【四日市ジャスコ誤認逮捕死亡事件】未解決事件の概要と謎の女の真相に迫る

警察官の不当な行動の末に亡くなった事態としては取り調べ中に起きたこの内容も有名です。2017年に39歳のネパール人を取り調べ中に起きたこの事件。病院に搬送されるも彼は不幸なことに亡くなったといわれています。

遺族である妻は今回のことを受けて調査を行い提訴をすると主張しました。そして調べを行っていると数々の不審な点が見つかったのです。なんと彼は必要性が疑われる特殊な道具で拘束されていたのです。

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彼が捕まった罪は、占有離脱物横領の疑いでした。どうやら他人名義のクレジットカードを所持しており、それが遺失物届の出ているものだったことで逮捕に至ったのです。

しかし、逮捕後に日本語がうまく伝わらなかったこともあり、逮捕後の彼は留置室で問題行動を起こすしたそうで、そのため警察は自身あるいはほかの人間を傷つける可能性があると判断し、拘束具を付けることを判断したようです。

そしてこれが不幸のきっかけとなります。彼の取り調べを行おうと翌日に取り調べ室に移動させ拘束具を外した直後、失神し病院に搬送するも息を引き取ったのです。死因はクラッシュ症候群と判断されました。

この病現象は、長時間の体の圧迫により生じる現象で、災害発生時などがれきで下敷きになっている人に起こりやすいといわれる現象です。その結果、ここまでする必要があったのか、不当な高速ではという疑念が持たれることとなりました。

パソコン遠隔操作事件

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誤認逮捕という面で言えば、まだまだこんな事例もあります。これは2012年に起きた事例で、犯人が他人のパソコンを乗っ取り遠隔操作を行った事件です。遠隔操作のパソコンから殺人予告などを行ったことで、誤認逮捕者4名を出す事態となりました。

犯人の手口が巧妙だったこともあり、これらの誤認逮捕も仕方がないと考えられたのですが、そこには警察自体の問題も露見することになります。それが、自白を強要させたことです。

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何と誤認逮捕4名に自白を強要し、内一人に関しては罪まで認めて冤罪事件にまで発展してしまったのです。残りの3人の供述により、自白の強要と供述内容の偽装があらわになり、警察の不祥事として問題となりました。

2012年逃走による誤認逮捕

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2012年に起きた振り込み詐欺でも誤認逮捕者が生まれてしまいました。経緯としては振り込み詐欺が被害者宅で発生後、本物の犯人がその家の周辺で現行犯逮捕されるのですが、そこで犯人と話していたとされる男性も緊急逮捕されたのです。

警察側の逮捕の理由としては、その男性が逃げたためと主張していました。しかし、調査が行われるにつれ、彼が犯人と何ら関係のない人物であったことが分かっていきます。

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さらに、逮捕時になぜ逃走したのか調査が行われたのですが、どうやら逮捕した警察官が当時私服に警棒という異質な格好をしていたことが原因と発覚します。私服で警棒を振りかざし追いかけてくれば、通常は恐怖心を覚えるでしょう。

犯人と話していたのは、単に道を尋ねられただけであり接点はそれ以外にはないという全くの赤の他人という事実もわかり、警察の誤認逮捕とわかりました。特に大きな罪が発生したわけではありませんが、安易な逮捕理由に周囲の人は愕然としたそうです。

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痴漢冤罪の対策方法

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誤認逮捕や冤罪はいつ自分の身に起こるかわありませんが、特に身近なものといえば、痴漢が最も恐ろしく可能性の高い事態でしょう。特に痴漢の場合、冤罪をかけられ始めると無罪を立証することは難しいため、自身でしっかりとその場で否定する必要があります。

そこで、最も身近ながらも、身に降りかかった時に否定が困難な痴漢について、対策方法を紹介していきましょう。

明確に犯行否定をする

他の冤罪でももちろん共通する点はいくつかありますが、まず第一に明確に置換を行っていない旨を告げることです。被害を訴える相手だけでなく、できる限り周囲の人にも気づかれるように否定することが重要です。

大きな声で訴えていれば、もしかするとその現場を見ていた人が証明してくれるかもしれません。

録音する

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こちらも基本的な内容ですが、録音することを徹底しましょう。後になって言った言わないと押し問答になる可能性があります。そうなると、こちらが不利になる可能性が圧倒的に高いです。証拠を集めるためにも、しっかりと録音をしましょう。

録音自体が違法行為ではと考える人も居るかもしれませんが、実はこっそりと録音することは法的にも何ら問題はありません。しかし、こそこそとスマホを触り何かをしていると逆に相手は不信感を抱く可能性もあります。

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そのため、できれば録音の旨を伝えて堂々と録音することがいいようです。後から相手の言い分が以前いっていた内容と食い違う瞬間が出た時にしッ狩と証拠を残すことができるでしょう。

その場から移動しない

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こういった痴漢疑惑で騒がれたときに、駅員さんなどがやってきて邪魔になるなどの理由で言葉巧みに駅から移動させようとし、あまつさえ駅舎へと連行しようとするケースがありますが、これには決して従ってはいけません。

その場から絶対に移動しないようにしましょう。仮に連れていかれてしまった場合、取り調べが始まるわけですが、実は弁護士はその場に入ることができないのです。また、現場の方が事実関係を確認するには都合がいいはずです。そんな移動の要求には応じる必要はありません。

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しかし、とはいえ力づくで抵抗して激しく嫌悪感を表すと怪しさ前回です。そこで、きっぱりと逃げるつもりはない旨を伝えて、正々堂々とこの場で話し合おうと主張しましょう。疑いが晴れるまではこの場を動かないのがベストです。

目立つ

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可能であれば、目立っておきましょう。これは単に自分がやってないことをアピールするだけではありません。周りの目撃者を引き留めておく必要があり、そのためでもあるのです。

目撃者が離れてしまうと、自分に有利な証言をしてくれる人が立ち去ってしまうかもしれません。また、目立っていると後程弁護士が到着した際に、後で弁護士にだけ証言をしてくれる可能性が生まれます。

周囲の目がる中ではなかなか目立って言えない人でも、弁護士だけであれば証言をしてくれる可能性もあります。恥ずかしい気持ちはありますが、可能であれば行動を起こしておきたいところです。

相手の言い分を固める

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弁護士の到着まで、あるいは弁護士を呼ばないのであれば、全ての会話の中から自分で無罪を立証しないといけません。そのためにも、先に相手の言い分を固めていく必要があります。

要は自分よりも先に相手に説明をさせるのです。被害にあったものより、自分が先に説明してしまうと、その状況に合わせて相手も供述を変えて話を合わせられてしまう可能性があります。

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例えば、何番列車の座席地という情報を先に発言してしまうと被害者の相手もその発言に便乗し、その近くにいたと思いますといった内容を主張する可能性があります。そうなると後手に回って、さらに無罪を立証することが難しくなります。

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