アネモネの花言葉は怖い?
アネモネの花言葉をご存知ですか?この花は非常に種類や色が多いため、花言葉も実に多岐に渡ります。そしてその言葉は時に怖ろしく、特に恋愛に関してはネガティブで切ないものが多いのです。ここではまず、その花言葉についてご紹介したいと思います。
全体的な花言葉と色別の花言葉がある
アネモネに関する花言葉は、花自体と色別で違います。花自体には悲恋を連想させるワードが多く、色別で見るともう少しポジティブな表現が並びます。それぞれの花言葉をご覧いただき、その内容を比べてみましょう。
アネモネの花の花言葉
- 儚い恋、恋の苦しみ
- 見捨てられた、見放された
- 期待、辛抱、可能性
- 薄れゆく希望
- 純真無垢、無邪気
こちらは、恋愛の悲しみを連想させるような言葉が多く見られます。他にも「嫉妬のための無実の犠牲」など明らかに悲恋を思わせるワードも存在しており、いい意味の言葉の方が少なくなっています。
アネモネの色別の花言葉
- 赤…「君を愛す」
- 青…「固い誓い」
- 紫…「あなたを信じて待つ」
- 白…「真実」「希望」「期待」
- ピンク…「待望」「待ち望む」
いかがでしょうか。色別の方がやや明るいワードが並んでいるのがお分かりいただけます。そしてオレンジのアネモネのみ決まった花言葉がなく、花自体の言葉が当てはめられているため、見た人の解釈に任されています。
アネモネ全体の花言葉
ではまず、アネモネの花自体の花言葉をじっくり紐解いていきます。こちらは掘り下げてみると、悲しさやつらさ、絶望を感じられるワードが多く見られます。それぞれの意味、そこから浮かぶイメージを詳しく解説します。
アネモネの花言葉①儚い恋・恋の苦しみ
すぐに消えてしまい虚しい様子を思わせる文言が並びます。「すぐに消えてなくなってしまった恋」と言い換えると、非常に切ない意味だということがよりわかります。また、「苦しみ」とは皆さんご存知の通り「つらく思う」「苦労する」のような意味があり、恋に対してそのようにつらい思いをする、こちらもネガティブな意味であると言えます。
アネモネの花言葉②見捨てられた・見放された
こちらも一見して悲しいワードです。これらは、見ていながらもそのままにされた、関係を保つのをやめられた、見限られた、見切りをつけ関係を断たれた、のようなイメージがあります。どれも受け身であることがより悲哀を感じさせます。
アネモネの花言葉③期待・辛抱・可能性
望みをかけて待つこと、耐え忍ぶこと、そしてその後に続く「可能性」という単語を見ると、何かに望みをかけ、その過程でつらさに耐え待ち続ける様子が浮かびます。仕事や夢にもよく見られる光景ですが、やはり色恋もイメージさせるワードです。
アネモネの花言葉④薄れゆく希望
希望とは、実現を望み願うこと、明るい見通しという意味を持ち、それが薄れていくという様はやはり暗く、絶望さえ感じさせます。美しい花にこのようなワードが宿っていることが、更に悲しみを際立たせているという印象を与えますね。
アネモネの花言葉⑤純粋無垢・無邪気
こちらは5つの中で一番ポジティブさを感じられます。子供の心などを形容する時によく使う言葉で、清らかで汚れを知らないさま、邪心がまったくないこと、悪気がなく素直なことなどの意味があります。しかしその無垢さ、無邪気さは人を傷つけたり利用されたりと、時に毒になり得る、というイメージも浮かびます。
アネモネの色別花言葉
アネモネは色彩豊かな花。代表的なもので赤、青、紫、白、ピンク、オレンジの色があります。そして花自体の花言葉と違い、こちらは色によって言葉が違ってきます。また色別に見ると、明るく、前向きなワードが多くなっています。
アネモネ【赤】の花言葉・君を愛す
赤いアネモネの外見は、非常にはっきりとした強い赤色、その中にコントラストの効いた色の雄しべ、雌しべが丸く配置されています。情熱がこもった赤、はっきりとした色調は、まっすぐな愛を伝えるのにピッタリなモチーフだと言えます。
アネモネ【青】の花言葉・堅い誓い
品種により、淡い青、青紫、抜けるようなはっきりとした青など様々な色を展開するアネモネ。落ち着きや知性、忠実さをイメージさせる青色からは、堅実に誓いを持ち続ける気持ちが感じ取れると言えます。
アネモネ【紫】の花言葉・あなたを信じて待つ
菫色にも似た淡い色が多い、紫色のアネモネ。紫は情熱的な赤と、真反対な冷静な青を混ぜた複雑な色であり、二面性を持つ色とも言われています。誰かを信じて待つが、そんな中では気持ちが不安になり、揺らぐこともある。そんな不安定な心を表現していると解釈することが出来ます。
アネモネ【白】の花言葉・真実・希望・期待
白のアネモネは、がく片が薄緑や薄紫がかり、とても気品に溢れ美しい姿をしています。白には「始まり」「気分を一新する」イメージもあり、そのなにものにも染まっていない色には「希望」や「期待」をかけることが出来ます。また「潔白」という単語もあるように、後ろ暗いことがない「真実」であることも白を連想させます。
アネモネ【ピンク】の花言葉・待望・待ち望む
赤や紫に近いものから淡い色合いのものまで、多様なピンク色があります。愛情、幸福の象徴であるピンク色は、目にすると愛情を求めたくなるという心理効果があることでも知られています。そこから転じて、愛情を「待望」「待ち望む」というワードがつけられたと考えられます。
アネモネ【オレンジ】の花言葉は全体の花言葉を
若々しく元気なイメージがあるオレンジ色。ですが、実はオレンジ色には色別の言葉が存在しません。そのため、花自体のワードを当てはめてイメージすることが可能です。オレンジ色自体には楽しさ、活力、陽気、社交的のようなイメージがありますが、あなたならどの言葉を当てはめますか?ぜひ思いを巡らせながらご鑑賞ください。