クマのプーさんの本名はサンダースって本当?真相や名前の由来を紹介

クマのプーさんにはモデルがいる?名前以外にもある制作秘話

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人気となったディズニーキャラクター、クマのプーさん。モデルとなるぬいぐるみが存在しています。このあまりにも有名になった童謡集は、どのようにして世界に生み出されたのでしょうか。

作者の息子であるクリストファー・ロビンを主人公とした物語

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クマのプーさんは、ミルン氏の息子のクリストファーのテディ・ベアから生み出されました。物語に出てくるプーさんの友人の少年クリストファーは、息子をモデルにしていたのです。物語では、人間の男の子は聡明でぬいぐるみたちのリーダーのような存在だとされています。

クリストファー・ロビンのクマのぬいぐるみを元にプーさんを作った

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このテディ・ベアは、クリストファーの一歳の誕生日プレゼントに送られました。ほかのたくさんの登場人物も、クリスマスやお誕生日に、両親や隣人からプレゼントされたぬいぐるみから生み出されました。

プーさんの仲間たちもプレゼントしたぬいぐるみがモデルとなっている

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物語が誕生してから、話が進むにつれて登場人物を増やすためにミルン氏は多種多様なぬいぐるみを購入し息子に渡します。モデルとなったぬいぐるみがないのは、フクロウとウサギの2つのキャラクターだけなので、たくさんのぬいぐるみがクリストファーの家にありました。

 

性格や声はクリストファー・ロビンの母親が作った

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クリストファーは、いつもぬいぐるみで一人遊びをしていました。彼の母親が一緒に遊ぶようになり、ぬいぐるみの一つ一つに性格を与え、違う声を出して遊ぶことで、ぬいぐるみ遊びにより生き生きとしたストーリーができあがります。ミルン氏は仕事をしながら側で観察し、母子の遊びの中で生まれたキャラクターを、そのまま絵本に綴りました。

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クマのプーさんの書籍を読んでみたい人へ全4作をご紹介!

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1926年息子のぬいぐるみ遊びから生まれたクマのプーさん。

不思議なしゃべるぬいぐるみ、息子を登場させいろいろなお話が進むこの物語は、三歳の息子の為に書かれましたが今も世界中で愛され続けています。初めて読んでみたい方に、4冊の原書を紹介していきます。

クマのプーさんの本①「クマのプーさん」

クマのプーさん (岩波少年文庫 (008))

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この本は、前書きと10話のプーさんの物語が紡がれています。ピグレットやイーヨー、クリストファーが登場します。シンプルで素朴な挿絵が印象的です。これが冒頭の紹介の部分で誤訳があった本であり、プーさんの本名が間違って覚えられてしまいました。

クマのプーさんの本②「プー横丁にたった家」

プー横丁にたった家 (岩波少年文庫(009))

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二作目に発表されたこの本は一作目のお話の続きとして世に出されました。この本も10篇からなる物語で構成されていて、前作よりも様々なキャラクターが登場します。前作に続き、小さな冒険が繰り広げられる本作は、シリーズの中で最も人気のある作品です。

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