痛みランキングTOP12を紹介!
肉体を持ったすべての生き物は身体の内側の痛み、外側の痛みなどさまざまな痛みと、隣り合わせで生きています。今回は生きている限り、私達と切っては切れない痛みについてランキング形式でご紹介します。
痛みランキング12位:足の小指を箪笥にぶつける
地味に痛いといったらコレですね。人の幅感覚は不完全で、体の末端あたりはとても曖昧にしか認識できていないのです。骨折は足の小指の骨など、場所によって本人が気づかないこともあり、知らない間に骨折していることもあるそうです。
誰しもが経験したことのある身近な激痛
キングオブ地味に痛いといえばこれではないでしょうか。誰でも一度は経験したことがあるので、説明するまでもないですが、ズキズキとした痛みが走ります。よほどひどくぶつけない限り、数分程度で痛みは治まりますが、ぶつけた瞬間は飛び跳ねたくなるほど痛いですよね。
痛みランキング11位:生理痛
体質によってそれぞれなので、たまたま生理痛が軽い女性が「生理痛はそんなに痛くない」と言っても、当然女性全員がそうであるわけではありません。子宮を思いっきりギューっと握られる感じ、下腹部全体が重く、鈍い痛みがある、腰がギシギシする、お腹に爪を立てられている感じなどその痛みも様々です。
男性には分からない女性特有の痛み
生理痛はそれそのものの痛みに加え、同時に吐き気やむくみ、イライラ、肌荒れ、便秘、下痢など複数の攻撃が女性を襲うこともあります。辛そうな女性がいたらさりげなく労わってあげたいですね。
痛みランキング10位:腰椎穿刺(骨髄注射)
腰椎穿刺とは背中から針を刺して脳脊髄液を採取し、性状や圧を調べる検査で、骨髄注射とは胸骨または腰にある腸骨に針を刺して、骨の中にある骨髄組織をとる検査です。血管に刺す注射は誰もが経験したことがあると思いますが、硬い骨に針を刺すというのは未知の恐怖ですね。
太く長い針を想像するに痛そう・・・
骨に刺すのですから、太くて長い針が使用されます。もちろん麻酔はしてもらえるそうですが、太くて長い針が刺されている感覚を想像するだけで震え上がります。しかし一番痛い瞬間は、骨髄注射をする前の局所麻酔(皮膚を思いきりつねられる又は、引っ張られるような痛み)で、腰椎穿刺自体思ったより痛くないとの意見もあるので10位です。
痛みランキング9位:肺炎
肺炎といったら咳による喉の痛みや喘息程度の胸の痛みのイメージがあるかもしれませんが、肺の炎症が強くなって、肺の組織を覆っている胸膜まで炎症が広がると、鋭く強い痛みが胸にあらわれる事があるのです。息をするのも苦しいらしいですが、呼吸は24時間休みなくするものですから相当つらいものでしょう。
高齢者に多い死にもつながる病気
風邪と症状が似ているせいか軽く見られがちですが、場合によっては亡くなることもあります。お年寄りが肺炎にかかった場合、その症状が周りにも本人にもわかりにくいのです。食欲がない、口数が減る、呼吸が浅かったり速かったりするという些細なことなので、一緒に暮らしていても気づかないというケースは珍しくありません。
痛みランキング8位:痛風
諸説ありますが痛風という病名は、一説には風が吹いて体に当たっただけでも痛いということが語源になっています。風が吹いただけで痛いなんて聞くと、どんなに外が良いお天気でも、思わず家に引きこもりたくなってしまいますね。
激痛の定番 今や20代にも・・・
痛風と言うとビール腹のオジサマの病気のイメージですが、実は20代でも暴飲暴食する方、ストレスを感じている方、お酒をたくさん飲む方は要注意です。これらに加えて、一見健康に良さそうな激しい運動をするのも痛風には良くないそうです。
痛みランキング7位:パラポネラに刺される
パラポネラとは南米に住むアリで、それに刺されるとまるで銃で撃たれたかのような痛みに襲われることから、通称弾丸アリともいわれる世界最強のアリです。体調は2.5~3.0mmもあり、ポネラトキシンという毒を持っています。
焼けるような痛みが24時間身体を襲う
もしパラポネラに刺されてしまうと刺された箇所だけでなく、痛みが全身に広がり、患部が腫れ上がり、痛みが何時間も続きます。刺された日の夜は、あまりの痛みで眠れないそうです。パラポネラについてもっと知りたい方はこちらの記事をどうぞ。
痛みランキング6位:出産時の陣痛
痛みと言えばすぐに挙がる出産時の痛みの表現として、鼻からスイカが出るという表現は良く聞きますが、正直あまり想像しにくいですね。実際出産を経験された女性によると、スイカくらい大きな玉が、骨盤をバキバキと割りながら肛門から出てくる感じらしいです。それが何時間も続くというのですから、恐ろしすぎます。
男性は耐えられないとも言われる痛み
海外で男性でも陣痛の痛みを体験できる「陣痛シミュレーター」を使い、20人の男性がどれくらい耐えられるかを競いました。その中で一番強い痛みを耐えた男性でもたったの5分間だけだったそうです。陣痛は赤ちゃんを産む前から産んだ後も続き、何時間も耐えなければならないので、お母さんの体への負担は相当なものなのですね。
痛みランキング5位:心筋梗塞
胸を焼けた火箸でえぐられる、鉄板を胸に押し当てられている感覚がする、と訴える患者さんがいるそうです。それだけでなく人によってはそれらの痛みに加えて胃の辺りや、歯、顎さらには背中にまで痛みが伴うといわれています。
世界三大疼痛のうちの一つ
心筋梗塞は世界三大疼痛のうちの一つで、あとの二つは群発頭痛、尿路結石ですが、その痛みから多くの患者さんが「死ぬのではないか」と感じるそうです。心筋梗塞は意識があれば亡くなる直前まで激痛、さらには呼吸困難に苦しめられるケースが多く、心筋梗塞で「楽に亡くなる」ということは本当にごくまれだそうです。
痛みランキング4位:膵臓がん
膵臓は胃の裏側に位置する器官ですが、その周囲に多くの神経が通っているため、ガン細胞が浸潤するほど神経を侵していき、痛みも激しくなっていきます。膵臓がんは強い痛みが出やすいので、痛みに対する薬の効き目が弱く、鎮痛剤だけでなく、局所麻酔を使うこともあるそうです。
高い死亡率でがんの王様の異名をもつ
膵臓がんはその痛みだけでなく、死亡率が非常に高いのも特徴的です。膵臓は「沈黙の臓器」とも呼ばれ、自覚症状がほぼないために早期発見が難しく、患者さんがおかしいと思って病院に行った時には、かなり進行してしまっていることが非常に多いのです。