真祖とは?「月姫」で登場する吸血鬼の始祖の概要と神祖との違いを考察!

真祖オベリスクは、本編の外伝的作品の「遊戯王R」に登場しています。本編でのオベリスクは、長い年月を経て細部のデザインが徐々に変わっていったものとされています。遊戯王Rでの真祖オベリスクは、古代エジプト時代の本来のオベリスクの姿をしています。

これが本当の「真祖」?!吸血鬼のモデルとは

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フィクションに登場する吸血鬼以外にも、実際の歴史で吸血鬼と呼ばれた人物たちがいます。実際に吸血行為を行った、というよりは、その残虐行為から人間の血を浴びるモンスターというニュアンスで呼ばれているようです。

吸血鬼のモデル①「バートリ・エルジェーベト」

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「バートリ・エルジェーベト」は、歴史上で起きた大量殺人事件でも、かなり特異で残虐性の高い行為をしたという女性の貴族です。彼女は、従者の女性たちや町の娘たち、果ては下級貴族の令嬢にも手を出し、被害者たちを拷問にかけ、苦しむ姿を楽しんでいました。

また、彼女のエピソードとして有名な「処女の生き血風呂」があります。これは、彼女が従者に折檻をし、その時に出血した血がかかった肌がキレイになった、というエピソードから始まります。生きている女性から血を搾り取り、その血で満たした浴槽に浸かっていたというものです。

吸血鬼のモデル②「ヴラド・ツェペシュ」

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「ヴラド・ツェペシュ」は、15世紀台に存在したワラキア公国の公主です。また、ブラド・ツェペシュというのは本名ではなく、本名はヴラド3世です。ツェペシュはあだ名のようなもので、串刺し公という意味の言葉です。

串刺し公と称された由来としては、ヴラド3世が行っていた「串刺しの刑」があげられます。無礼をした他国の使者や自国の反逆者を串刺しにして晒した、というエピソードがあり、その数多の串刺し死体を見た他国の侵略者が怯えて撤退した、という強烈なものです。

同じ吸血鬼である「ヴァンパイア」と「ドラキュラ」の違いは?

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どちらも同じ吸血鬼を指す呼称である「ヴァンパイア」と「ドラキュラ」。どちらも映画や漫画作品などで聞いたことのあるかたは多いのではないでしょうか。そこで、両者の違いとそれぞれの呼び方の由来について説明していきます。

ヴァンパイアの由来

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ヴァンパイアは、英語で吸血鬼そのものを指す呼び方です。由来としては、リトアニア語で”飲む”という意味の「Wempti」、他にもトルコ語やセルビア語にも由来ではないかとされる言葉があります。

吸血鬼の設定としては、人間から吸血し殺害、または眷属にするということはもちろん、日光に弱かったり十字架やニンニクを苦手とし、霧や蝙蝠に自在に変化できるという特徴が、多くの作品で共通してみられます。

ドラキュラの由来

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一方のドラキュラですが、こちらは実は吸血鬼全体を指す呼び方ではありません。ドラキュラというのは、アイルランド人の作家によって書かれた「吸血鬼ドラキュラ」という小説に登場する吸血鬼の名前なのです。

また、ドラキュラという言葉には「竜の息子」という意味があり、西洋では竜を悪魔とする文化がありました。前の章で紹介したヴラド3世がこの人物のモデルとなっており、父であるヴラド2世がドラクル公と呼ばれていたことから、その息子である3世が竜の息子と呼ばれています。

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