駅弁大学とはどんな大学?意味やランキング、メリットデメリットをご紹介

「高校時代、マーチや関関同立にいった子たちともたいして成績は変わらなかったです。でも前者は駅弁大と揶揄され、後者は難関私立――都心でバリバリやってく人たちだと言われ。あんまりではないですか」

残念ながら、国立大学に決定的に足りないのは知名度の低さです。駅弁大学の上位校は私立のマーチ、関関同立と同じくらいの偏差値ですが、どうしても有名私大の方が”華”があるせいか、国立大は劣って見られがちです。

理系学部なら断然国公立大学

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「理系に進学するなら将来を考えると国立大学」と言われています。近年の理系学部は文系学部に比べて時間も費用もかかります。また就職面でも私立大学に通うよりもメリットがあるといえます。地方国立大学は、いわば穴場なのです。

理系学部の現状

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理系学部は文系学部よりも専門性に富んでいて、学部偏差値も各大学理系学部の方が高い傾向にあります。医薬はもともと6年制、理工学系は4年制ですが、最近では大学院までの進学がマストとされ、理系の大半は6年間大学に通うと思ってよいでしょう。

つまり学費が文系よりかかるということ!さらに大学院への進学ともなれば、院試を通らなければなりません。ライバルは一人でも少ない方が院試を通る確率は上がります。都会の大学院に進むよりも、地方国立大学の院を出て就活を手堅くしてしまうのも一つの手なのです。

実はこんなにすごい!ねらい目の国立大学

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学費が安く、ライバルが少ない。そんな生活面だけのメリットだけではないのです。地方大学も自分のカラーを出そうと昨今は必死になっています。専門性に富んだ地方国立大学をご紹介します。きっと興味がわきますよ!

信州大学

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古くから養蚕が盛んな長野県の信州大学では、明治時代から続く製糸技術によるファイバー工学が高い評価を受けています。信州大学にある繊維学部というのは日本国内で信州大学にしかありません。繊維というと布のイメージがありますが、炭素繊維や浄水器のフィルターなど工学的部分が評価されています。

信州大学のある長野県は自然が豊かで、キャンプの聖地としても有名です。進学した方はキャンプデビューもしてみてはいかがでしょうか?よろしければこちらの記事もぜひご覧ください。長野県のキャンプ場についてまとめてあります。

富山大学

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「富山の薬売り」という言葉を現代にも引き継ぎ、富山大学の薬学部は、昔から使用されていた薬について、その薬効の原因は何なのか。また 別の効能、これまで知られていなかった効能がないのか、といったこと探索・研究に力を入れています。

駅弁大学にもいいところはたくさんある

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いかがでしたか?マイナスな印象からスタートした駅弁大学のご紹介ですが、その環境を生かすも殺すも結局は自分次第といえるでしょう。メリットもデメリットもありますが、前向きにとらえて全国の大学生がより良いキャンパスライフを送れることを祈ります。

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