「まるで将棋だな」とはどんなセリフ?アニメが生んだ謎の名言
アニメを視聴した人には、かなり有名なセリフ「まるで将棋だな」ですが、聞いたことがない人もいるかもしれません。セリフだけ聞くと、将棋のアニメで使われている気もします。実は、全く関係のないアニメで使われました。
どうしてこの言葉が使われたのか、未だに謎なのです。一時はネットで非難も受けましたが、テンポの良い言葉に使用する人が多発しました。今回はこのセリフについて、どうして使われるようになったのか、経緯を含めて見ていきましょう。
「まるで将棋だな」の元ネタは『異世界はスマートフォンとともに。』
視聴者を唖然とさせたセリフは、アニメで放映されました。タイトルは「異世界はスマートフォンとともに。」web制作小説を元にアニメ化されたものです。現実での出来事が舞台ではなく、タイトル通り異世界がテーマになりました。
一緒に持っていくスマートフォンは異世界でも使用できるよう対応してもらいます。異世界とは言え地球に似ている設定でした。小説がアニメになると読者の想像と、アニメ化されたキャラクターの声や、小説の背景や情景が違うと感じる人も多いようです。
『異世界はスマートフォンとともに。』のアニメ3話で登場
問題の「まるで将棋だな」が出てきたのは、アニメの第3話でした。もともと根強い人気を誇っていたため、特に原作を読んだ人からは、注目を浴びていました。アニメのファンが多くなっている今、かなり厳しい目で評価されます。
「まるで将棋だな」が登場したのはどんなシーン?
セリフがどんなシーンで使われたのか、本当に当たり前の様に使われたため見逃した人も多いのではないでしょうか。アニメの第三話の最後に、敵と戦うシーンがあります。魔法と、力技でなんとか立ち向かうも全く敵には効きません。
戦いながら、主人公はあることに気づきます。敵は魔法を吸収して、再生を繰り返していることに。主人公が納得したように「僕たちの魔力を奪い再生、まるで将棋だな」とつぶやき、「王をとれば!」と敵の核にあたるコアを魔法で取り出し、撃退するのです。
原作にはない?アニメオリジナルのセリフ「まるで将棋だな」
ストーリーの中でなんの脈絡もなく、いきなり出てきたこの言葉、実は原作のweb小説では存在しません。そうなると、アニメを手がけた脚本家が、オリジナルやその場に合わせて、独自に足されたものになります。小説がアニメ化される場合、情景やセリフや、場合によっては登場人物を増やすこともあります。
原作に忠実に再現するのか、オリジナルを加えるのかは、脚本家次第で全く変わってくるものです。そこで、アニメを見た人からの意見が分かれます。特に小説は漫画とは違い、セリフよりもその時の、背景や情景が事細かに描かれています。一体誰が、脚本家を担当したのでしょう。
「まるで将棋だな」を生み出した脚本家・高橋ナツコとは
アニメを手がけることで有名な高橋ナツコさんが「異世界はスマートフォンとともに」の脚本を担当していました。しかし、高橋ナツコさんは脚本家として評判はあまり良くありません。まず、アニメの作品の酷評もさることながら、彼女の態度にも目に余るものがあります。
約束の期日を守らない、監督が降板したアニメも存在するなど、少し性格に癖があるようです。視聴者からは、オリジナルを入れすぎることで、原作の良さが消えてしまうとの意見が多数ありました。