タピオカパンとは?元ネタは?
タピオカパンという言葉を聴いたことがあるでしょうか。ネット界隈では有名な言葉で、とある人物の名言としてネタとしても多くの人から注目を集めて扱われています。しかし、馴染みのない人は何のことだかさっぱりわからない人も多いでしょう。そこで今回は元ネタやもともとどうしてこんなセリフが踏まれたのかまで調べていきます。
他のネットから生まれた言葉に興味がある人はこちらをどうぞ。
キーボードクラッシャーと呼ばれる少年の名言
聴き慣れない人はこういったパンがあるのかと感じる人もいるかもしれませんが、この言葉はとある少年が発した言葉が誕生のきっかけです。ドイツ語で何かしゃべっているのですが、その言葉が空耳で「タピオカパン」と聞こえたのです。
もちろん、ドイツ語では意味のある言葉だそうで空耳なので、聞く人が聴くとしっかりと意味のある発言をいるそうなのですが、その言葉と合わせて行われているシチュエーションも関係し、大きな反響を呼んだのです。
その少年が行ったのがキーボードの破壊です。動画内でキーボード破壊を行う内容がアップされたことで一躍有名になり、この言葉も注目されたという形です。ちなみに、その破壊する様子からキーボードクラッシャーと呼ばれています。
ドイツ語で「ぶっ殺してやった」という意味
意味不明な発言を行う少年を見て、視聴者は驚いたことと思いますが、いったい何を意味した言葉を発していたのか調べていきます。調査の結果少年が発した言葉はドイツ語で「ぶっ殺してやった」というのが正しいのだそうです。
少年は動画内でゲームをしており、相手を倒したようでその興奮のあまりにこのセリフを吐いています。その後、キーボードを破壊し発狂する様子が注目を浴びて、このセリフもさらに注目度を上げる理由となっていったようです。
キーボードクラッシャーのタピオカパンが有名になった経緯
改めて少年が注目を浴びるようになっていった経緯を紹介していきましょう。彼が注目を浴びたのは動画投稿を行い、それが多くの人の目に触れたことで注目されていきました。
2006年にyoutubeへ動画投稿
動画が投稿されたのは2006年のことです。Youtubeに投稿された動画はゲームを憂いしている少年が、ゲームのロード時間に対していら立ちを見せ、その後プレイして相手を倒すことで発狂し言葉を発していきます。
しかし当然相手からも自分が倒されるゲーム。相手から打たれたことにより自分のキャラクターが倒れてしまったのでしょう。そこで新たに発狂して、キーボードを破壊するという流れになります。
今回の注目を浴びたセリフが出たのは、ゲーム中のプレイヤーを倒した時のことでした。恐らく倒した興奮のあまりに出たセリフなのでしょう。ゲームは動画内でもふれられている通り、「アンリアル・トーナメント2004」といわれるものです。
PCゲームで、あまりの熱中にキーボードを破壊する様は非常に凶器をはらんでいますが、その発言と最後のキーボードを破壊しつくし破片が飛び散るインパクトから高い注目を浴びたのです。
ニコニコ動画でMADが作成される
さらに注目を浴びた理由が、この動画がニコニコ動画で利用されMAD動画と呼ばれるネタ扱いをされることも関係しています。当時は、ニコニコ動画全盛期ともいわれている時代で、多くの動画が投稿されていました。
さらに、投稿動画の中にはこういった他の動画などの一部を引用して作られるMAD動画といわれるものも多数作られ、おもしろおかしく盛り上がることも多かったのです。このことも大きく関係し、さらに人気を高める波が作られていったと考えられます。
MAD動画素材としては和田アキ子さんの「おせちんこ」も有名です。しかもこちらは「タピオカパン」のように空耳では無く完全に言ってしまっています。興味のある方はぜひご覧ください。
マスコミがネット依存症の例として取り上げる
さらに世間一般の目にもこの動画は触れることになり、さらに注目を集め始めます。なんとマスコミにもこの動画が取り上げられたのです。その取り上げられた内容もネット依存症の一例として使われたのでした。
もちろん、このタイミングではすでに投稿者本人が演じであることは自白済みでした。ですので、本来であればネット依存症でもなくその材料として使われるはずもなかった動画なのです。
しかし、マスコミはその事実を隠しネット依存症の一例と大々的に報道したのです。この大々的に取り上げたことで、ネット界隈だけでなく、より多くの大衆の目に触れたことで注目もさらに高めることとなっていきました。
タピオカパンの様々な動画が大量発生
色々な事情が絡んで大きな注目を集めることとなった今回の動画ですが、印象的なセリフを巧みに使用された動画が多数あります。ここでは、そんな人気を集めた予想以上のクオリティを誇る動画たちを紹介していきましょう。
この木なんの木タピオカパン
一つ目の代表作が「この木なんの木」の曲です。印象深いリズムと歌詞で、一度は聴いたことのある人は多い曲だと思われますが、その曲と合わせて作られた作品です。元動画の少年の音声を巧みに使って、本来の歌詞も再現している点がポイントです。
ピコ太郎ペンタピオカパンペンタピオカパン
人気アニメ「おそ松さん」とピコ太郎さんとネタを組み合わされて作られた動画です。前半のおそ松さんパートでは、少年の胴が音声を組み合わせて意味不明な歌詞を繰り広げ、後半のぴこ太郎さんのネタパートでは「タピオカパン」をねじ込んだ作品です。
こだまでしょうか。いいえ、タピオカパンです。
ACの有名なCMは沢山ありますが、この「こだまでしょうか」も有名でしょう。少年のセリフをうまく繋げた笑ってしまう作品です。うまく会話がつなっている点が、意味不明ながらも非常に面白いです。このCMのMADはこれ以外にも多数使われる素材としても人気です。
タピオカパンっていいな
子供のころに誰しも歌ったことのある「人間ていいな」の曲を使用した動画になります。この曲も数多くMA素材として使用される機会が多いようですが、少年の名言に人間もタピオカパンになり果ててしまっています。
駅の発車メロディーのあとに「タピオカパン!!」
色々な駅の電車発車メロディーの最後に少年の名言を合わせただけの動画です。しかし、地元の人や電車利用者の人が聴くと、どこか笑ってしまう編集がおもしろい作品となっています。
「タピオカパン」がなんと実在していると話題に!
数ある動画の中から人気の作品を紹介してきましたが、なんと名言となるパンが実は実在していることをご存知だったでしょうか。それも個人で作っているものではなく、しっかりとお店で作られているのです。話題を呼んだパンを紹介しましょう。
タピオカ揚げパンが西武新宿で販売
実在するパンの名前は「タピオカ揚げパン」といわれるもので、東京都の西部新宿駅で販売されているパンになります。揚げパンの間にタピオカが挟まっており、その上にホイップクリームが乗った甘いパンになります。
もちもちとした触感とクリームの甘さで非常美味しいようでタピオカ好きであれば見逃せないパンになっているようです。また、現在はこれらのパンを作るお店はこのお店以外にもあるよです。
しかし、当時西部新宿の限られたお店でしか提供されていなかったこともあり、テレビで紹介された後は瞬く間に話題を呼びました。そして、それと同時にネット界隈でも少年の動画を彷彿とさせるこのパンに注目が高まりました。
タピオカパンは台湾発祥
話題を呼んだパンですが、実はこの動画がきっかけで作られたものという訳ではありません。もともと存在するパンであり、台湾では有名なスイーツとして親しまれていたのです。
台湾発祥のこのスイーツは、多くの人に親しまれるパンであり非常に高い人気を誇っています。お店も多く存在するようなので、昨今の高まるタピオカブームにも相まってさらに広まってきたということです。
タピオカブームにより専門店が増加
タピオカブームによって日本に置ける専門店もどんどん増えていることも話題の理由の一つとなっています。台湾発祥のスイーツが日本に入ってきたことはもちろんですが、タピオカドリンクが大きな火付け役にもなっています。
今や色々な所で見るこのドリンク専門店は長蛇の列を作るほどの人気ぶりで、多くの人を魅了しています。さらに、専門店が増えたことで素材を使ったデザートなども増えており、タピオカ人気はますます大きなものとなっています。