高山正樹の生い立ちと現在は?仙台女児連続強姦事件の判決やその後に迫る

服役中に模範囚となったり、自らが犯した罪に対して十分な反省が見込める際には、無期懲役といえども仮釈放になることがあります。そもそもが可能性の低い話であることに加えて、高山受刑者のケースでは世間のバッシングが大きく仮釈放となれば署名を集めて阻止すると表明する団体や個人が少なくないため、その可能性は見込めないでしょう。

仮釈放となるには、反省や更生の意欲が認められるほかに、「社会の感情が仮釈放を是認すると認められること」という基準があります。多くの被害者を出した本事件において、いくら本人が反省の意を示したところで世論が覆ることは考えづらく、また社会的影響を考えても一生を刑務所で過ごしてもらう方が安全と思えます。

高山正樹は在日中国人!在日による事件は多い?

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高山受刑者の父は中国人であり、本人は裁判中に、ハーフであることを理由にいじめられたと供述していました。男の供述に関しては虚偽の可能性もありますが、在日中国人であることは明らかになったわけです。では、実際に日本国内で起きる外国人の犯罪は話題になるほど多いものなのでしょうか。

日本国内で起こる犯罪のほとんどは日本人によるものであり、在日外国人による犯罪は、日本人による犯罪に比べて決して多いといえるものではありません。ではなぜ、日本人の国民感情として在日中国人や在日韓国・朝鮮人の犯罪を忌み嫌う傾向が強いのでしょうか。

在日外国人による犯罪の内訳は?

在日外国人による犯罪だけをクローズアップしてみると、在日韓国・朝鮮人の犯罪が約5割を占め、次いで在日中国人の数が多いことがわかります。在日外国人による犯罪の約7割は中国人・韓国・朝鮮人によるものであり、危機管理上、我々が神経を尖らせてしまうのも無理はない話なのかもしれません。

特別永住制度による兼ね合いや強制送還のできない事例があり、結果として犯罪者が国内に留まってしまっているという見方もあるようです。しかしながら、個人への根拠のない誹謗中傷を行なったり、民族差別的な偏った評価付けをするのは好ましくないことでしょう。

高山正樹が起こした「仙台女児連続強姦事件」被害者たちのその後

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被害に遭った女の子たちはみな高山受刑者に対して、当時の判決文において、「いやだ」「会いたくない」という主旨の発言しています。一般的に、児童に対しての性犯罪では犯人が「優しいお兄さん」として振舞うことが多いため、こうした証言を求めた際には「怖い思いはしたけど優しかった」と印象を述べる子も少なくありません。

また、こうした精神的なダメージはもちろんのこと、被害者の中には完全な治療が困難なほど身体的に大きな傷を負ってしまった女児もおり、目に見える事実だけでも男がいかにおぞましい犯行を起こしたのかは想像を絶するものがあります。

高山正樹に対する女児たちの言葉

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前述の通り、高山受刑者に対する女児たちの印象はすこぶる最悪でした。当然のことながら、幼い身体に与えた傷はもちろんのこと、心に与えたダメージを考えても、第三者からは到底計り知れるものではなく、成長につれ自分のされたことを理解してしまった時のことを思うと精神的な後遺症は多大なものであると言わざるをえません。

「消えちゃってほしい。怖い。」「私に変なことをした男の人が刑務所から出てきたら怖いから、ずっと刑務所の中に入れてください」(引用元:本事件判決文より)

歩行障害を抱えたり、子宮全摘出や人工肛門になった被害者も

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暴行をされた被害者の中には、幼い身体に無理やり行為をはたらかれたため子宮を全摘出したり、会陰が裂けて人工肛門にならざるをえなかったりした子もいました。幼くして、一生の障害を抱えて暮らさねばならなくなった被害者のことを思えばこそ、いまだ反省もせず檻の中でのうのうと生きている男を決して許してはなりません。

己の欲求を満たすことばかり考えた犯罪者に何を言っても通用しませんし、たとえ被害者が成人であったとしても起こってはいけない事件でありましたが、なんといっても将来のある子供達が被害者になり重大な障害を抱えてしまったことについて何の感情も示さない高山受刑者の心の内は常人の理解が及ぶものではありません。

高山正樹の父が被害者らに賠償金を支払った

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高山受刑者に課せられたのは無期懲役に加えて、多大な損害賠償です。この賠償金については、高山受刑者の父が一部なりとも支払おうと努力を見せたようです。しかし、多少の金銭を支払ったからと言って罪が軽くなるわけはありません。被害者たちが負った心身の傷は現在に至ってもケアが必要で、金銭で解決できるものではないでしょう。

幼い子供が被害に遭う事件は、残念ながら多く存在します。そのどれもが非力で抵抗力のない社会的弱者を狙った許されざる犯行です。その中でも代表的かつ残虐な例として、2001年に大阪で起きた無差別殺傷事件が挙げられるでしょう。附属池田小についての記事はこちらです。

高山正樹だけじゃない!小児性愛者が起こした事件

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ここでは、これまで取り上げたものとは別の事件を紹介します。これらは小児性愛者による犯行である可能性が高いとされており、このケースでは殺人事件が多く見られるのが特徴です。口止めや逮捕を恐れてというのも理由ではありますが、大人と違って突拍子もない行動をした子供に対して動揺し、意図せず殺害してしまうケースもあるようです。

また、性犯罪者の特徴として、再犯率が非常に高いことが挙げられます。ここに紹介する事例にも、似たような事案での前科がある再犯者が見受けられます。殊に性犯罪においては、再犯を防止するというのは大きな課題であり、青少年を悪質な小児性愛者から守るための義務とも言えるでしょう。

小児性愛者が起こした事件①千葉小3女児殺害事件

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2017年の3月に起こった事件です。小学校への登校中に行方不明となった女児が数日後に絞殺体で発見され、警察は殺人・死体遺棄事件として捜査しました。逮捕された男は小・中学生の出演するイメージDVDを収集するのがもっぱらの趣味であり、15才以下の女性にしか興味がなかったとのことです。

この男は殺害された女児の通う小学校の保護者会元会長であり、小学校に通う児童たちからも顔なじみで保護者からの評判はよかったものの、元勤務先の同僚や上司の証言により小児性愛者であることが明るみになりました。これを裏付けるようにして、警察は家宅捜索の際、いわゆる裏モノのDVDを押収しています。

小児性愛者が起こした事件②奈良小1女児殺害事件

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2004年11月に起こった誘拐殺人事件です。小学校から帰宅途中の女子児童が誘拐され、その後に殺害・遺棄されたもので、逮捕された犯人の自宅からは児童ポルノのビデオ100本近くや雑誌、盗んだ女児の下着や衣類、ダッチワイフなどが押収されました。この男は小児性愛者であったとされています。

また、犯人にはわずか14才のころ幼児への強制わいせつを犯した前科がありました。再犯である本事件では殺人を犯したことで死刑となりましたが、極刑を言い渡された場でガッツポーズしたり、「死にたいから争わない」といった発言をしたりと、かなり人格の歪んだ人間であったことが窺えます。

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