伊勢崎市同居女性餓死事件とは?事件のその後と犯人の金井幸夫の生い立ちも

少年のような父親は、仕事から帰ってもすぐにゲーム三昧で 家族に全く無関心だったようです。母親は、そんなストレスからかローンを用いてブランド用品を購入したりして買い物依存症のような生活だったといいます。

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お互いの両親も介入しなかったため、家庭内で起こっていた悍ましい出来事は誰にも気づかれなかったのです。わずか3年という短い一生を遂げた小さな天使は、人間の体をもった悪魔に殺められたのでした。

虐待の連鎖は止まらなかった尼崎児童虐待死

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自分の愛おしい子供を自ら痛めつけ川に遺棄した事件です。身体にはいくつものあざや傷の後が残っており日々の壮絶さを物語っていました。

一時期は施設に預けられていたものの、引き取りたいという両親の願いから一緒に暮らしています。無残なことに翌日に変わり果てた姿となっているのです。

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この背景には虐待を受けて育ってきたことが関係しているとされます。母も小さいことから些細なことで乱暴を受け、躾だとされてきました。劣悪な家庭環境は改善されることなく受け継がれてしまったのです。

伊勢崎市同居女性餓死事件を起こした虐待を考察する

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現代の日本ではほぼ毎日のように、日本の各地で小さな子供や弱い立場である女性が虐待される報道が後を絶ちません。昔から起こっていたことでしょうが、匿名で通報できるように配慮されたことから判明数が急増しています。

なぜ、人は乱暴で支配をしようとするのでしょうか?虐待から起こる後遺症について考察しつつ、幸夫が経験してきたであろう経緯を辿ります。

脳が委縮し正常な判断が不可能

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苦痛な思いというものは、ストレスに値します。幸夫は過剰なほどに甘える状態から奈落の底へ落とされたような正反対の暴力という痛みを味わって成長しています。

甘えるというものは安らぎを与えている分、次に起こりうる虐待が相当な脳へのダメージを与えているとされます。人がストレスを感じたとき自身を守るため、血管を収縮します。

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この期間が長ければ全身に新鮮な血液は行き届かなくなり、脳へもません。こうして蝕んでいくのです。委縮してしまったものは元に戻せません。

さまざまな神経が集まっている集合機関であるため、正常な判断はしにくくなり偏った思考も浮き彫りとなるでしょう。彼の場合も、悪いことだと認識せず感情を制御できなかった可能性があります。

心は鉛になる

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小さいころから痛みを味わい、愛情を受けられなかったことは自分の存在価値を低くさせます。いなくてもいいと感じつつも、生きている現状を受けとめきれず、他人を痛みつけ服従することで居場所を見つけていくのです。

相手が苦しがっていても、自分が経験してきたことをしているだけですので、なにが悪いものなのか判断できずにいます。血の通っていないものと同じなのです。

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虐待という行為は、表だった生傷を作るだけでなく、心の奥深くまで浸透するほどの致命傷を残します。

伊勢崎市同居女性餓死事件主犯の金井幸夫の娘の現在

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一緒に住んでいた14歳だった娘は今、どうしているでしょうか。義務教育もまともに受けていなかった彼女は、社会から孤立した状態でした。

騒動のときはまだ保護者のもとで生活をしなければいけない年齢のため、養護施設に入ったとされています。

18歳になると自立

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施設には決まりがあり、ある程度の年齢に達すると自立をして生活をしなけれななりません。ですが1まだ10代という若さで、全てを賄うことは酷であります。

犯罪の率が高まるとされ近年問題にも取り上げられますが、彼女の場合は文字の読み書きはできたかどうかも定かでありません。

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引きこもり生活だったことから、集団生活の中でコミュニケーションをとることも困難でしょう。14年間の荒れた生活の分を取り戻すことは相当な時間と努力を要するでしょう。

悪を連鎖しないために

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家庭環境によって、人の心の形成は異なります。新たな環境で改心をし前向きに考えることができていたなら、明るい未来となることでしょう。

ただ歪んだ環境で過ごしていたことが心の片隅に消えずにいたとしたら、彼女が結婚をして子供を儲けた時ときに、同じような過ちをする可能性はゼロとは言い切れないでしょう。

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悪を引き継がせないためには、どこかで断絶をしていかねばならないのです。心の見えない部分であるので決定的な治療法が見定まらない難しさがあります。

伊勢崎市同居女性餓死事件を風化させてはいけない

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これだけ日本中を大きな震撼させた出来事でありましたが、事後が語られておらず出所した犯人のその状況の情報もありません。

個人情報となっているので当然ではありますが、人の命を粗末に扱った罪は重いです。遺族は苦しみながら今も暮らしていることでしょう。

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風化されつつまりますが、この一連で苦しみ息絶えていった女性がいたこと、体も心も傷つけられた被害者が多数いることを忘れてはならないでしょう。そして二度と起こしてはならないものなのです。

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