アルビノ狩りの実態!生存率4%!生きたまま切断される恐怖とその目的

ハンターや、お金に困っている人は高額なお金を目的にアルビノを狩ります。切断した体の一部は高額で売買されるため一攫千金も夢ではありません。アルビノを1人捕まえる事で現地では一生食べて暮らす事ができる程の金額を得る事ができます。参考までに、タンザニア地域では平均年収が182ドルと言われています。アルビノの足だけでも売るだけで4000ドル、全身では7500ドルもの大金を一度で得られます。

アルビノ狩りとレイプ

3938030 / Pixabay

アルビノ狩りがやまないのは、妙薬やお守りが目的だけではありません。エイズが完治すると信じられている為、性交する事を目的に捕まってしまいます。エイズに対する正しい知識よりも、昔から根拠ない言い伝えの方が今日まで信じられてきています。

アルビノと性交するとエイズが治るという言い伝え

Gwen_30 / Pixabay

私たちの考えからすると性交する事でエイズが治るという考えには至りません。むしろ相手をエイズに感染させてしまう事になります。アルビノは妙薬効果があると強く信じられている為、アルビノ女性と性交して治る、と間違った言い伝えが信じられてきています。

アフリカのエイズ感染率

geralt / Pixabay

間違った言い伝えを信じている為、もちろんエイズが治る事はなく、「治った」という思い込みにより性交が増え、さらに感染が広まりました。最も感染の多い地域はサハラ以南のアフリカで、2015年にはHIV感染者が2,560万人に及びました。また、世界全体で新たにHIVに感染した人々のうち、2/3はサハラ以南のアフリカ人であり、アルビノ狩りと関連しています。

レイプの危険とエイズ感染の拡大

Tumisu / Pixabay

エイズが治ると言われれば、アルビノの女性が拒もうと、自分の病気を治したい一心で無理やりでも性交します。アルビノ女性に対する性的暴行の事件も止まりません。エイズではないアルビノ女性もエイズに感染してしまう負のスパイラルに陥ります。実際にサハラ以南のアフリカ人に感染している人たちが集中しています。

アルビノ狩りに安全地帯はない

O12 / Pixabay

現地ではアルビノとして生まれてきた時点で、安心して暮らせる場所はありません。いつどこで襲われるかわからない状況の中で一生恐怖の中で生きていかなくてはいけません。私たち日本人にとってはこの環境は考え難いかもしれません。平和に暮らしている私たちの反対側でアルビノの人達は怯えながら生きています。

アルビノ狩りは親族でも関係ない

jarmoluk / Pixabay

アルビノ狩りは他人が襲撃してくるだけではありません。肉親によって、夜中就寝時に襲われる事件も実際に起こっています。自分がアルビノとして生まれ、他人に襲われる以上に肉親が襲ってくる恐怖は、計り知れません。

アルビノの子供に安全地帯はない

実の親や見ず知らずの複数人のハンター達から子供たちは常に狙われている状況です。親も周り守ってくれる場所がなく、危険が潜んでいる日常生活を続けなくてはいけない状況になかで子供は必死に生きています。

アルビノは死後も安眠できない

KELLEPICS / Pixabay

信じられない事に、ハンターによって切断された事が原因で亡くなったり、殺されたり残酷な仕打ちを受けたアルビノのお墓を掘り起こして再び襲われるケースも多いです。その為、亡くなった後も穏やかに眠る事が出来ず、最後の最後まで落ち着く事は出来ません。

アルビノ狩り対策「保護施設」

現在では、アルビノを狙うハンターから守るための対策がなされています。安心して安全な暮らしができる保護施設が出来ました。しかし、施設設立や維持するためにかかる費用等の課題もあります。

アルビノ「児童保護施設」

政府がアルビノの人達を保護するために動き出しています。国が非営利で児童を守る施設が設立されました。アルビノの子供たちを積極的に受け入れ、生活や教育を全額負担してくれます。ハンター達から子供を守る体制が徐々に広まりつつあります。入所すれば守られる環境にありますが、一歩施設から出てしまえば全てが危険地帯となっている状況です。

セキュリティに莫大な費用が掛かる

webandi / Pixabay

通常の児童養護施設とは違い、ハンター達から襲われるリスクがあるアルビノの子供たちを守る施設として、厳重な警備体制を整えなくてはいけません。その為に膨大な費用がかかってしまうため国の財政負担が課題となっています。

アルビノ狩りによってアルビノの生存率は低い

webandi / Pixabay

長く生きたくても生きられない環境の中でアルビノたちは暮らしています。これまで述べてきた様に、親族や見ず知らずのハンターにより命を狙われ、亡くなってしまったり、皮膚がんを発症しやすいアルビノはがんが悪化して亡くなったり、と生きたくても行く手を阻まれてしまっています。その為生存率は他の人に比べて極端に低いのが現状です。

アルビノの生存率は4%!

ractapopulous / Pixabay

なんと、アフリカでアルビノが30歳まで生きられる確率がわずか4%と言われています。96%と、ほとんどの割合がハンターに襲われて命を落としたり、皮膚がんによって亡くなってしまいます。

NEXT アルビノ死亡原因