御殿場事件の真相とは?井上さゆりと少年たちの現在は?免罪じゃない説も?

他にも上記のように今回の作品でこの事件を初めて知ったという声も多く聞こえ、本当にこんな事件があったのかとても驚く声がネット内で多く聞こえました。また、今回の作品内では少女の方に有罪判決が出ましたが、本来の事件の方の判決の内容に疑問を抱く声も聞こえました。

長野智子もツイートでコメントを残す

これまで長年にわたって取材を続けてきた長野さんもネット内で意見を述べ、この事件がここまで詳しく取り上げられたことを驚いていたようです。書き込みはネット内でも話題になり、それだけこの事件が得意なものだという事が伺えて来ます。

御殿場事件モチーフの「99.9」第5話の反響

今回の第5話を見た人たちからは前述したようにかなり大きな反響を読んだようで、その中には先にも取り上げましたがこの事件をこのドラマから初めて知ったという声や、本当に平等を重んじるはずの裁判でこうした事が起きるのかと驚く声が多く聞こえました。

また、他にもこの話の中で今回の事件の内容をかなり詳しく描いていた事を改めて評価するといった声もあり、脚本を書いた人に対して賛辞の声も上がりました。そして裁判での犯人とされた少年達に対して同情する子声も多く上がり、気分がよくはなかったという意見も聞こえました。

このほかの事件をモデルにしたドラマ作品を知りたい方は、こちらの記事もチェックしてみてください。

御殿場事件その他の冤罪事件

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ここまで事件を取り上げた作品について、それによるネットの声を見ていきました。こうした事件は絶対にあってはならないものなのですが、残念ながらこれ以外にも間違って捕まえられた、事件があるのです。ここからはそういった事件について見ていきます。

冤罪事件①袴田事件

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この事件はなんと50年近くもの間死刑を待つ身として刑を待つ男性の起こしたものです。彼は2014年に出所が認められたものの、自分は絶対にこの事件の免罪を訴え続けているのです。この事件も不当な取り調べによって無理やり言わされたという疑惑が強く残っていることで知られています。

事件は袴田巌という男性が盗みや放火を行ったとして捕まえられ、前述した無理やりな取り調べで事件を行ったと話してしまいました。その後刑務所の中で事件を起こしていないと言い続け、死刑は停止されました。しかしその後請求した再審の届け出は2018年に却下されてしまっています。

冤罪事件②大阪個室ビデオ店放火事件

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冤罪の事件として、大阪で起きた事件があります。これは大阪のビデオのお店で火災があり、10数名が死亡する事態となりました。調査の結果3名の身元が分からない人物が見つかりました。そのうちの一人の男性の部屋が火元だとされ、最初は取り調べの中で自分が火を放ったと話していました。

しかしその後男性は意見を一変させて自分は事件を行っていないと話し始め、取り調べの中で担当の人たちに怒られたことですぐに自分が行ったと話したのだそうです。この言い訳の為に嘘をつくという部分は今回の事件の少女と似通って部分があるようにも推察できます。

冤罪事件③米原汚水タンク殺人事件

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この事件は滋賀県の汚水を処理するタンクの中から女性の死体が発見されたことから判明した事件で、調査の結果彼女と浮気の関係があった男性を捕まえています。彼は女性への暴行の経歴があり、動機がしっかりとあった事から17年の服役を課せられました。

しかしその後彼が事件を起こしたとされる証拠はほとんどが誤りだったことが分かり、また女性の殴打の跡から血痕が付着しているはずなのですが、行ったとされる男性の自動車にはそういったものは見つかりませんでした。男性は事件を起こしていないと裁判を起こすものの、裁判所に却下されてしまっています。

冤罪事件④山口県下関6歳女児殺害放火事件

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これは4人の家族が住むアパートで火事が起き、娘の居場所がわからなくなってしまいます。調査の結果アパートの側溝から娘が見つかり病院に運ばれ亡くなった事件です。その後近辺で怪しい男性がいるとの情報から家族の母親の過去の交際相手の男性が捕まえられることとなりました。

彼が捕まえられた決め手として、亡くなった娘の服に付着していた男性のDNAなのですが、実際の事件が起きた場所には男性のものとみられるものは一切発見されず、この点で男性は犯人ではないのではないかと言われ、事件の場所には彼以外の謎の髪の毛や指紋の情報が見つかっており、増々謎が深まる結果となりました。

冤罪事件⑤痴漢冤罪で自殺

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こうした数々の犯人の可能性のない人物たちが捕まえられる事件が日本にはあるのですが、これ以外にも犯人だと決めつけられ、それによって自殺にまで至ってしまった事例があります。これは2009年に大学で勤務していた男性が間違えられて痴漢の犯人だと言われたことから始まります。

彼はその人物たちから助けを求めて警察署に向かうのですがその際のあまりにも杜撰な対応と冷たい態度から男性はこれを受けて自殺をしてしまいます。このいい加減な対応は数多くの中傷を受けることになりました。

井上さゆりの証言が怪しい理由を彼女の心理状況から見る

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ここまでこの事件以外にも犯人ではない可能性のある人物捕まえられた事例をまとめたのですが、ではここからはこの事件の中でなぜ彼女が怪しいと考えられるか、彼女の事件当時の心理状況から見ていきます。

性的な暴行を受けたにも関わらず心理的な疲弊が全くない

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まず普通であればまだ成人でない女性が複数人の男性から性的な暴行を受けた場合、何かしら心に傷を負う事はまず間違いないと思います。しかしながら少女は事件後特に何事もなかったかのように帰宅し、特に心に傷を負ったような様子がうかがえないのです。

性的な暴行というのはそれだけでそれを受けたものは一生のうちに治ることがない人も家う程に深刻なものなのですが、ここまで普通の状態でいるというのはこの事件自体が嘘であることの信憑性を更に高めてしまっているようにも推察できるのです。

御殿場事件の裁判長高橋祥子に関する問題点

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ここまで今回の事件を受けた直後の少女の心理状況についてみましたが、やはりとても性的な暴行を受けた後とは思えない平常心だと感じてしまうばかりです。ではここからはこの事件の裁判の中で責任者を務めた人物の問題点について見ていきます。

裁判長高橋祥子と警察は井上さゆりの嘘を認めてしまった事実を隠したかった?

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この裁判で責任者として進めていたこの人物の問題点として、事件の行われた日を変更した内容を認めてしまった点にあると推察します。これは少年達のこれまでの行いと事件の内容から少しばかり少女の側に傾いたのではないかと噂されています。

また、こちらもあくまでも噂になるのですが後に少女が嘘だと認めるまでこの変更の内容を認め続けたのには自身の今後の出世に関係するからではないかと言われています。自分のことしか考えない人物を責任者として立たせたことになり、この点は最大の問題点になってしまうかと推察できるのです。

御殿場事件の真相は未だ不明

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ここまでこの事件について取り上げていきましたが、裁判の内容や彼女の話す事件の内容を見ていくだけでも、つじつまの合わない点が数多く存在し、犯人とされる少年達が事件を起こした可能性はかなり低いことが容易に想像できます。しかし一考に口を開かないことからこの事件の事実は未だ謎のままなのです。

こうした事件は国内、国外含めて数多く存在し、この少しの間違いや嘘だけで犯人だと言われた人物の人生が大きく変わってしまう事はこの事件から大いに分かったります。この先こういった事件が一つでも起きないことを、願うばかりです。

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