意外にも飼育が簡単です。もともとは海外からやってきた蜘蛛ですが日本の環境でも自然と増殖していってるので温度管理など特別な事はしなくて良いので難しくはないのです。また寒さには弱いですが家の中なら十分な温度と言われており、こういった理由でかなり飼育がしやすいのです。
アシダカグモの飼育環境を整えよう!
いざ捕獲したが、飼育環境が整っていないと飼えなかったりすると非常に残念です。ですので前もってケースなどの準備をしておくと良いでしょう。またケースはこちら等のプラスチックケースが良いです。あとシェルターもあれば、隠れるスペースができてストレスが軽減されるでしょう。
アシダカグモのエサは生き餌!
やはり飼うことで一番重要になってくるエサです。幼体ならハエや幼虫ゴキブリ、ガガンボ、バッタ、チョウなど何でも食べますが、成体だとカマドウマやスズメガ、コオロギも食すようになります。
さらにミルワームも食べますが、あげやすい冷凍コオロギは食べてくれないのです。やはり生き餌じゃないとダメで反応しないので気を付けましょう。飼うには生き餌をあげる覚悟で飼ってください。
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自ら脚を自切してしまう?
なんと自ら脚を自切してしまうのはご存知でしたか?まれに脚の少ない蜘蛛を見かけたりすることはあります。それには理由があり、彼らはむやみに足を掴まれたりと何かあった場合、身を守ろうとして自分で脚を自切していました。
アシダカグモは簡単に自切する
特に蜘蛛の中でもアシダカグモは簡単に自切します。なので脚の少ない個体は珍しくはないのです。巣も作らないので危険がいっぱいの状態なのです。また野良猫にもやられやすく、脚が4本しかないアシダカグモも存在していました。
脱皮すればまた生える
ですが、ずっと4本脚で生きていくのではなく、脱皮で新しく生え変わるのでこれから飼う方も安心して下さい。また再生されてすぐに脚の模様は元には戻りませんが、脚の長さは無事に残っていた脚とほぼ同じにまで回復するのです。
さすが軍曹!アシダカグモの武勇伝
見た目は恐ろしくともやっぱり彼らは活躍をしていました。見た目で判断してはいけないとはこのことですね。さすが軍曹です!我々人間の英雄でもあり、いろんな所で大活躍もしていたのです。そんな武勇伝をご紹介していきます。
台湾で大活躍したアシダカグモ
台湾では過去に腸チフスが流行っていました。それによりゴキブリが大量発生して残念なことに病原菌を広めてしまうのです。薬剤も効かないために研究者が政府にアシダカグモは効果がある提案したのです。
それにより実験が行われ、その結果はアシダカグモの消化液は腸チフスの菌を殺菌できること、また常に手足を綺麗にしているので清潔に保たれている事が分かったのです。またアシダカグモは人に害もなく、食事などにも乗っかる事もないので菌を広めることもなく、それで研究者の案が採用されて、腸チフスを食い止めたと言われております。
アシダカグモは南インドの宿でも活躍!
この宿の部屋はレストランと同フロアにあって、厨房は目前にあるのです。またジメジメした空気で尚且つインドという事もありゴキブリがでてもおかしくない、むしろ出てきて当たりまえな環境なのです。
ですが、こういった環境にも関わらず一切ゴキブリがでないそう。けれどアシダカグモの姿は発見されているのです。ということは…アシダカグモが食べていて現れないということなのです。陰ながら仕事をしていたのですね。
アシダカグモを撃退したい場合はどうする?
これまでに魅力や活躍をご紹介してきましたが、それでもあの見た目は無理!という方もいらっしゃると思います。蜘蛛嫌いでゴキブリのほうがマシだという方もいるでしょう。そんな方たちのためにもは撃退方法などをご紹介してきます。
部屋を清潔に保ちアシダカグモの侵入経路を断つ!
やはり根本的に家に入ってくるのを防ぎましょう。ムカデなどの害虫と違って、体が大きいので換気扇などの小さい隙間などからは入ってこないはずです。なので対策はできるでしょう。まずは大きい隙間を直ちに防いだり、帰宅する際に開けるドアを早く閉めるなどの対策をしていきましょう。
また部屋を綺麗に清潔に保ちましょう。そもそも獲物である虫をお目当てにやってきます。そんなゴキブリたちなどを部屋に呼ばないよう、食べカスやキッチンを綺麗にしておくことで対策できます。
アシダカグモにも殺虫剤は効く!
やはり軍曹といっても虫ですので殺虫剤は効きます。見つけた場合、たたき殺すなどは動きが非常に早く、周りの動きにも敏感ですので一苦労です。発見したら眠れないほど無理な方は、バルサンなど炊くと蜘蛛だけではなく、エサの対象となる虫も死ぬので試してみると良いです。
アシダカグモの天敵となる虫を召喚!
またゴキブリを食べ殺したり、足が速かったりと無敵にも見えますが、実は彼にも天敵が存在していたのです。その生き物はベッコウバチとムカデとゲジゲジでした。ベッコウバチは毒針で蜘蛛を仮死状態にする力があるので召喚して倒してもらうのも一つの手です。
アシダカグモを食べた強者がいる
家で発見してしまった場合には、勢いで食べて胃で退治しちゃえ!なんて冗談はさておき、実際にアシダカグモを食べた人が存在するのです。その方は日本人で『有吉弘行のダレトク!?』の番組で2018年に放送されていたのです。
味はししゃも?
実際に食べようとしたが無理だった人は何人かいますが、実際本当に食べた方が存在しており、なんとその人は綺麗な女性で、食べれたことにビックリです。しかもアシダカグモの味の感想は美味しくてししゃものようだとおっしゃっているのです。
ゴキブリを食べていると同じ感覚に
この食した女性は、詳しくアシダカグモの事をご存じなのかは分からないですが、この蜘蛛はゴキブリを食べて成長しますよね?つまりは…ゴキブリの栄養素がたっぷりで、ゴキブリを食べているような考えにも至りますし、なんともいえない気持ちになります。なので皆さんは食べないことをおすすめします。
アシダカグモその他の「隠れ益虫」を紹介
まだまだアシダカグモ以外にも益虫といわれている生物が存在しているのです。意外にもあの虫が!?と驚くかもしれません。こちらではいくつかそんな隠れ益虫を詳しくご紹介していきますのでご覧ください。
その名の通りハエを捕食!ハエトリグモ
こちらはアシダカグモと同じで巣を作らない巡回性で虫を捕らえるときも糸を使いません。またハエトリグモは名の通りハエや幼虫のゴキブリなど小さな虫を食してくれる体の小さな蜘蛛なのです。またこの子も毒を持っていなく、噛みつくこともないので益虫となっています。
ゲジゲジもゴキブリを撃退してくれる!
またみんなが気持ち悪いというであろう見た目をしているゲジゲジ。これらもゴキブリを食べると言われております。そもそもゴキブリを捕食する虫は数少ないと言われているので、益虫として認識されているのです。
テントウムシやミツバチも益虫!
またよく見かけるテントウムシはアブラムシをよく食します。なので農作物を食べるアブラムシを無くしてくれるという事で農家から益虫として好まれているのです。またミツバチも同様に益虫で我々が食べる果物やはちみつはミツバチたちのおかげで作られているのです。人にとって有益な虫であるミツバチは益虫なのでしょう。またてんとう虫を詳しく知りたい方はこちら。
アシダカグモは人と共存できる紳士な益虫!
これまでに色々と活躍など紹介してきましたがいかがでしたか?やはり見た目に慣れなかったりと気持ち悪いと感じると思います。ですが我々人間には全くの害はないので益虫として、これからも紳士なヒーローとして活躍してほしいです。またペットとしても飼われる方がこれからも多くなってくるでしょう。