駅弁大学とはどんな大学?意味やランキング、メリットデメリットをご紹介

学部が少ないのでどうしても在学数が少ないのですが、そのぶん自分のライバルになる人間も少なくなります。例えば、どうしても受けたい講座が抽選であったりとか、留学するために上位の成績をとらなければならない場合など難易度が下がります。

勉強に集中できる

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入学を希望する学部が専門性に富んでいたり、将来的に大学院までの進学を考えているのであれば地方国立大学は最適です。学生数が少ないので教授に質問をしやすく、院試を受ける人も少ないので都心の大学よりも合格率が上がります。

地元企業への就職には最強

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駅弁大学は地方に密着している場合が多いです。「地元で一番優秀な大学」という立ち位置であることがほとんどのため、駅弁大学出身だと地元企業からはまず「優秀な人材」とみられます。特に地元の金融機関や公的機関は地元の国立大学から多くの学生を採用します。

地方は人材の確保が課題とされている企業が多く、地元出身で地元の企業に就職となると大変喜ばれます。東京の大学へ進学して大手企業へのエントリーシートを送り続けるか、地元の大学へ進学して地元の企業にさくっと内定を決めるかは甲乙つけがたい所ではないでしょうか。

駅弁大学だからこその繋がりが強い

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旧帝大等よりも学生が少ない分、一人一人の結びつきが強いです。大学内がほとんど顔見知りだったり、大企業に就職した場合でも同じ駅弁大学OBの先輩が可愛がってくれたり、ということが多くあります。

駅弁大学の卒業生の声をご紹介

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では、駅弁大学のOB・OG・在校生は、自分の学生生活を通してどういう見識を得たのか見てみましょう。大事なのは「どこに行くか」ではなく、「どこで何をするか」という高い意識だということがよく分かります。

己の将来をしっかり見据える

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「地方国立大学には様々なメリット・デメリットがありますし、一概には良いとか悪いとかは言えないと思います。ただ何か大きな損をすると言うことはありません。大切なことは大学の選択は自分が将来”どこで、何をしたくて”をしっかりと考えた上で決めていくということですよ!」

その通りです。都市部の大学へ何の志も持たずに入学するのと、地元の大学にしっかりとした意識をもって入学するのとでは、卒業するときに雲泥の差ができていることでしょう。大事なのは自分がなにをやりたいか、そのために日々どう過ごしたらいいのかです。

地方だからこそ可能性は無限大

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「駅弁大学がある地方には都会に比べて本当に何もない。(中略)だが絶望ばかりしてはいけない。その代わり駅弁大学生は自分が発起人になる機会に溢れている。とにかく、都会ではなりにくい先駆者になることで周りと差を付けろ。」

「なければ作ればいい」とは、なんとも素敵な考えです。駅弁大学で先駆者となることができれば、そのプレゼン能力は企業でもきっと高く評価されることでしょうし、周りからも注目を集めること間違いなしでしょう。

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