河内弁は怖い?怖いと言われる方言の特徴や例文一覧、大阪弁との違いまとめ

京都は北河内と隣接しているため北河内の言葉と共通する点もあります。ただ京都弁は全体的にのんびりとしたテンポで話します。大阪弁の「何してんねん?」は京都弁だと「何してはる?」となり神戸弁ともまた違った柔らかな印象となります。

河内弁以外の関西弁③奈良弁

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奈良県の方言の特徴は大阪弁程強くなくまた京都弁より親しみやすいあっさりとした話し方をするところです。例えば「言ってるでしょう?」というのを大阪弁は「ゆってるやろ!」、奈良弁にすると「ゆうてるやん?」と優しい印象になります。

河内弁以外の関西弁④近江弁

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近江弁は滋賀県で使われている方言です。滋賀県は京都や大阪から北国や東国を結ぶ交通の中心部に位置するため京都弁や大阪弁と共通する点が多く滋賀県特有の方言というのはあまり見受けられないようです。

河内弁以外の関西弁⑤紀州弁

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紀州弁は和歌山県と三重県の南部で使われており和歌山県内では和歌山弁とも呼ばれています。紀州弁の特徴は「ザ行」「ダ行」「ラ行」の発音の混同が著しいところで、例を挙げると「座布団(ざぶとん)」→「だぶどん」、「全然(ぜんぜん)」→「でんでん」、「体(からだ)」→「かざら」等です。また敬語に当たる言葉が殆どないのも特徴です。

関西弁の中に「いけず」(意地が悪い)という言葉がありますが京都には「いけず石」と呼ばれる石があるそうです。「いけず」という方言との関係やどんな石なのか興味を持った方は是非こちらの記事も読んでみてください。

怖い印象の河内弁も使ってみたら意外と愛着あるかも?

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映画や漫画によって怖くて粗暴な印象を持たれてしまった河内弁ですが、その地域で生活している人々にとってはごく普通に使う日常言葉であるのと同時に昔から伝えられてきた文化です。方言を使うことは文化の伝承でもあり使うことによって愛着も湧いてくるでしょう。

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