クマのプーさんの書籍を読んでみたい人へ全4作をご紹介!
1926年息子のぬいぐるみ遊びから生まれたクマのプーさん。
不思議なしゃべるぬいぐるみ、息子を登場させいろいろなお話が進むこの物語は、三歳の息子の為に書かれましたが今も世界中で愛され続けています。初めて読んでみたい方に、4冊の原書を紹介していきます。
クマのプーさんの本①「クマのプーさん」
この本は、前書きと10話のプーさんの物語が紡がれています。ピグレットやイーヨー、クリストファーが登場します。シンプルで素朴な挿絵が印象的です。これが冒頭の紹介の部分で誤訳があった本であり、プーさんの本名が間違って覚えられてしまいました。
クマのプーさんの本②「プー横丁にたった家」
二作目に発表されたこの本は一作目のお話の続きとして世に出されました。この本も10篇からなる物語で構成されていて、前作よりも様々なキャラクターが登場します。前作に続き、小さな冒険が繰り広げられる本作は、シリーズの中で最も人気のある作品です。
「クリストファー・ロビンのうた」
「クリストファー・ロビンのうた」は、一番初めに作られた詩集です。詩や歌、かわいい挿絵がちりばめられたこの本は、発売してまたたく間に人気に火がつきました。読み聞かせをする親も、楽しい歌のリズムに子供のころを思い出してしまう、世代を超えて楽しめる一冊です。
クマのプーさんの本④「クマのプーさんとぼく」
この作品も、「クリストファー・ロビンのうた」と同じく詩集です。鮮やかな黄色の背景の、クリストファーとプーさん、ピグレットがジャンプしている可愛い表紙で彩られています。原書の直訳は「いまわたしたちは六歳」となっており、六歳の子供目線でつづられた可愛らしい詩がたくさん掲載されています。
くまのプーさん (ディズニー)
30以上も超える国で翻訳され、発売されたところ記録的なヒットとなり、またたく間に人気キャラクターとなりました。1961年に放送権を獲得したウォルトディズニー・カンパニーが、初となる短編アニメーション映画「プーさんとはちみつ」を放送しました。しかしアメリカ中西部のアクセントで話すキャラクターに違和感を覚えたり、原書のイメージとは異なるといった批判がイギリスで起こりました。今でもディズニーと、イギリスのプーさんは、世界観が違う別の存在であると考えている人も多くいます。