親友たまちゃんのパロディ「だまちゃん」は、本家の優しいお嬢様風の性格とは真逆の、とても意地悪な人物として描かれています。言葉遣いも悪く無遠慮で、しか子はほぼ毎回だまちゃんに叱責されています。
あまりに横暴な言動に心底驚いたという読者の声も多く、ギャップがあり過ぎてストーリーが入ってこないほど衝撃を受けた声も。見た目もかなり改悪されています。
『ちびしかくちゃん』の登場人物③人を見下す「ぱなまクン」
本家の花輪君を、より嫌味にした人物でお金持ち設定は健在。他の人物が格段に醜悪に転向しているのに対して、まだ比較的悪性度は低いと言える人物。ただ、異常に人を見下すところが読者をモヤっとさせています。
花輪君は見た目にどことなく清潔感がありましたが、ぱなまクンはバタ臭さに拍車がかかり悪趣味な印象です。
『ちびしかくちゃん』の登場人物④かなり口が悪い「永ざわくん」
元々ちびまる子ちゃんの方でも性格の良いキャラではありませんでしたが、永沢君の毒性を倍増させた「永ざわくん」という人物が登場します。口の悪さがパワーアップし、刺々しいオーラを纏っています。
登場人物紹介ページでも「すごく悪いという噂」という書き方がされているレベル。すごく悪いという漠然とした表現が底知れなさを感じさせる要注意人物で、あらゆる場面で周りをどんよりさせています。
『ちびしかくちゃん』の登場人物⑤本当に卑怯な「藤水くん」
卑怯キャラとして登場していた藤木くんですが、より卑劣な「本物の卑怯キャラ」になり「藤水くん」という名前で描かれています。藤木くんの方にはあった可愛げのような救いの部分がなくなってしまっており、卑屈でダークなオーラに満ちています。
『ちびしかくちゃん』の登場人物⑥ド天然少年「はらじ」
紹介ページで「しか子の同級生」としか書かれていない「はらじ」。本家で言うところの、はまじのパロディですが、こちらは超ド天然な同級生としてビジュアルも更にギャグタッチに変化しています。はまじがそもそも、ややボケた人物であったわけですが、ちびしかくちゃんでは数倍レベルアップしています。
ただ、比較的害の少ない人物。
『ちびしかくちゃん』の登場人物⑦暑苦しい「下留尾くん」
「ズバリ~でしょう」が口癖の丸尾くんは、下留尾くんという名前で強烈さを増して描かれています。口癖はそのまま引き継いでいますが、セリフに冷酷さや攻撃性が宿っています。「ズバリろくでもないでしょう」と、本当にズバリ相手に突きつけるシーンもあり、嫌なやつオーラが凄まじいと話題です。
見た目も丸尾くんより格段に歪みが滲み出た表情になり、しか子に圧力をかけています。
『ちびしかくちゃん』の登場人物⑧しか子ちゃんの四角い家族
頻繁に登場するしか子の家族も、みな四角くリメイクされています。角張った見た目から、それだけでギスギスした空気が漂う家族関係。攻撃的なのは見た目だけではなく、全員が暴虐に表現されています。
傍若無人なピロシ
自分のことを棚に上げしか子に強くあたる父ピロシ。ヒロシも特に人格者と呼べるような父親ではありませんでしたがピロシは別格。かなり気性が荒くなっています。
しか子を怒鳴り、夕飯抜きなどの仕打ちを平気でできる暴君ぶり。
意気地のない友象
おじいちゃんの友蔵は「友象」と名前を変え登場。
唯一しか子に優しく接してくれる希少な存在ですが、打たれ弱さが著しく結局はしか子を守ってやれません。本家友蔵も決してパワフルではありませんでしたが包容力はありました。こちらの友象は自分を優先させることもあり、頼りない印象が強くなっています。
しかし、それでも日々打ちのめされているしか子にとっては安息の地と呼べる存在。
口も機嫌も悪いお母さん
しか子のお母さんは、ほぼいつも機嫌が悪く怒っています。怒っていなかったとしても、残酷な言葉でしか子を躊躇なく傷付けます。毒親とも思われる発言が多く、本家のお母さんとは完全に別人。まる子のお母さんも時には強く叱責することがありましたが、内容は正当なものでしたし言葉遣いも悪くありませんでした。
しか子のお母さんは「ゴミな母親」や「あのクソ坊主」というような過激な言い回しを頻繁に用いており気性の荒さが目につきます。