フォトンベルトは嘘?本当?その後どうなった?
ここまで、光りのベルトによる影響などの仮説を紹介してきましたが、実際のところ、それは本当に存在するのか、疑問を持つ人は多く居ます。こちらでは、専門機関による見解をご紹介していきます。
NASAも国立天文台もフォトンベルトの存在を否定
アメリカの有名な宇宙局である、あのNASAは、光りのベルトの存在を正式に発表したことはありませんし、最先端の観測施設をもつ日本の国立天文台は、存在自体をはっきりと否定していました。つまり、光りのベルトは、存在しない可能性が高いのです。
マヤ歴とも関連付けられたが人類は滅亡していない
マヤ歴最後の日と関係があるのではないかと言われた、人類滅亡説は、2012年12月22日です。光りのベルトの影響によって人類は絶滅するといわれていて、当時は世間の関心を集めていました。ですが、この日はご存知の通り、特に何も起きていません。もちろん実際のところ、私たち人々は絶滅していません。
フォトンは電磁場であるため一定の空間に留まることはない
光子の集まりで出来た巨大な代物だということですが、フォトンとは、光なので一つの場所に留まることがなく、質量が無いものです。留まることがないので、まとまって輪の形で銀河に存在するなんてことは、科学的には説明がつきません。つまり、あり得ない事なのです。
フォトンベルトの証拠写真は星雲を見誤ったものだった
宇宙に打ち上げられた、ハッブル宇宙望遠鏡で撮られたというこの写真、これがあのベルトなのだと、世界中に広まっていましたが、これは、違います。これは、宇宙上での、チリやガスといったものが重力で集まり重なって見える、星雲なのです。
なので、光りのベルトの、ゆういつの証拠だとされていたこの写真が、実は違ったということで、存在を確証付ける材料は、ひとつも無いのだということになります。
フォトンベルトは地球温暖化の原因と囁かれていたことも?
ある時期では、高エネルギーだとされていた光りのベルトが、頭を悩ませている地球温暖化の原因であると、言われていることも多くありました。気になるその理由や内容とは?詳しく解説していきます!
地球温暖化とは?
まずは、地球温暖化について知っておきましょう。これは、長い期間、世界全体の温度が上がってしまう現象の事です。観測されているデータを覗いてみると、年々平均気温がどんどん上がっていることがわかります。これによる生態系への影響などが深刻になっており、このまま気温が上がり続ければ、人間への影響も多大なものだと推測できます。
フォトンによる太陽磁場の変化で地球温暖化が起こっている?
温暖化の原因のひとつに、太陽の活性化も数えられています。その活性化した原因が、光りのベルトの影響だという説があります。驚愕のエネルギーに影響された太陽の働きは大きくなり、それによって、照り付ける日差しは強くなり、そして気温が上がる。という話しがあります。