安心してください。アシダカ軍曹は人間に害を及ばす毒は持っておりません。
また噛みつくこともあまりなく、我々人間の方から攻撃的に強く握ったりしない限り、噛みつきに来ることはないのです。なので寝ている間に襲われてしまう!という心配もいりません。ですが防衛反応で大きい牙で噛むことがあるので気を付けてくださいね。
アシダカグモは小形のネズミなら食べてしまう?
彼らは20センチくらいの大きさになる場合もあって、我々人間にとって害獣のネズミまで捕食してしまうこともあるそうです。もうここまできたら我々にとって害のあるものをすべて消し去ってくれるヒーローと思えてきますね。またスナネズミを詳しく知りたい方はこちら。
アシダカグモの飼育は可能?
こんなホラーなルックスをしていますが、色々性格などを知っていくと可愛く思えてきて、ペットとして飼いたいと思ってしまいます。嬉しいことにお店などで売られおり、気になるお値段は1000円~1500円程度で売られたりしています。
また自分で捕獲する方法は家で見つけた場合、電気を暗くし、またすぐに電気をつけて視界を奪います。これにより一時的に人影を認識しにくくなり、近づいても逃げなくなるので、ここでプケラをかぶせて捕獲します。