この記事では被害者となってしまう青木さんの家族の現在や犯人の事まで、詳しく詳細が記述してあります。是非気になる方や興味のある方は一度ご覧になってみてください。こちらの事件も少年法の在り方を考えさせられる事になったのです。
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辻菜摘はアスペルガー症候群であることが判明
彼女は支援施設での精神診断により『アスペルガー症候群』であることが判明しました。些細な事で激昂してしまったり、冗談を本気と捉えてしまうなど、普通に児童であればわかるであろう暗黙の了解などが分からなかったりしていたせいで、被害者やその他の児童とも度々トラブルがありました。
実際に殺害の大きな動機となった出来事の一つであるおんぶの件でも「重い」という被害者の発言を真に受けた事がきっかけとなってしまったのです。小学6学年に進級するともに彼女の凶暴さや気性が荒さが増してきたのも、趣味となったR指定作品だけではなく、この精神疾患も影響していたのかもしれません。
アスペルガー症候群の特徴とは?
最近あちこちでよく耳にする様になってきたアスペルガー症候群、いわゆるアスペとは一体何なのでしょうか?どういった特徴があるのか、ぼんやりとしたイメージしか持っていない方も少なくないはずです。ここからはその精神疾患の具体的な特徴を5つほど皆さんにご紹介いたします。
どういった特徴か分かり易くイメージしやすいように一つ一つを噛み砕いて解説していきますので、是非この機会にその具体的な特徴を把握しておいてください。多く当てはまる方は一度診察を受けることも考えてみてください。
アスペルガー症候群の特徴①対人関係が苦手
これは人見知りだとか恥ずかしがり屋という類ではありません。相手の声の大きさや態度、顔などの視覚から言葉の本質を読み取る事が苦手なのです。どういうことなのか分かり易く例を挙げるならば、会話の中で相手は今冗談を言っている。例えばの話をしている。と普通の人であれば簡単に何も言わずとも把握することができるはずです。
しかし一方で冗談や例え場の話だという事を理解できないため、話を上手くつかむことができなかったり、変に真に受けてしまい逆上したり激昂してしまうのです。今回の事件の加害者も事件が起きる前から、何度か被害者や同級生たちとの交流の中で、一方的に起こってしまったりキレてしまう事がありましたが、まさにこの特徴が顕著に表れているのです。
アスペルガー症候群の特徴②意思疎通がうまくいかない
特徴①とかなり類似した特徴ではあり区別がつきづらいですが、こちらの特徴は自分の立場にあった適切な話し方や言葉を選べないのです。例えば明らかに目上の人、先輩や上司であってもタメ口を使ってしまったり、正しい言葉使いができないのです。また小説や漫画などで出てきた特有なセリフや難しい単語を日常会話でも使用しがちなのです。
例えばいくら難しい言葉やボキャブラリに富んだ言葉を知っていても、相手の事を考えてその類語を用いて会話するのが普通なのですが、それをあえてしないのではなくできずに、そのまま難しい言葉を用いて会話してしまうのです。今回の加害者が交換日記やコミュニティーサイトで使っていた、カタカナとひらがなが入り混じった言葉もこの特徴なのかもしれません。
アスペルガー症候群の特徴③想定外のことに対応できない
これも特徴として広く知られているのではないでしょうか?言葉通りなのですが、自信が思い描いていた光景やヴィジョンと少しでも違う事象が発生してしまったり、イレギュラーな事態が起きてしまった場合、普通の人の様にその都度対処していく事ができないのです。世の中生きていれば思い通りにいかない事や、急なハプニングは付き物ですよね。
そう考えるとかなり深刻な特徴と考えられるのですが、日々の生活の中で意識して鍛えるという形でこの特徴を克服する事が可能なのです。この特徴が顕著に見受けられる方は、接客業やサービス業など、他人と関わる機会が多い職を苦手とする傾向が多いのです。今回の加害者は殺害した後、その場で立ち尽くしていたのは、もしかするとこの特徴が作用していたかもしれません。
アスペルガー症候群の特徴④記憶力が良い傾向も
また特徴の一つとして記憶力が良いという傾向もあるのです。勿論この特徴も皆がみんなと一概には言えません。人より記憶が良いからと言って科学者や偉人が多いというわけではありませんし、学力や頭の良さに直結すると言ったら語弊があるのです。
例えば普通の人であれば些細な事で、小さな点だとしてもそれを何故か覚えていたり、意識せずとも記憶してしまう場合のほうが多い様です。したがって過去のトラウマや嫌な出来事を簡単に忘れることが出来ず、そこからその他の精神疾患を発症してしまう場合もあります。
アスペルガー症候群の特徴⑤特定の物事にこだわる
これは特徴③と良く結びついていて、こうであったらこうと頭がそう一度そう判断してしまったら、その固定概念や考え方を曲げたり、変えたりする事ができないのです。ある種頑固な性格と言っても過言ではないでしょう。もちろん長所として作用する場合も少なくありません。
強いこだわりや信念を持って自分だけの感性を大切にしている人も多いのです。あまり知られていませんがあの世界的な映画巨匠のスティーヴン・スピルバーグ監督も実はアスペルガー症候群なのです。特徴5つを皆さんになるべく噛み砕いて説明していきました。当てはまるか是非簡単にチェックしてみてください。
辻菜摘と家族の現在は?
今回の事件の加害者は2019年現在もう既に支援施設からも出所して既に世の中に溶けこんでいます。年齢は詐称している可能性も考えられますが、恐らくは20代半ばとなっている事でしょう。彼女は今どのように生活しているのでしょうか?もう既に結婚をしているのでしょうか?彼女の現在が気になっている方は少なくないのです。
ここから皆さんにご紹介するのはほとんどがネットや世間の一部で囁かれている噂です。ですから事実ではなくあくまで一説として読んでいただくようにお願いいたします。また被害者遺族との関係についても解説していきます。果たして遺族とはどのように交流しているのでしょうか?それでは加害者の気になる現在について語っていきます。
辻菜摘の現在①結婚している噂
年齢を推測すると結婚していても全然おかしくないのです。更に彼女は事件当時でその実写真が公開された時から、ネットで可愛い美人なルックスと騒がれていたくらいです。大人となった彼女もまた美貌を兼ね備えているかもしれません。そうとなればより結婚している可能性がより高くなってくるのではないでしょうか?
勿論これは噂なので、結婚していない可能性も十分に考えられます。恐らくは彼女の追っかけやファンはいないはずですが、彼女が既婚者なのか未婚者なのかは気になる要素の一つなのではないでしょうか?今後新たな情報や進展に期待したいところですね。もしかしたら読者のあなたの奥さんかもしれません・・・。
辻菜摘の現在②病気になった噂
年齢的にはまだ健康であると予想されますが、事件を引き起こし、同級生を殺めてしまった罪悪感やトラウマから精神疾患を患い、そこから身体にまでも悪影響を及ぼしていて難病を患っているという噂も囁かれています。確かに彼女は女性ですし自分のした事の重大さを身に染みて、精神的に病んでしまっている事は考えられそうです。
もし本当に病気であれば、どこの病院に入院しているのでしょうか?もしかしたらもう既に病気が悪化して他界してしまったかもしれません。この話も噂ですので真相は謎に包まれたままなのです。できるだけ長生きしてもらって、被害者やその遺族たちに謝罪の意を忘れずに強く生きていってもらいたいものです。
辻菜摘の現在③改名している噂
これは一番有力な噂と言えるのではないでしょうか。事件報道時その名は瞬く間に日本中に広がり、後述するペンネームやアバターの名称までが知られてしまっているのです。寧ろ改名してなかったら満足に生活が送れないのではないでしょうか?もし改名してなければ現在の情報の1つや2つくらいは耳に入ってきそうですからね。
改名しているのであればどんな名前で生活しているのでしょうか?アナグラムされていた名前だとしたら面白いですが・・・。こちらもこの先真相がわかる事が来る日は恐らく訪れないのではないでしょうか?急に書籍や小説を出版するという事でしたら考えられなくもないのでしょうか。皆さんはどう考えますか?
辻菜摘の現在④謝罪の手紙は途絶えた
実はあの支援施設を出てからと言うものの、行方が途絶えてしまっているそうなのです。それどころかそれからというもの、一度も被害者の遺族に謝罪しておらず、手紙なども送られてきていないそうです。この事実を知った方は落胆してしまうのではないでしょうか?世間には姿を晒す必要はありませんが、せめて遺族たちの前には顔を出してきちんと謝罪してもらいたいものです。
未成年による犯罪が行われた有名な事件やセンセーショナルを集めた事件でも、逮捕された直後や裁判に掛けられている最中には、遺族たちに謝罪の意を示す犯人が多いですが、いざ出所してみるとそこから行方をくらまし賠償金支払いなどを放棄したり、謝罪をしなかったりする犯罪者たちは少なくないのです。
辻菜摘の家族の現在①栃木県に引っ越した?
この情報も正確性に欠けていて噂話に分類されるのですが、加害者の家族たちは現在は関東圏の栃木県に引越して、そこで生活をしているのではないかと一部で囁かれているのです。特にソースなどはないため信憑性はありません。もし家族と加害者が一緒に生活しているとすれば、加害者も栃木県に住んでいるのでしょうか?
辻菜摘の家族の現在②父親はしばらく佐世保に残るも消息不明
何があったのか詳しく判明していませんが、恐らくは加害者家族はあの事件の後、分断してしまい父親と家族の縁が切れてしまったのです。その為他の家族は栃木県などに引越しをしましたが、父親は事件の舞台となった長崎県佐世保にしばらく残っていたのではないかと言われているのです。けれども2019年現在では消息不明となっています。
ここまで皆さんには今回の事件の加害者である『つじなつみ』さんの現在について噂されている事をご紹介しながら語っていきました。あまり明確に現在の事については知られていない事が分かったのではないでしょうか?
被害者「御手洗怜美」さんの家族のその後
では一方の被害者である『みたらいさとみ』さんのその家族は事件の後、どのような事があったのでしょうか?また家族の心情は何を思っていたのでしょうか?こちらの見出しでは大切な家族の1人である、幼き少女を失った遺族のその後について皆さんに解説していきます。先ほどは情報が不明という点で噂が多かったですが、こちらは『実話』となっています。
家族を失った遺族はこの事件の第2の被害者といっても過言ではなかったのです。事件の後誰も想像がつかないほど大きな罪悪感に苦しまされいく事となったのです。当時有名な新聞会社の局長だった父親と中学生だった次男の壮絶な苦しみのありのままを皆さんにお伝えします。
娘を亡くした父の苦しみ
事件が起きる数年前には大切な奥さんを、被害者にとっては母親を病が原因で失っているのです。その後は被害者である娘が母親の様に、家族を励まし支えてきたそうです。その時家族にとっては大きく暖かな光となって家庭を照らし続けていたのでしょう。そんな健気で明るい少女であったからこそ悩みを抱えても家族に心配かけまいと、あまり表には出さなかったのです。
そして誰も予期しなかったあの悲劇が起きて、家族にとってかけがえのない被害者の命が奪われてしまったのです。父親は大きな罪悪感、喪失感を感じていたでしょう。その悲しみは想像を絶するものなのではないでしょうか。更に被害者は小さなSOSを発信していていたと事件の後父親は語り後悔の念を露わにしていました。
妹へのアドバイスを悔やんだ兄の苦しみ
実は悲劇が起きる前、加害者と度々起きたトラブルに悩んでいた被害者は一番年の近い兄である次男に何度か相談をしていたのです。彼はその相談に対してうやむやにしたり、曖昧な答えをしたわけではなく、彼は彼なりの兄として考え抜いたアドバイスを送ったのです。被害者は兄である次男を慕い、また次男も妹である被害者を愛していたのでしょう。
けれども事件が起きてしまい妹が殺害されてしまうのです。この罪悪感や苦しみは常人に理解できるものではないでしょう。その苦しみの大きさから次男は一度自殺未遂まで至ってしまったり、高校に進学しても心の悩みから不登校が続いてしまったのです。彼は決して悪くはありません。一番の理解者である父親がそう言っても簡単にそれを受け止められないのでしょう。
加害者「辻菜摘」がネバダたんと呼ばれアイドル化する異常事態
冒頭でも少しお話しした通り加害者は本名の名で呼ばれる事もありますが、ネットの名称として呼ばれる事もあるのです。その名は『ネバダたん』あまりに可愛らしいそのネーミングは加害者の着用していた上着に由来したと言われているのです。もう少し詳しくこのネットでの呼ばれ方やネット上でのキャラの詳細を解説していきます。
犯人がいくら小学生女児であり見た目が可愛らしいからと言ってそのように、未成年犯罪者を面白おかしくアイドルのように扱うのはどうなのか?という意見も当然上がり問題となったのです。このような異常事態は極めて異例だったのですが、その時の時代の流れが彼女のキャラクターを作り上げたのかもしれません。
ネバダたんとは
改めて解説すると今回の事件の加害者の別の呼び名であります。そのネーミングは加害者が着用していた上着に由来しています。本名よりもこのネームで覚えている日本人も少なくありません。グッズやコラ画像のような物まで作成され、アイドル同様の扱いを受けていたのです。当然犯罪者に対して相応しくない扱いをしていると批判の声も多く上がりました。
当時はまだパソコンもほとんど普及しておらずネットという世界が今よりもまだちょっと遠くの存在でした。けれども一部のユーザーはネットを通して今のSNSの走りと呼ばれるような掲示板を通して、コミュニケーションを取っていたのです。そんな環境で今回の事件の加害者がまるでデフォルメされたようなキャラクターが生み出されたのです。
2チャンネルで大きく話題になった
当時まだネットやPCが身近なものとなっていない時代でしたが、実はこの時既に掲示板サイトやコミュニティーサイトが流行していました。その中でも特に大きなコンテンツとして拡大していったのがあの『2チャンネル』です。そのサイト内のスレッドでたちまち話題になり、一気にその知名度が広がっていったのです。
一説によればこの2チャンネルで『ネバダたん』が生まれたのではないかと囁かれているのです。当時パソコンやネットに精通していた人であれば、その話題性を良く知っているのではないでしょうか?そのネーミングは現在でも知られているのです。初めて聞いた方からするとかなり誤解を生みそうではあります。
ドイツでバンド名として使われる
何とドイツのあるバンドグループがそのままの読み方を英語に当てはめたバンド名として使われているのです。数年後には改名されています。この事から日本だけではなく世界的にもセンセーショナルを集めた事件である事が分かるのです。
またこの事件の知名度をグッと広めたのはデフォルメされた『ネバダたん』の存在も大きいことは間違いないのです。きっとその聞いたら耳に残りそうな可愛らしいネーミングは自然と記憶に残ってしまうのではないでしょうか?この事件の凄惨さを忘れないためにも、私たちは風化させることなく記憶に刻んでいかなくてはならないのです。
辻菜摘のクラスはすでに学級崩壊していた
実はこの学級は4学年までは男性教員がクラスの担任を務めていたのですが、5学年に進級すると新たに女性教員がクラスの担任を務めることになったのです。そこからというものの児童の年齢が上がった事も理由として考えられますが、どんどんクラスは荒れていったのです。授業中にも生徒たちは勝手にで歩き回ったりしたそうです。
更には担任の女性教員に向かって児童たちは暴言や暴力を振るうなども、いじめが起きていた事も後に発覚するのです。つまり事件の当事者2人がいたクラスは既に学級崩壊していたのです。事件後その時の担任の女性教員は『力不足だった』『子供たちの悩みに気付いてあげれなかった』と供述しているのです。皆さんはこの学級や担任に対してどう考えますか?
辻菜摘が起こした佐世保事件の学校側の対応とその後
今回の事件の後PTAを交えての緊急会見が行われましたが、その中で保護者の一人が事件が発生した当時の女性教員の対応や処置に対しての質問をしました。そこで小学校校長が『わが校の教員が嘘を言っているとでも』『子供の記憶は曖昧』など教育者として極めて不適切な対応発言をしたのです。これに対し当然ながら学校全体が批判されたのです。
この影響で児童だけではなく、この学校の教員が強いトラウマや体験として残り、継続的にその時の経験や出来事を思い出してショックやストレスが襲うという精神疾患を患ってしまう事になるのです。このようにして事件の後も大きな波紋を呼んだのです。
辻菜摘が起こした佐世保小6殺害事件がきっかけで少年法が改正される
今回の事件は未成年のそれも小学児童が引き起こした犯罪であったのですが、これまでにも日本では名古屋アベック事件、女子高生コンクリート事件など未成年により残虐で非人道的な犯行が繰り返されてきたのです。その度に少年法が見直され改正されてきたのですが、今回の事件がきっかけでもまた改正されることになったのです。
具体的にどんな変更点があったかなるべく分かり易く皆さんに解説していきます。ご自身が既に成人なさっている方などは対象ではないので、少年法についてあまり知らない方もきっといらっしゃいます。いずれお子さんを持つかもしれないですし、きちんとその法律の役割やあり方について理解し考えていきましょう。
少年院収容年齢が引き下げられた
今回の事件により刑事処罰、刑事事件として扱われる対象年齢を14以下からおおむね12歳に以上に引き下げられたのです。もちろん対象年齢が2歳ほど引き下げられていますが、注目すべきはこれまでは絶対値を表す以下という表記が用いられてきましたが、今回からは新たに曖昧な意味合いを持たせる『おおむね』という表し方に変更されたのです。
このおおむねという表記によって12歳より下の11歳も刑罰の対象とみなす場合があると、対象年齢に融通が利くように余裕を持たしたのです。これにより小学5年生の児童にも場合によっては刑事処罰が下される可能性があるのです。少年法は歴史の推移によって、度々改正されているのでその都度チェックして把握しておく必要があります。
佐世保小6殺害事件に類似している事件
今回ご紹介している事件は同級生同士が被害者、加害者となってしまった刃物が用いられた殺人事件で、同級生を殺害するというケースは極めて稀であり、センセーショナルに扱われているのですが、これまでにも日本や世界で類似した事件が発生しているのです。こちらではそんな類似している事件の詳細をまとめて皆さんにご紹介していきます。
佐世保女子高生殺害事件
今回取り上げている事件から10年後の佐世保市で起きた類似事件。被害者となって殺害されてしまったのは当時女子高生で、また加害者となり殺害したのも同級生の女子高生だったのです。頭を何度かハンマーのような物で殴り、更にロープのような物で首を絞めて殺害という犯行に及んでいます。
この事件は犯行動機が明確にわかっておらず、多くのジャーナリストや著名人、各学会教授がそれぞれの見解を述べていて意見が割れているのです。過去の生い立ちや人物像を見てみても、殺人を犯す様な人柄ではない点が不可解であり、犯行の動機について多くの謎が残っているのです。奇しくも同じ市街で数年後、同級生による悲劇が繰り返されてしまったのです。
高校生首切り殺人事件
この事件は昭和44年に起きています。いじめっ子であった男子高校生が被害者。いじめられていた男子高校生が加害者という構図でした。ある日2人は近くの野山に行きそこで加害者があらかじめ所持していたナイフを驚かせようとして見せるのですが、それに対して被害者は『お前の顔豚に似ている』と挑発しました。
その挑発に逆上し激昂した加害者はその刃物で数回加害者を刺すと、倒れ込んだ加害者から反撃を貰わない様にと、その刃物を使い頭部を首から切断したのです。事件及び容疑が発覚し加害者が逮捕された後、少年院に収容され、数年後出所すると弁護士になったそうです。
スレンダーマン刺傷事件
平成25年にアメリカで起きた事件です。犯人は12歳の女児2人でこの事件の名前の通りあの有名なホラーキャラクターにインスパイアを受けて、そのキャラクターを真似るかのように友人を森林におびき寄せてそこで刃物を何度か突き刺して、大怪我をさせたという恐ろしい事件。
この時この犯人2人も重度の精神疾患が見受けられたことにより、刑事責任が問えないと判断されました。そして今回取り上げている事件同様に当事者である3人は皆同じクラスの同級生だったのです。被害者となった少女も大事には至らず無事退院できています。
アスペルガー症候群と診断された凶悪犯罪者による事件
アスペルガー症候群と診断された者による犯罪は責任能力を問う問わないの基準が明確に定められおらず、非常に問題視されています。勿論その犯行内容や犯人の供述によっては、検察や裁判官がアスペルガー症候群の有無に関わらず、その人格に大きな問題があると判断された場合は健常者同様の刑事処罰が下されるのです。
こちらでは日本で来たアスペルガー症候群と診断された凶悪犯罪者による事件をご紹介し、犯罪者が犯した犯行と最終的な罪状などの詳細を皆さんにご紹介していきます。未成年者による凶悪犯罪と同様にこちらもセンセーショナルに扱われているのです。
犯罪者にアスペルガー症候群が多いわけではない
決して勘違いしてはいけないのが、犯罪者にアスペルガー症候群が多いわけではないという事。むしろ精神疾患を持っていない正常者のほうが犯罪者の割合が3倍近くも高いのです。割合なのでその人口がもともと少ないアスペルガー症候群を患っている人が犯罪者のケースは極めて少ないと言えるのです。
豊川市主婦殺人事件
この事件は平成12年に起きた凄惨な事件です。なんと犯罪者は今回取り上げている事件同様に未成年者でありアスペルガー症候群と診断された人物だったのです。犯人は見ず知らずの主婦を何十回も刃物で突き刺し殺害した後、その夫すらも大怪我を負わせているのです。動機が極めて残虐なもので殺してみたかったというもの。
事件発覚し逮捕された後、精神鑑定が行われアスペルガー症候群と診断された、当時の少年法により16歳未満は刑事処罰の対象にならなかった為、少年法に収容されたのです。恐らくは現在もう既にこの世の中に溶け込んでいるであろう。またこの事件も少年法が見直されるきっかけとなりました。
長崎男児誘拐殺人事件
この事件は平成14年に起きました。またも犯人は未成年で僅か12歳でアスペルガー症候群でした。そして犠牲者となり殺害されてしまったのは当時3歳の男児でした。彼は男児を優しい言葉で騙して誘拐すると、その後駐車場ビルの最上階で暴行を加えると、男児の性器を数回刃物で切りつけたのです。
その瞬間犯人は周りに監視カメラが備え付けられている事に気付き、激しく動揺して泣いていた男児をそのままビルの最上階から投げ捨てる様に殺害したのです。彼は『幼い頃僕もやられていた』と動機に関してそう供述しました。当時の年齢から刑事処罰の対象ではなかったので、支援施設に収容されました。
平野区市営住宅殺人事件
平成23年に起きた事件です。犯人は小学生からずっと家に籠り、以後30年以上そんな生活を続けていたのですが、このような状況になったのは実の姉が原因だと思って、実の姉を殺害したという事件。アスペルガー症候群でありながら、その考慮を全くしなかった第一審の判決に関してかなり問題視されました。
こちらでは日本で起きた事件でまとめまさせていただきましたが、世界でも精神疾患を持っていたり、アスペルガー症候群と診断された犯罪者による引き起こされた事件があります。やはりそこでも責任問題や精神勘定などが問題になっているのです。
佐世保小6殺害事件は様々な要因が絡む複雑な事件
今回ご紹介した佐世保小6殺害事件は、僅か12歳の小さな女児が同級生である小さな女児の手によって命が奪われてしまった凄惨な事件なのです。彼女の殺意の元となった動機のきっかけは様々な要因が絡んでいる事も分かっていただけたはずです。またネットのチャットやSNS、更には交換日記など。先生や教師などの大人が介入しづらい場にトラブルの種があったのです。
何が悪かったのか?と考えてもその真相にはなかなか辿り着けないでしょう。どうしたら悲劇を防げたか?を考える事が大切なのではないでしょうか?今回の事件から学ぶべきことは人として一人の親としてもたくさんあるはずです。そして被害者となってしまったさとみさんにはご冥福をお祈り申し上げます。