なぜ神奈川県警は無能と言われてしまうのか?理由は?
神奈川県に住む人もそうでない人も、県警の無能さについては聞いたことがある人は多いのではないでしょうか。実は、全国的に見ても非常に犯罪の多い都道府県になるのですが、なぜここまでの評価になってしまったのか、その理由について探っていきましょう。
ほぼ毎年県警から犯罪者が出て「不祥事のデパート」との異名を持つ
数多くの事件が起きるのは、どの都道府県でもあることです。また、警察官としての採用試験も各都道府県で異なるので、警官となる人物の資質も都道府県によって特色が出ており異なるのもわかりますが、その警察官が犯罪者となることが多いのです。
その多さは県警から毎年一度犯罪者が出ているほどであり、他の都道府県と比べると非常に多いのです。安全を守るための警察からそのような犯罪者が多数出てしまうので、全国的に見て「不祥事のデパート」と呼ばれるほどなのです。
調べてみたところ、その不祥事の数々は1990年代から始まっているようで、具体的な例では薬物の売買や仕様、売春や窃盗、殺人と内容は様々です。そんな事件に県警の現職の人間も関わっているというのです。
さらにこれらの中には勤務中に犯罪行為を行って関わっている人間もいるほどであり、あまりにもこういったケースが多いので、専門のウィキぺディアのページが作られるほどなのです。ここからもこういった別称や評価が下る理湯がわかるというものでしょう。
もちろん、犯罪歴のない年もあるようですが、年に一度以上も起こる年もあるので、どちらにしても模範となるべき、地域を守るべき立場の人間が集まる組織がするようなものではありません。
ずさんな捜査・見解など
このような評価が下る理由には、犯罪に加担する県警の人間が存在することももちろんありますが、その捜査や見解の質にも問題があるといわれています。例えば、後述するとある事例においては、全くの見当違いで捜査を進めてしまったケースもあります。
見当違いな捜査と見解によって、最終的に本来防げたであろう殺害事件や犯人の逮捕が長期化するといった事にもつながっています。もちろん警察もすべての事件が最短で解決できるわけではありません。
事件によっては見解が間違っていることも、捜査が遅れることもあるかと思いますが認識の誤りがあってその結果操作に悪影響のあるケースが多いのも、この県警の特徴なのです
事件を未然に防げなかったケースが多いと、やはり周囲からの評価は下がる一方でしょう。
採用基準を下げたことによるレベルの低下
先述した通り、各都道府県の採用基準はそれぞれ異なります。ですので、採用基準や、それによって集まる人間の警察官としてのレベルがどれほどの物かは当然差が生まれますし特徴があってしかるべきでしょう。
しかし、特に県警の悪い噂となっている原因として採用基準の低下により警察官としてのレベルも下がったことが密接に関係しているといわれています。なぜこのようなレベルの低下が起こったのでしょうか。
調べたところどうやら一時期、毎月といっていいほどの頻度で殉職者が出ている状況が続いた時期があったそうです。これにより欠員が多く発生し、それを補うための人員を募集する必要があったのです。
しかし、人員募集というものはなかなか素早くできる物ではありません。その時に行われたのが欠員を埋めるための基準を下げた試験でした。そのため、結果的にレベルの低い人間が警察官として採用されてしまい、モラルの低下が起こったといわれています。
もちろんこの時期に採用された全ての人間が、こういったモラルの低下を引き起こしているとは言えませんが、これ以降の犯罪率の高さを考えると、決して無関係とはいえないでしょう。
神奈川県警が無能と言われる事件①
犯罪率の高さと、それにより県警がこのような酷評を集めることになる理由についてはわかりましたが、いったい過去にどのような事件があったのでしょうか。具体的な事例について紹介していきましょう。
坂本堤弁護士一家殺害事件
先述でもふれた当時見解の違いで捜査が遅れた事例の一つになります。事件概要は1989年、当時オウム真理教の問題にかかわっていた弁護士である坂本堤という弁護士とその一家が、宗教幹部6人に殺されるというものでした。
きっかけは坂本弁護士率いる、オウム真理教被害者の会なる組織が結成されたことから始まります。当時坂本弁護士は、とある女性からの紹介で教団の出家信徒と呼ばれる人物から相談を受けており、それ以降、教団の反社会性や被害について言及していきました。
そのことが関係して、当時のTBSが坂本弁護士に取材を行い、「オウム真理教の狂気」なる特集も行われていました。また、教団内の取材も同時に執り行われており、それぞれの取材の様子は録画されていました。
そうした取材が行われる中、教団関係者が取材と報道内容に紛糾し、これらの各取材録画映像を見せるように教団側が訴えてきたのです。もちろんTBS側は最初は見せられないと断っていたようですが、最終的には教団の取材と引き換えに見せることとなります。
この状況により、坂本弁護士が教団に害成す存在であると知られることとなります。教団側は、当時坂本弁護士が所属していた横浜法律相談所へ信仰の自由を抗議した模様ですが、当然坂本弁護士はこれに反論。その結果、対立はより強固なものとなっていきます。
この結果、教団から坂本弁護士の殺害命令が下り、坂本弁護士ならびにその家族2人も殺される事件が起こるのです。家で眠っている家族3人を殺し、死体を山中に遺棄。その後調査が行われるものの、証拠が出ることがく長期化し解決に至った時にはすでに多くの事件が起きた後でした。
神奈川県警の対応
事件の内容は上述の通りですが、県警の対応はいかなるものだ多のでしょうか。それは非常にずさんな認識の下で行わたといわれています。まず第一の認識の間違いとしてしてきされたのは、初動捜査から見られる警察側の思想でした。
元々坂本弁護士が所属しえ居た弁護士側と思想が異なる警察は弁護士側の主張を快く思っておらず、批判をしたがる対立関係にあったといわれています。もちろんこの姿勢は全国の県警に共通するものがあったようですが、神奈川では特に過去の事件からこういった姿勢が強かったそうです。
それもあってか、当時坂本弁護士の殺害のあった現場で教団のバッジが落ちているにも関わらず、その状況以上に、坂本弁護士が借金で失踪したなどという方向で捜査を進めていたというのです。
これに便乗した教団側は、当然バッジは殺害犯人が意図的に教団に罪を着せるために置いたものだと主張し、さらに教団側への警察の動きを鈍らせるものとなっていきました。
さらに、教団側への捜査が想像以上に遅かったことも認識の甘さが招きました。というのも、当時捜査を進める中で行われる事情聴取について、教団側が修行や各国の宗教活動の訪問で何度か延期が行われているのです。
もちろん、後から発覚した事実によると、これらの教団の活動は全て事情聴取やマスコミのインタビューを避けるための行動であったことが分かっています。しかし、当時は県警はこれを良しとし、一向に捜査が進まなかった時期があったのです。
これは明らかに認識の甘さであり、先のバッジの関係も相まって見当違いな方向での捜査をさらに加速させたと言います。こういった状況により、捜査の遅れと事件性の認識の違いで、この後に地下鉄サリン事件などの大規模なものを起こしてしまいます。
坂本弁護士を殺害した犯人は、その後捕まりますがもっと早い段階から教団側への捜査が行われていれば、大規模なサリン事件を起きることもなく早期解決ができていたはずなのです。
坂本堤弁護士一家殺害事件と関係のある地下鉄サリン事件に関する記事はこちら
神奈川県警が無能と言われる事件②
県警が誤った認識の下で行った捜査は他にもまだまだあります。次に紹介するのは座間市で起きたとある事例で、集団で殺害されたものでしたが非常に凄惨な、記憶に新しい内容になります。
座間9遺体事件
事件内容は、2018年に起きたとある男性が女性9人を殺害し遺棄したことが発覚します。当時東京都の八王子市で無職女性が行方不明になるという事件があり、その後の調査で、座間市のアパートに行きつき、調べたところいくつかの女性の遺体が見つかったというものです。
犯人は、このアパートに住む男性で女性全員を暴行や襲ったりなどして殺害に及んだと供述しています。女性とは自殺サイトや犯人自信がTwitterなどで自殺願望のある女性との交流を経て出会ったとのことでした。
しかし、後の調べで犯人によると、女性は自殺願望はありあがらも本当に死にたいと思っている人はおらず、ただ殺人を犯したと罪を認め逮捕となったようです。金銭的な目的など殺害した動機は様々なようですが、衝撃的な事件となりました。
神奈川県警の対応
2018年という比較的最近の出来事ではありますが、だからこそその対応の悪さが見える事件となり当時話題を呼びました。どういった対応だったのかというと、そもそもこの事件は殺人ではなく集団自殺と早期に判断し捜査を進めていたというのです。
実は、9人という被害者が出る以前から調べは始まっていたようで、仮に殺人という方向で調べていれば犯人の早期逮捕も可能だったといわれています。最寄りの防犯カメラなどを調べると犯人らしき人物が後の捜査でわかっています。
つまり、早期に殺人の方向でも認識を持っていれば、こういった調査内容で犯人特定も割り出せたはずなのです。集団自殺として認識していたために、自殺が行われそうな山中への捜索なども行い、こういった無駄な調査や捜査範囲の見誤りが発生していました。
神奈川県警が無能と言われる事件③
この事件では捜査の面だけでなく、県警自体が関与していた事例になります。現役で務める人間が、犯罪行為に手を染めたのです。こういった行為は決して許されるべきではありません。具体的内容を見ていきましょう。
神世界事件
事の概要は、有限会社神世界と呼ばれる新興宗教グループが起こした騒動になります。この宗教では、主にヒーリングサロンと称した癒しを提供する会社であり、全国でこのサービスを展開するとともに、サロンでお守りと呼ばれる物を販売していました。
これらによって相談料や礼金などと合わせて多額の金を集めていたのです。さらに、これらのヒーリングを受けた者には、勧誘なども行っており多数の信者を抱えていたともいわれています。
後の調べは詐欺罪などで犯行が確認されていますが、それまでは被害者も宗教ではないと納得されるように体制が作られていたこともあり、これらの罪を立証するには非常に難航したといわれています。
ネットや各種報道では新興宗教ではという疑いがかけられながらも、本人たちは宗教ではなくあくまでも会社と言い張り、なお色々な関連アイテムを高額で売り続けカルト宗教のような行為も行っていたといわれています。
また、宗教内で疑いを持つ人間がらわれても、内部には警察や著名人も多く所属していることから安心できるとうたっており、こういったところで怪しさがつぶやかれながらもなかなか捜査の手は入っていきませんでした。
しかし、2008年になり詐欺罪の疑いでようやく関連会社の捜査を行い、それらをきっかけに2011年には会社幹部陣らに逮捕状を取ることができ、合計25人もの経営陣を逮捕することに至ります。
神奈川県警が関与
新興宗教やカルト宗教の詐欺行為というものは、決して許される斧ではありませんが、とはいえ内容的に言えば珍しいというものではありません。また、この事件自体全国的に範囲が届いているために県警が捜査の上で密接に関与しているわけではありません。
では、どこで県警が関与したのかというと、実は新興宗教側で関与していたのです。当時の本部警備課長である人間が一連の事件に当事者としてかかわっていたのです。ない世は、勤務中に神世界の業務に携わっていたのです。
さらに言えば、これで多額の現金も手にしています。当時部下であった人間を金美優に勧誘し、約400万円もの報酬を受け取ているのです。これは副業禁止の行員に係る違反にもなっています。
さらには、この事件の捜査が進められる中で、逃走していたことも発覚しています。被害者を守る立場の人間が、このような詐欺を行う側に関与していたのは当然許される行為ではありません。
当然、一連の詐欺行為に関与していた本部警備課長は後に逮捕されることとなり、さらに懲戒免職処分を受けています。
神奈川県警が無能と言われる事件④
現職の警察官が関与する内容であれば、他にもまだまだあります。特に勤務中に行われた空き巣事件やレイプ事件など目に余る内容のものも散見されます。こういった直接的にかかわる犯罪行為も過去にはあったので、その一例を紹介していきましょう。
現職警官が公務中に空き巣
一つ目が現職警察官による公務中に起こした空き巣事件です。現職警官が起こした空き巣としては史上初といわれており、悪事はもちろんですがその不名誉さが伺えます。警官が入ったその家は、顔見知りの家だったそうです。
もちろんそれは許される行為ではありませんが、パトロール中に行ったようで現金数万円を盗んだとされています。空き巣に及んだ理由としては、当時住宅ローンの支払いや子供の養育費で金銭的に困っていたからだと供述しています。
過去にも同様の県警内部の人間による空き巣が行われていた事実はあるのですが、これは制服を着た公務中ではなかったようで、これにより公務中では史上初の空き巣といわれたそうです。どちらにしても許される行為ではないので、実刑判決を受けています。
中学生殺害事件を防げず
2015年に起きたある川崎市の中学生が河川敷で同中学生らにいじめられ殺害された事態にも、県警の対応の悪さが大きく関わっているといわれています。事件概要は、知っている人も多いかもしれませんが、被害者少年がいじめの末に殺害されたという者でした。
当時被害者の少年が、転勤した先での出来事で気に入らないという理由だけでいじめの対象として暴力をふるっていたといいます。しかし、殺人まで及ぶには県警が係る事態があったのです。そもそもこのいじめについては一度県警の人間が介入しています。
どうやら殺害以前に、被害者少年が先輩にいじめのことで相談しており、その先輩らが加害者側の中学生の家に訪れていたのだと言います。その結果、訪問先の中学生らは先輩らの行動に恐怖し、その母親などが驚き警察沙汰にしたのだと言います。
もちろん、あくまでもいじめがあっての事態なので先輩らは、その事実を警察に説明し事実確認をしようとしたのだそうです。しかし、当時現場には先輩と加害者であろう中学生のみで、被害に会ている少年との連絡がつかないために事実確認がろくにできないまま引き上げたそうなのです。
警察の対応はここが間違いでした。その対応から4日後少年は、この加害者中学生らに殺されることになります。捜査を進める中で、当然殺害以前に警察が介入し、いじめの事実確認ができているかどうかという点が注目を集めました。
きちんとその時点で事実確認ができていれば、少年が殺害されることは防げたはずなのです。この殺害に至ったのが、被害者少年が警察に通報したと勘違いしその報復で殺害したと考えられるからです。
少年らの報復は、いじめの事実確認ができていれば当然防げるものであり、想定できる内容です。それを野放しにした県警の対応は非常に悪質だといわれています。
藤沢北警察者巡査長による覚せい剤レイプ事件
本事例は当時巡査長であった人物が直接犯行に及んでいるものになります。1990年、当時巡査長であった県警の人間が、交通違反を犯した女性に対して覚醒剤を使用させて、その後何度もレイプを行ったのです。
彼は、ことあるごとに女性を覚醒剤のネタで脅し、逮捕をささやくことで取調室に呼んではレイプを行っていたのだそうです。その回数は3年間に10回以上といわれています。
しかし、もちろんそんなことをしてタダで済むはずがなく、その後損害賠償請求を提訴されました。しかし、その後原告側がこの賠償請求を取り下げたことでことは終了していますが、今なお不祥事の代表的な例として注目されています。
神奈川県警女性隊員殺害事件
2000年にはこのような事態も行っています。県警内の人間関係のもつれでこのようなことが起きました。ことの概要は、県警の音楽隊に所属する女性隊員が同隊のメンバーである男性に刺殺されたというものです。
犯行は女性の横浜市にあるマンションの部屋で行われており、マンションに響く悲鳴の声で駆け付けた隣人によって発見されました。女性には刃渡り17センチものナイフが刺さっており、その後救急隊が駆け付けるも女性は息を引き取ったといわれています。