本当にあった怖い未解決事件!真相は闇の中?
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日々、様々な事件が全世界で起こっていますよね。身を震わせるような恐ろしいものから、頭を悩ませる不可思議なものまで、多種多様な事件が過去にも起きています。今回は、そんな不思議で怖い未解決事件を40件ご紹介していきますよ。
本当にあった怖い未解決事件40選!~日本編①~
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最初は、なじみの深い日本で起きた事件から取り上げていきます。ニュースやワイドショーなどで大々的に取り上げられていたから聞いたことがあるという有名な未解決事件から、知らなかったという事件もあるかもしれませんね。
日本の怖い未解決事件①闇に葬られた?『プチエンジェル事件』
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2003年7月、小学校6年生の少女4人が誘拐され、東京都の赤坂にあるウィークリーマンションで監禁された事件です。事件名になっている「プチエンジェル」というのは、犯人が経営していたという会社の名前です。
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7月上旬から目を付けられた少女4人は犯人と連絡先の交換などをしており、7月13日にはマンションに監禁、7月15日にニュースで報道されました。7月17日、1人の少女が拘束を解いて助けを求め、無事保護されました。
犯人は事件中に自殺してしまっており、遺書がないために犯行の動機はわからずじまいです。ただ、犯人の父親が難病を患い自殺、後を追うように兄が自殺、さらには母親までも自殺未遂を犯し、精神的に追い詰められていたようです。
日本の怖い未解決事件②企業を狙った脅迫事件『グリコ・森永事件』
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1984年と1985年に阪神で連続して起きた、食品会社への脅迫事件です。犯人が「かい人21面相」と名乗ったこともあり、「かい人21面相事件」と呼ばれることもあります。また、警察庁広域重要指定114号事件とされています。
1984年3月、江崎グリコの社長を誘拐して身代金要求の事件を皮切りに、丸大食品や森永製菓、ハウス食品などの有名食品会社が標的にされました。しかし1985年8月12日に犯人から終息宣言がされ、2000年2月13日に控訴時効のため、未解決事件となりました。
日本の怖い未解決事件③四日市ジャスコ誤認逮捕死亡事件
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2004年2月17日の三重県四日市で起きた誤認逮捕で、さらに冤罪事件でもあります。無実の68歳の男性が店員や買い物客たち複数に押さえ込まれて、警察官に拘束されたのち死亡しました。男性の死因は「ストレスによる高血圧性心不全と不整脈」と判断されました。
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ジャスコ四日市尾平ショッピングセンターのATMコーナーで、女性が財布を取られたと男性ともみ合いになったことが、事件の発端です。ただ男性を泥棒扱いした女性は現場から逃走しており、虚偽告訴罪の被疑者として捜査をしていました。
そして2011年2月17日に窃盗事件の時効が成立したため、未解決事件となりました。しかし捜査の結果財布はそもそも男性のものであり、窃盗罪自体が成立していなかったのです。2011年5月には男性の無実が認められ、遺族に被疑者補償が支払われました。
日本の怖い未解決事件④人違い殺人?『井の頭公園バラバラ殺人事件』
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1994年4月23日に、井の頭公園のゴミ箱に捨てられていたポリ袋からバラバラにされた人間の手足が発見されたことから、事件が発覚しました。関節も内臓も無視して合計27個に切り取られた体の一部が、袋に入れられて7箇所に捨てられていました。
発見された死体は近くに住む男性のものと判明しましたが、交友関係を辿っても周囲の関係を捜査してみても犯人が全くわかりませんでした。そして、2009年4月23日に時効を迎えて未解決事件となっています。
日本の怖い未解決事件⑤謎だらけ『福島女性教員宅便槽内怪死事件』
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1989年2月28日に、教員住宅の便槽内で亡くなっている男性を発見したことから発覚した事件です。発見者はその住居に住む女性教員ということで、覗き目的で侵入したものの寒さと窒息で死亡したのではないかと言われています。
しかし、亡くなっていた男性がとても好青年であったことから、村中の人たちが覗きを否定しています。また重機を使わないと遺体が取り出せないような狭い場所であったことや、亡くなる4日前から足取りが掴めなかったこともあり、未解決事件となっています。
本当にあった怖い未解決事件40選!~日本編②~
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最初に紹介した5つの事件は、知っているという方も多かったのではないでしょうか。しかし、日本で起きた不可解な未解決事件はまだまだたくさんありますよ。続けて5つの未解決事件をご紹介していきましょう。
日本の怖い未解決事件⑥ワラビ採り事件こと『長岡京殺人事件』
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この未解決事件は、1979年5月23日に京都府の長岡市で発生しました。主婦2人が仕事終わりに近所の竹林へワラビ採りに行ったあと、そのまま行方不明となり2日後に山頂付近で遺体となって発見されたという事件です。
主婦2人は、それぞれ刺殺と絞殺という死因が判明しています。また犯人の血液型がO型であることや、目撃情報を元に似顔絵を作って捜査をしていましたが、有力な情報を掴むことはできず、1994年5月23日に時効を迎えて未解決事件となりました。
日本の怖い未解決事件⑦被害者は2面性を持つ女性『東電OL殺人事件』
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1997年3月9日に、東京都の渋谷区円山町のアパートで女性が殺害されたという事件です。この女性は東京電力の幹部社員という、とても高い地位にいた方でしたが、夜は売春をしていたということがわかっています。
女性の死因は絞殺で、犯人は近所に住むネパール人の男性とされ、強盗殺人容疑で逮捕されます。しかし捜査していくうちに冤罪であると判明し、裁判の結果2012年に無罪が確定しました。まだ真犯人がわかっておらず、未解決事件です。
日本の怖い未解決事件⑧真犯人は他にいる?『足利事件』
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1990年5月12日に栃木県の足利市にあるパチンコ店の駐車場から、女児が行方不明になり翌日遺体で発見されたという痛ましい事件です。翌年、被疑者として一人の男性が逮捕、被告人として告訴され、無期懲役の有罪判決を言い渡されます。
DNA判定の結果逮捕に至ったのですが、再度鑑定したところ彼のものと一致しないということが判明し、冤罪被害者であることがわかりました。結局真犯人は見つかっておらず、公訴時効となり未解決事件です。
日本の怖い未解決事件⑨ナンペイ事件こと『八王子スーパー強盗殺人事件』
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1995年7月30日に、東京都の八王子にあるスーパーの閉店後に起きた強盗殺人事件です。正式名称は「大和田町スーパー事務所内けん銃使用強盗殺人事件」ですが、店名から「ナンペイ事件」とも呼ばれています。
女性スタッフ3人の命を奪った犯人はいまだ逮捕されておらず、公訴時効となりそうでしたが法改定に伴い長期捜査が続けられています。一般人へ向けて拳銃を使った事件ということで、銃犯罪のターニングポイントとなるのではないかと言われています。
日本の怖い未解決事件⑩『名古屋妊婦切り裂き殺人事件』
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1988年3月18日、愛知県の名古屋市のアパートで起きた殺人事件です。新聞で「史上稀に見る猟奇的な殺人事件」だとして報道されました。愛知県警察が4万人もの捜査員を動員しましたが、有力な手がかりは得られず未解決となっています。
被害者である女性はお腹を切り裂かれており、病院に搬送されるも死亡してしまいました。しかし、赤ん坊は適切な処置と懸命な手術により全治10日間の怪我を負ったものの、奇跡的に一命を取り留めたのです。
本当にあった怖い未解決事件40選!~日本編③~
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日本編②では1970年~1990年代の未解決事件をご紹介してきましたが、2000年に入ってからも不可思議な事件は多く起こっています。続けて日本で起きた事件で、未解決のものをご紹介させていただきますね。
日本の怖い未解決事件⑪なぜバラバラ?『琵琶湖バラバラ殺人事件』
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2008年5月17日から6月23日にかけて、琵琶湖の湖岸に放棄された遺体の一部が発見されるという事件です。2009年2月27日に、捜査特別報奨金制度の対象となり、一度解除されましたが再度指定され、捜査が続けられています。
遺体の身元は野洲市に住む男性で、約10年後である2018年11月30日にDNA鑑定や聞き取り調査、運転免許の非更新者の履歴から遡り特定されました。また、2008年には痴情のもつれから交際男性を容疑者だという嘘の通報がされる事件も起きました。
日本の怖い未解決事件⑫模倣犯も登場『パラコート連続毒殺事件』
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1985年4月30日から11月17日の間で、日本の各地で多発したパラコートという毒物を用いた無差別殺人事件です。当時はまだ監視カメラが浸透しておらず、物的証拠もほとんどないために全ての事件が未解決となっています。
犯行の手口としては、自動販売機の受け取り口に置き忘れの商品と思わせた毒入りのジュースを放置して、手に取らせるというものでした。このことから、一度開封したものは飲み口にリングが残るように、今のボトル構造が作られました。
日本の怖い未解決事件⑬短時間の犯行『八戸市女子中学生刺殺事件』
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1993年10月27日に、中学2年生の女生徒が自宅で刺殺されるという事件です。室内を物色された形跡や少女が刺し傷以外に乱暴された形跡はなく、死因は心臓を刺されたことによる失血死とされています。発見者は母親でした。
犯行時刻は、母親が帰宅する約20分程前で、刺殺に至ったのは3~8分前なのではないかと言われており、とても短い時間での殺害であったのではないかと言われています。遺留品や目撃情報はあったものの2008年10月27日に時効を迎え、未解決事件となっています。
日本の怖い未解決事件⑭肝試しから帰って来ず『坪野鉱泉女性失踪事件』
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1996年5月5日、富山県氷見市に住む女性2人が「肝試しに行ってくる」と家族に言って外出し、友人へポケベルで「魚津市にいる」というメッセージを最後に、行方不明になってしまったという未解決事件です。
警察は肝試しと魚津市というキーワードから、坪野鉱泉旅館跡へ行ったのではないかと捜査をしましたが、失踪当時運転していた車すら発見できず現在に至ります。暴走族の多い場所であったため、何かしらの事件に巻き込まれた可能性が高いと言われています。
日本の怖い未解決事件⑮『京都精華大学生通り魔殺人事件』
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2007年1月15日に京都市の左京区で起きた殺人事件です。被害者の男性は、京都精華大学に通っていた男子学生でした。そして現場は京都精華大学の近くで、被害者男性は学校からの帰宅中に事件に巻き込まれたのです。
小型の刃物で全身数十箇所を刺されて、被害者男性は死亡しました。容疑者の男性の容姿や特徴は判明しているものの、手がかりが少なく今現在も行方を追って捜査中となっていて、捜査特別報奨金制度の対象となっています。
本当にあった怖い未解決事件40選!~日本編④~
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不可解な失踪や不審死、凶悪な殺人事件まで様々な未解決事件をこれまで15件ご紹介してきましたが、日本ではまだ他にも解決されていない事件があるのです。つい最近の出来事として、覚えていると言う方もいらっしゃるかもしれませんね。
日本の怖い未解決事件⑯黒幕は誰?『大阪西成女医不審死事件』
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2009年11月16日に、内科医の女性が大阪市西成区の千本松渡船場にて水死体として発見された事件です。当初は過労による自殺だと判断されましたが、遺族からの申し立てで殺人事件として調査されるようになりました。
日本の怖い未解決事件⑰様々な憶測が飛び交う『王将社長射殺事件』
2013年12月19日に、王将フードサービスの当時社長だった大東隆行さんが射殺された事件です。本社前で、大東隆行さんが運転してきた車の付近で倒れているところを発見、病院へ搬送されましたが死亡されました。
事件発覚後、小中学校の登下校に気を配ったり不審者に注意する書面が配布されたりしました。2015年12月、遺留品から犯人のものと思われるDNAを発見しましたが、いまだ特定にまでは至っていない状況です。
日本の怖い未解決事件⑱洋子の話は信じるな『嵐真由美さん失踪事件』
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1994年9月2日、午後7時に外出をした嵐真由美さんが失踪したところから事件は始まります。事件の被害者ということで嵐家はワイドショーに出ることになったのですが、その際カメラに写るように「洋子の話は信じるな」とメモが貼られていたのです。
洋子とは真由美さんの姉で、そのメモは母親が貼り付けたのではないかと噂されています。事件の証言に関しては洋子さんが多く行動や発言をしていて、それが一部虚言であるのではないかとも言われています。
日本の怖い未解決事件⑲拉致された?『伊勢市女性記者行方不明事件』
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1998年11月24日に、三重県の伊勢市で起こった失踪事件です。女性記者は深夜に勤務先を出てから行方不明となりました。失踪直前に取引先の男性と会っていたことがわかっていますが、その男性はこの事件とは無関係とされています。
被害者女性の乗用車は発見され、荒らされた形跡はなかったものの携帯電話やバッグなどはなくなっていました。しかし非喫煙者の車にタバコが残っており、北朝鮮の拉致の可能性も考え捜査が続けられています。
日本の怖い未解決事件⑳『東京駅コインロッカー死体遺棄事件』
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2015年5月31日、東京駅のコインロッカーから遺体の入ったキャリーケースが発見されるという事件が起こりました。死後1ヶ月以上経過しており、目立った外傷はないため直接の死因はわからず、身元不明の70~90代の女性ということだけがわかっています。
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この事件は、殺人および死体遺棄事件として捜査が始まりました。そして遺体から生前の女性の顔や背格好を割り出し、モンタージュを作成して身元の特定を急いでいますが、現在でも明らかになっていません。
ここまでご紹介した未解決事件以外にも、まだまだ頭を悩ませるような事件が日本では起きています。神隠しと言われるような失踪事件や、恐ろしい殺人事件などが25件ありますので、詳しく知りたい方はこちらもチェックしてみてください。
本当にあった怖い未解決事件40選!~日本編⑤~
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40件のうち20件をご紹介してきましたが、残る20件のご紹介をしていきましょう。そのうち日本での未解決事件は、10件のご紹介となります。他の10件に関しては世界で起きている未解決事件をご紹介していきますよ。
日本の怖い未解決事件㉑神隠しにあった?『広島一家失踪事件』
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2001年6月3日、広島県に住む一家と愛犬が失踪するという事件が起こりました。一家が所有していた山に神隠しの伝説があったことから様々な憶測が出回りましたが、近所の京丸ダムに車ごと沈んでいるのを発見されました。
不可解な点として、多額の借金はなく翌日は旅行に行くということで準備が進められていたこと、家の中が荒らされていなかったことなどが上げられますが、事件性はないということで一家心中と扱われたようです。
日本の怖い未解決事件㉒謎の殴り書き『大和市高齢男性殺人事件』
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2003年3月2日、神奈川県の大和市にあるマンションで男性の遺体が発見され、事件として浮かび上がりました。男性は血を流してうつぶせ状態にさせられ、頭から布団をかけられて、近くには「ざまあみろ」と書かれた紙が置かれていたそうです。
2月24日までは元気な姿が近所で確認されており、事件発覚の際にはきちんと施錠されていて、室内に争った様子もなく凶器も見つかっていません。監視カメラに不審な男の姿は映っていたものの、まだ犯人逮捕とはなっていません。
日本の怖い未解決事件㉓奇妙な一家『一家五人餓死事件』
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2000年8月17日、大阪府泉南市で起きた不可解な事件です。60代の母親を中心に暮らしていた一家でしたが、あるときから子供達の姿が見えなくなり、異臭も漂い始めて隣人が警察に通報して発覚しました。
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警察がかけつけると、同居していた女性の兄が対応し「あと10日待ってほしい」と訪問を拒否します。しかし悪臭が強く家の中へ踏み込むと、布団に寝かせられた5人の腐乱死体があったのです。死因はいずれも餓死でした。