ヨナグニサンはモスラのモデルになった世界最大の蛾!幼虫も大きい!

ヨナグニサンとは世界最大級の大きさを誇る蛾で、『ゴジラ』に登場する架空の怪獣“モスラ”のモデルになったといわれています。気になるその大きさは手のひらを超えるほど。この記事ではそんなヨナグニサンの生態や幼虫など詳しく紹介していきます。

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「ヨナグニサン」ってどんな虫?モスラのモデルとなった日本最大級の蛾

大きい個体では、なんと人の顔よりも大きいサイズになることも。綺麗な翅を広げて飛ぶ姿は、鳥と見間違えて猟師に狙われたなんて噂も。珍しい種類の蛾なので、初めて聞いた、見たこともないかも、という人も多いはず。この記事では、そんな彼らの生態とその魅力を紹介していきます。

ヨナグニサンは日本最大・世界最大級の蛾!

左右の翅を合わせると30センチもの大きさになることも。人間の顔の縦幅は20センチほどですが、それよりも大きいサイズです。世界中に生息している蛾の中でも第二位の大きさを誇り、動画からもわかるように、成人の手の平よりもはるかに大きなサイズです。

ゴジラに登場するモスラのモデルとなったヨナグニサン

その堂々とした大きさから、ヨナグニサンはかの有名な怪獣作品である「モスラ」をデザインする際のモデルになったと言われています。さすがにモスラほどの大きさはありませんが、普段見かける昆虫のサイズとかけ離れているため、怪獣と呼ばれてもおかしくはない貫禄です。

日本では沖縄県の与那国島あたりにのみ生息している

CAME-RA / Pixabay

生息地域は意外と広く、東は日本から西はインドに至るまで見かけることができます。大型の生物は温かい地域に生息していることが多いですが、大きな体を持つヨナグニサンも例に漏れません。そのため、日本では温かい気候の沖縄県うち八重山諸島にのみ生息している貴重な品種です。

ヨナグニサン?ヨナクニサン?名前の由来や海外での呼び名など紹介

qimono / Pixabay

なんだか人名のような響きの名前を持つヨナグニサンですが、なぜそのような名前になったのでしょうか?また、日本では生息地に因んだ名前で呼ばれていますが、海外に生息している個体でも同じ名前で呼ばれているのでしょうか。

初めて見つかった与那国島からとった名前「ヨナグニサン」

国内でファーストコンタクトを果たした場所である与那国島に因んで、この名前が付けられました。「ヨナグニさん」ではなく、漢字では与那国蚕と書きます。蚕の字が示す通り、幼虫から成虫になるまでの間は繭の中で眠ります。その糸は織物にも利用されています。

「ヨナクニサン」とはどっちが正しい?

ヨナグニサンは、濁点で訛らない形でヨナクニサンと呼ばれることもあります。特に両者が指すものに違いはなく、名前の由来となった「与那国」の読み方の表記ブレのようなものです。ヨナクニの例では、石垣島や那覇など大きめの都市と与那国島を繋ぐフェリー「フェリーよなくに」があります。

与那国島の方言で「アヤミハビル」と呼ばれている

与那国島独特の方言では、「アヤミハビル」と呼ばれるヨナグニサン。一見するとまるで不思議な呪文のようですが、きちんと意味のある言葉になっていて、「模様のある蝶」という意味になります。

海外では「アトラス・モス」や「皇蛾」と呼ばれることも

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