座間9遺体事件はSNSによって起こった連続殺人事件
平成29年の8月から10月にかけて起こった猟奇的連続殺人事件。犯人は今や世界中の人々が日常的に愛用しているSNS、Twitterを通して何人かの女性とコンタクトして自宅に連れ込み、性的暴行、殺人、死体放置、遺体を切り分ける解体、などの犯行を僅か2か月の間に何度も繰り返していたのです。この事件は世界的にもセンセーショナルを集めました。
そして数々の猟奇的な犯行は全て犯人が住む集合住宅の一室で行われたのです。彼は果たしてどのようにして被害者たちをその部屋におびき寄せたのでしょうか?彼が行った手引きは非常に汚く卑劣なものだったのです。皆さんに今回の犯罪者の生い立ちやこの事件の全貌を余すことなくご紹介していきます。ではこれから実際に詳細を見ていきましょう。
座間9遺体事件は男女9人が亡くなった連続殺人事件
まずは今回の事件で犠牲者となり猟奇的に殺された方の詳細や、何人もの人間が殺されてしまったかを皆さんにご紹介していきます。狙われた被害者たちには同じくらいの年ごろであったり、同じ大きな悩みを抱えていたという共通点があったのです。はたして被害者たちに共通するある大きな悩みとは一体何なのでしょうか?また彼らの年代はどのくらいのものなのでしょうか?
これから皆さんには事件の大まかな全貌を把握していただきます。その後でこの事件を時系列ごとにどんな事象が起きてどんな犯行が行われていったのか、詳細な情報を皆さんにお伝えしていきます。僅か2年前に起きた事件で記憶に新しいですが、間違いなく歴史に残る異様な猟奇的事件として語り継がれる事になるでしょう。
座間9遺体事件の被害者は女性8名、男性1名の9名
この事件で被害者となってしまったのは男性1名女性8名の計9人もの方で、全ての方が10代~20代の若者でした。そして1人の猟奇的殺人鬼の卑劣な手口や非人道的な犯行によって亡くなってしまったのです。それらの遺体は全て神奈川県座間市という市街にある、1つの集合住宅の1室で無残な形で発見されたのです。女性は皆性的暴行も加えられて殺害されています。
そして1人の男性は1人目の犠牲者となってしまった女性の知人だったのです。その男性は猟奇的殺人鬼の自宅に踏み入れて女性の行方を伺ってしまったのです。そして犯人は殺人の露呈を恐れ、男性をも何の躊躇いもなく殺したのです。その後も何人もの女性が被害者となってしまい、次々と殺され更には非人道的な行為によって身体を分解されてしまうのです。
座間9遺体事件は自殺希望者の女性が標的だった
猟奇的殺人鬼がターゲットにしたのは女性だったのは皆さんももう理解して頂いているはずですが、女性の中でもある同じ心の悩みを抱えた人たちをターゲットにしたのです。その心の悩みとは人それぞれでしたが、皆がその心の悩み故にひとえに心中を考えていたのです。つまり犯人は心中願望がある女性を一貫してターゲットとしているのです。
そして犯人はFacebook、Instagramに並ぶ世界最大級のソーシャルネットワーキングシステム(SNS)の一つTwitter内で、自らも心中を考えている人に装い、自殺行為に関連する知識や情報を発信して被害者たちをおびき寄せ、言葉巧みに自宅に連れ込んで殺害やそのほかの卑劣な犯行に及んだのです。SNSを利用した殺人という事でも世界的に関心を集めているのです。
座間9遺体事件発覚は行方不明となった23歳の女性の捜索
警察は東京都八王子市に住んでいた23歳の女性が行方不明となったと通報を受けて捜索を開始しました。この女性が失踪して捜索が開始されたことが結果的に非人道的な事件が発覚されるきっかけとなったのです。捜索が開始され早期の段階では、同時期に近くのエリアで同じように相次いで女性が失踪していた事が県警間の情報により判明していました。
そしてそれらの失踪した女性たちと結びついていると考え、心に悩みを抱えた少女たちが集って皆で心中するという集団自殺の線で捜索が開始され、人の目に留まる事の少ない森や山などの自然が多い環境を関東圏の3件の警察機関が協力して捜索したのです。最終的には監視カメラや囮の方法で犯人や、現場となった一室まで行きつき逮捕する事ができたのです。
座間9遺体事件の流れを時系列順で解説①被害者殺害まで
何人の人間が犠牲者となってしまったのか?どんな人物が狙われて殺害されてしまったのか?など大まかな事件の概要について知っていただけたはずです。もちろん既にこの事件の事をご存知の方も多くいらっしゃるはずです。犯人は僅か2か月間の間に多くの人間を卑劣な手口でおびき寄せ、非人道的な犯行の数々に及びました。
ここからはもう少し詳しく当時の状況や犯行方法を知っていただくためにも、当時の状況や行動などを時系列に追って順に解説していきます。犯人と被害者はいつ頃からコンタクトがあったのか?またどういった経緯で犯行に及んだのか?など当時の状況を思い浮かべながら読んでみてください。この事件の残虐さをより知っていただけるはずです。
2017年3月頃から自殺志願者女性とTwitterで交流開始
事件が発生した同年の3月頃、猟奇的殺人鬼は犯行計画の第一段階となる犠牲者となる人物、女性を探していてました。どこで探していたとおもいますか?なんとあの世界的に利用され最大級のSNSの一つであるTwitter内で探していたのです。皆さんもご存知でしょうがSNSは見ず知らずの人遠く離れた人とも気軽に交流ができるサービスの一つなのです。
そんなサービスを利用して犯人は心中を考えている女性をターゲットに絞り、自身も心中関連や志願者を装うアカウントを作成、そして興味を引き付けるワードや情報を呟き、また自らそのような女性アカウントにリプライ、DMを積極的に送るなどしてコンタクトを試みていたのです。そしてこの頃から被害者たちと交流が行われていたのです。
8月22日現場アパート入居と同時に第1被害者女性殺害
そしてそこから5か月余りの月日が経ち、同年の8月に今回の凄惨な事件の舞台となる集合住宅の一室を借りる事になるのです。この時不動産会社に足を運んで、手続きや契約を結んだのは犯人1人ではありませんでした。犯人と一緒だったのは1人目の犠牲者となってしまう女性と父親でした。そして父親に舞台となる集合住宅の一室を契約させるのです。
後述でも解説しますが、犯人は過去に水商売関連のスカウトとして働いていたことがあり、その時に一度逮捕されていて前科持ちだったのです。そのため彼は敷金礼金などを支払うお金もなく、また経歴的にも不動産会社の方から入居を断れる恐れがあったのではないかと考えられるのです。その為1人目の犠牲者となってしまう女性や父親を利用したのです。
そして1人目の女性を殺害へ
契約を父親に結んでもらい、敷金礼金を1人目の被害者となってしまう女性に支払わさせた後、犯人はその集合住宅の一室に入居します。そしてその明くる日である23日に1人目の犠牲者となる女性を性的目的、金銭目的で無残に殺した後、死体を遺棄して更には遺体を分解するという猟奇的な犯行に及ぶのです。
この時、恐らくは一緒に心中すると嘘をついて彼女の警戒を解いていて契約費用の支払いや自宅に招き入れ、そして最後には無理やりという形で性的暴行を加えた後殺害したのです。この犯人は一連の卑劣なやり口を用いてこの後にも何人もの女性を狙い、非人道的な犯行に及ぶことになるのです。
8月中に第2、第3被害者を殺害。第3被害者男性は口封じで殺害
1人目の犠牲者となってしまった女性を殺した後、同じ8月中に2人目、3人目の犠牲者を殺害するのです。2人目の犠牲者となってしまった女性も以前に、Twitterを通して交流があり恐らくはその女性に舞台が整ったと言い、自宅におびき寄せたと考えられます。そしてその女性を1人目の犠牲者同様の犯行動機で数々の非人道的で卑劣な犯行を行ったのです。
その後3人目の犠牲者となる男性が犯人の自宅に訪ねる事になるのですが、この3人目の犠牲者となる男性は1人目の女性の知人であり、行方を捜して犯人宅までたどり着いたのですが、この時犯人は快く自室に招き入れて、事件発覚を恐れて更には金銭目的で殺害に及ぶことになるのです。この事から犯人にとって殺人を犯す事に何の躊躇いも抵抗もない事が分かります。
9月中に第4~7被害者まで殺害
3人もの犠牲者を殺害してして、非人道的な犯行を及び死体を遺棄した後、翌月の9月にも4名の若い女性を短期間で殺しているのです。4人目の犠牲者となってしまった女性は埼玉県に住む大学生でした。彼女が殺されたのは9月の中旬で、同様の手口犯行に及んだのです。ここでもやはり動機は金銭目的及び性的目的だったと犯人は供述しています。
更には5人目の犠牲者となってしまう20代半ばの女性を8日後に同様の手口犯行で殺害、その4日後に6人目の犠牲者となってしまう当時女子高生だった女性を殺害、更にその2日後7人目の犠牲者となってしまう当時女子高生だった女性を殺害しています。どの犠牲者も短期間で殺害後、シリアルキラーの犯人の手によって無残な形にバラバラに切り分けられて遺棄されてしまうのです。
10月中に第8、9被害者殺害
9月中になんと短期間で4人もの女性を性的目的、金銭目的で殺した後、非人道的な犯人の手によって無残な形にバラバラに切り分けられて遺棄されてしまったのですが、翌月の10月にも2人の犠牲者が同じように殺害されて、遺棄されてしまうのです。10月中旬に8人目の犠牲者となる20代半ば女性を同様の手口、犯行で殺します。
そしてその5日後に9人目の被害者となる20代前半の女性を同様の手口犯行で殺します。後述しますがこの女性の行方不明、捜索願を機に大きな進展を見せるのです。ここまでが今回の猟奇的殺人事件の一連の流れです。彼の犯行は一貫して自身の欲求の為であり、自殺を考えているという心の隙間を狙った卑劣な手口で、非人道的に殺害を行った事件なのです。
座間9遺体事件の流れを時系列順で解説②事件発覚から逮捕まで
連続殺人犯つまりはシリアルキラーの白石は3月ごろにツイッターを通して、ターゲットとなる数名の心中を考えている女性とコンタクトを取り、そして8月に事件の舞台となる集合住宅の一室を借りて入居し、そこからそれぞれ順に心中を考えている女性を殺すという流れや時系列については理解して頂けのではないでしょうか?最初の被害者から最後の被害者まで非常に短期間で卑劣な犯行が行われていたわけです。
ここからはどのようにして犯行が明らかになりこの事件が解決したのか、そして逮捕に至るまでの経緯や流れを時系列ごとに順を追ってまとめて皆さんに解説していきます。凶悪な犯人の卑劣な犯行や、多くの遺体がバラバラにされた状態で遺棄され腐敗し異様な状態であった集合住宅の一室はどのように発見されたのでしょうか?気になる部分を詳しくお話ししていきます。
座間9遺体事件9人目の被害者の捜索願が出される
この事件の最後の被害者となる女性の捜索願が警察に出されました。最後の被害者には兄がいて、その兄が彼女の行方不明に気づき警察に相談したのです。そしてこの最後の被害者の兄と後述にて解説する情報提供者によって、悍ましい犯行に及んだ犯人とこの事件が世間に知れ渡る事になるのです。
福島・埼玉・神奈川の3県警が連携し大規模な捜査が行われた
被害者の一人である福島県に住んでいた当時女子高生が殺害される前日には、その家族から警察に6人目の犠牲者となる女子高生の捜索願が出されていました。その翌日に警察は携帯電話の電波局にて、彼女が持っていた携帯電話の発信記録を調査し、最終的な発信場所が事件の現場となっている神奈川県の座間市であった事が明らかとなったのです。
更には、埼玉県の警察署でも同様の案件が複数起きている事が確認され、1人の失踪者の発信記録を調べたところ神奈川県の事件現場の周辺エリアを記録していたのです。いずれも事件性は関与しておらず、どの失踪者も調べで心中を考えている事が判明した事から、市街地ではなく自然が多い山や森を重点的に3県警による大規模な捜査が行われたのです。
被害者の兄がTwitterで呼びかけたところ情報提供者の女性が現れる
最後の犠牲者となってしまう東京都八王子市に住んでいた20代前半の女性の兄は、行方不明となっている妹の捜索願を警察に出した後、自身でもツイッター内で妹の行方や情報を追って、知る人がいないか呼びかけました。そこで一人の情報提供者の女性が現れたのです。
日本だけではなく世界には数多くのシリアルキラーが存在しています。シリアルキラーとはどういった物なのかわからない方や、世界の最恐最悪の殺人犯は誰なのか興味がある方は、シリアルキラーに関するこちらの記事を是非合わせてご覧ください。
犯人を情報提供者の女性が誘き出した隙に家宅捜査に踏み切る
その情報提供者の女性は実際に犯人とツイッター上でやり取りをしており、それを最後の犠牲者の兄にツイッター内で伝えたのです。その後それらの旨を警察に伝え、その情報提供者の女性が囮役となり白石を誘い出す事に成功したのです。その間に警察はシリアルキラーの白石の家宅捜査に踏み切り、事件が発覚する事になります。
この9人目の犠牲者の兄と情報提供者の女性がいなければ、更に犠牲者を出していたかもしれません。最後の被害者の兄がツイッター内で妹の行方や情報を呼び掛けていなければ、情報提供者の女性も現れず犯行が判明し事件が解決する事がもっと遠のいていた可能性だって考えられるのです。この2人は事件解決に大きく貢献したと言っても過言ではないでしょう。
座間9遺体事件発覚。死体や被害者の所持品が大量に
同年10月末、情報提供者の女性が犯人をおびき寄せている間に、警察はすかさずシリアルキラーの白井石の一室を捜索しました。その部屋にはキャンプや釣りなどで用いるレジャーアイテムのクーラーボックス、そして大きな収納ケースなど計8つのボックスがありました。その内7つのボックスの中に被害者たちのカラダが切り分けられた、色々な部位が敷き詰められていました。
中には既に腐っていて異様な匂いを放つものもあり、またこの世のモノとは思えないほど異様な光景が広がっていたのです。そしてその一室には被害者となってしまった9人それぞれの所有物が大量に見つかったのです。それは例えば財布だとかキャッシュカード、学生証だったそうです。そうして猟奇的な犯行がようやく発覚したのです。
座間9遺体事件は犯人の動機が多い!垣間見えるシリアルキラーの顏
こうして警察や最後の被害者の兄、情報提供者であり囮役の女性により、無残な形となってしまった被害者たちの遺体が残っていた事件の現場の一室が発見、更には猟奇的連続殺人犯が逮捕されたのです。逮捕され警察による厳しい取り調べで連続殺人犯は一連の非人道的な犯行の動機を供述しました。そして動機が多数ある事が判明したのです。
その動機は8人の女性が対象になるもので、1人の男性に限っては事件の発覚を恐れて、金を奪って殺害したものでした。では8人の心中を考えている、年齢層が若い女性たちを殺したのは、どのような動機があったのでしょうか?ここではその動機について詳しく皆さんに解説していきます。その動機からきっと異質で卑劣な人格者だという事が垣間見れるはずでしょう。
座間9遺体事件動機①金銭目的~貪欲すぎる金銭への固執~
彼は過去には普通の職に就いて働いている時期もありましたが、最終的には水商売関連のスカウトとして働き同時期に逮捕されているのです。そしてその後はいわばニート、無職となって生活していたのです。その時も実家や知り合い宅に住んでいたわけではなく、一人暮らしをしていて、ご飯も凄く質素で少なかったものだったのでしょう。
彼はこの辺りからとにかく楽をして稼ぎたいと考える様になり、同時に貪欲な金銭への固執が現れてきたのです。そうして強盗のような形で他人を殺してお金を奪うという、あまりに卑劣で残忍な犯行に及ぶ事となったのです。お金目的で幾度も人間を殺す。この考えられないような動機もまさにシリアルキラーの一面なのではないでしょうか?
座間9遺体事件動機②強姦目的~10代女性に異常な執着~
以前に犯人と交際経験がある当時10代の女性の情報によると、この女性と交際当時も他数名の10代の女性と同時に付き合っていたらしく、初めは優しい男性だったのですが、段々と強い言葉を浴びせられるようになり、また暴力も振うようになってきたと証言しています。つまり事件の前にも犯人の10代女性に異常な執着があった事が判明したのです。
実際に今回の事件も心中を考えている者だけではなく、一貫して若年層の女性がターゲットになっています。そして犯人は彼女らを強姦目的で自室におびき寄せ、その罪を隠すために殺したのでしょうか。犯人の動機は貪欲な金銭欲だけではなく、強姦目的でもこの事件を引き起こしていたのです。その他の女性を狙ったシリアルキラーの多くも性的目的が多いです。
座間9遺体事件動機③快楽殺人目的~遺体解体に興奮?~
更には彼は殺人を犯す事も、その後で遺体を自らの手でばらばらに分解することにも興奮を覚えていたのではないかと囁かれています。その興奮の一つは歪んだ性的興奮から来るものです。常人の精神からは程遠くかけ離れている事が分かります。そしてもう一つの興奮は自尊欲求から来るものだと考えられます。
その自尊欲求とは被害者たちを殺害して、ばらばらに切り刻むことによって自身が主となったかの様に感覚するものです。彼は様々な常軌を逸した動機により、殺人を犯す事に何の躊躇いも抵抗も無くなっていたのではないでしょうか?自分の欲求を満たすために一定期間に淡々と殺人を犯す、即ち典型的なシリアルキラーと言えるでしょう。
座間9遺体事件の犯人は単独犯!驚異の連続殺人犯「白石隆浩」とは
今回の事件では多くの被害者たちが短期間で連続して殺され、遺体をばらばらに切り分けられてしまうのですが、驚異的な事実としてそれらの犯行を集合住宅の一室でそれも1人で行っているのです。そんな猟奇的殺人鬼の名前は『白石隆治』と言います。彼は自身の貪欲な金銭欲、性欲、自尊欲から卑劣で非人道的な犯行の数々を繰り返してきたのです。
犯人が猟奇的であり精神がねじ曲がっていて人格が歪んでいる事は犯行の数々から伺えますが、果たして彼はどんな人物だったのでしょうか?こちらの見出しでは驚異の連続殺人犯の詳細を簡潔に皆さんに解説していきます。彼の年齢や職業、経歴など判明している事をそれぞれまとめて記述していきます。
座間9遺体事件当時27歳・無職
猟奇的殺人犯の白石の年齢は当時27歳でした、現在ではおそらく28か29歳でしょう。詳しい生年月日については不明です。そして彼は当時無職だったのです。事件が起きて逮捕されるまでの半年間近くほぼ働いていない事が分かっているのです。どのように生活していたかはわかっていませんが、無職であれば当然お金に困る事でしょう。
また白石は逮捕された跡『楽して稼ぎたかった』『ヒモになりたかった』などと供述しており、この事からも貪欲な金銭欲があった事が分かるのではないでしょうか。では無職になる前はどんな仕事に就いていたのでしょうか?次に白石の経歴について皆さんにご紹介していきます。
風俗店のスカウト勤務で執行猶予付き有罪判決を受けた過去も
高校卒業は某有名なスーパーマーケット企業に正社員として入社して、そこでしばらく普通に働いていたましたが、ある日私情により退社しています。それからは色々な職を転々として働いていましたが、最終的には夜の街と知られている歌舞伎町で水商売に関連する職に、女性を紹介するといういわゆるスカウトとして働いていたのです。
そこでどんな事をしたのかは詳しく判明していませんが、恐らくは未成年の女性を違法な風俗店などで働かせた等で、同年の2月に法律に違反して逮捕されて実際に有罪判決を言い渡されていたのです。そしてその1か月後の3月には事件の犯行の第一段階となる、Twitter内で自殺志願者の女性とコンタクトを始めています。
座間9遺体事件の動機は「自身の欲望の為」
9人もの人間を卑劣な手口で殺め、そしてばらばらに解剖して遺棄したシリアルキラー犯の白石は逮捕された後、警察による取り調べで一連の犯行の動機についての供述しました。その供述から一連の動機は『自身の欲望の為』であるという事が判明したのです。先ほども解説しましたが、まず若い女性を狙った強姦願望があった。つまりは性的目的であった事。
現に犠牲者となった8人の女性は殺害前にいずれも性的暴行を加えられているのです。そして貪欲なまでの金銭欲があったのです。彼は無職になる前つまりはスカウト職に就いている時も一貫して楽して稼ぎたいとう願望があったのです。更には殺害後には遺体を非人道的に解剖していることも欲求によるものだという見解もあります。
座間9遺体事件の犯人「白石隆浩」の生い立ち
さきほどは事件が起きた平成29年の直近の犯人の事について解説していきました。無職やスカウト職に就いていた事からお金に貪欲であった事、さらにはスカウト職で多くの若い女性と接点があった事が伺えたのではないでしょうか。次にもっと過去に遡り、シリアルキラー犯の白石の生い立ちや少年時代について皆さんにご紹介していきます。
サイコパスやシリアルキラー、猟奇的殺人鬼で知られる人物たちの過去の経歴や生い立ちを調べてみると多くが劣悪な家庭環境にあったり、虐待を受けていたり、幼い頃にトラウマがあったケースが多いのです。果たして今回の事件の犯人もまたそういったケースに当てはまるのでしょうか?では彼の生い立ちを見ていきましょう。
白石隆浩は一般家庭の長男として生まれる
今回の凄惨な連続殺人事件の犯人である白石は、極々普通の一般家庭の長男として生まれました。実は実家が現場からかなり近い場所にあり、車で20分ほどとそう遠くないのです。そしてその実家もごく普通の20坪以上の2階建て一軒家です。更に父親や母親の人柄的にも何ら問題が無かったと言えるのです。では一体どこからいつから人格が歪んでしまったのでしょうか?
世界には母の手によってシリアルキラーに育て上げられたと言っても過言ではない人物もいます。その名はエドゲイン彼もまた猟奇的連続殺人を繰り返すのです。そしてその事件は世界的に見ても一番残虐なモノと言っても過言でないくらいあまりに衝撃的な犯行だったのです。そんなエドゲインについて興味のある方はこちらの記事を合わせてご覧ください。
白石隆浩の家族構成~両親と妹の4人家族~
シリアルキラー犯の白石の家族構成は、母親、父親、妹の4人家族です。とある取材では白石は3人の家族について自身から見る人物像をそれぞれ語っています。まず母親はとても綺麗な人でいつも美味しいご飯を作ってくれて、何処にも欠点のない女性と話しており、母親とは過去に自身の金銭トラブルが原因で縁を切ってしまっていて、その事を悔やんでいるそうです。
また妹については妹とは縁を切っていませんでしたが、母親と一緒に生活していて別居していたらしく、頭が良く人当たりの良い子と語っており、今回の事件を起こしてしまったことに対して申し訳なく思っているそうです。そして父親に対しても申し訳なく思っていて、幼い頃から働きづめていて忙しくしていたと語っています。父親とはお互いにかなり良好な関係を築いていました。
白石隆浩は「気の優しい子」?
一番仲が良かったとされる父親からは気の優しい子といつも可愛がられていた事が分かっていて、白石が仕事を辞めて実家に戻ってくる際も、父親は優しい長男が帰ってくると喜んでいたそうで、また事件が起きた平成29年の夏には実家の愛犬が体調不良になってしまった時には、白石がよく面倒を見てくれて優しい子であることを父親は再認識したらしいです。
少年時代から気の優しい子であることが垣間見れるエピソードが多々あったらしく、近所の方には父親はよく息子である白石の事を優しい子であると話していたのです。恐らく我々以上に家族である父親はなんでそんな子がという疑問に駆られている事でしょう。一体白石は事件後家族に何を告げて、どのように謝罪したのでしょうか?
父親は自身の教育不足に後悔の念を示している
今回の事件、犯行の中ではSNSを悪用した手口で犠牲者たちをおびき寄せていますが、父親は犯人が幼い頃からSNSの恐ろしさについて伝えて教えてきたそうなのです。皮肉にもそれが叶わず結果的にSNSが悪用され猟奇的連続殺人事件を引き起こしてしまったのです。父親は今もどう教育していればよかったのか?と自問自答の日々を送っているそうです。
座間9遺体事件の裁判・判決は?
ごく普通の家庭環境で優しい父親や欠点のない母親の元で育てられた白石はどこで道を踏み外してしまったのでしょうか?あまり知られていない学校生活で何かあったのでしょうか?謎は残るばかりです。さて9人もの犠牲者たちに対して非人道的な行為、数々の犯行を及んだシリアルキラー犯の白石はどのような罪が言い渡されたのでしょうか?
歴史的に見ても世界的に見てもトップクラスに猟奇的殺人を犯しているので、当然死刑を望む声も多いのではないでしょうか?また読者の皆さんでしたらどんな判決を言い渡しますか?実はその裁判・判決は驚くべき真相があったのです。ここでは今回の事件の裁判や判決結果について皆さんに解説していきます。
座間9遺体事件罪状「強盗・強制性交等殺人および死体損壊・死体遺棄」
犯人が行った犯行を噛み砕いてまとめるならば、性的暴行、絞殺害、死体遺棄、遺体解剖、金銭略奪でありこれらを僅か2か月間で9人もの犠牲者たちに犯行を及んでいるのです。そしてこれらの所業の数々を裁判的には『強盗・強制性交等殺人および死体損壊・死体遺棄』という罪状で扱います。
聞くからに見るからに重そうな罪状ですが、実際にはこれらの罪状を複数名9人もの犠牲者を対象しているわけですから、もっとその罪は重くなるのは間違いないでしょう。果たしてこの罪状に対してどんな判決が言い渡されることになるのでしょうか?次に判決結果について皆さんに解説していきます。