クマのプーさんの本名はサンダースって本当?真相や名前の由来を紹介

プーさんの本名は議論を呼びました。それぞれの噂には原作やアニメの描写、童謡集など信憑性がありますが、本当の名前は「ウィニー・ザ・プー」です。ウィニーはイギリスでは女性の名前です。そのせいでお話の中に、「あなたは男の子なの」と初めて会った人に聞かれる場面があります。

クマのプーさんの本名は公式で「ウィニー・ザ・プー」となっている

Bru-nO / Pixabay

原書のタイトルはプーさんの名前でした。プーさんの名前は、どのようにして作られたのか調べてみたいと思います。

クマのプーさんの本名「ウィニー・ザ・プー」には由来もある

MadalinCalita / Pixabay

本名には、原作者の思い出や気持ちがこめられていました。原作者のミラン氏の大事な一人息子のクリストファーの、お気に入りだった実在の動物の名前だったのです。

「ウィニー」は動物園の人気の熊から

Pexels / Pixabay

クリストファーが大のお気に入りだったのが、ロンドン動物園のクロクマでした。このクマはカナダマニトバ州という所にあるウィニペグからきた子供のクマで「ウィニー」と呼ばれていました。この動物園では、子グマとでも触れ合って遊ぶことができました。ウィニーは一番人気の人懐こいクマでした。

「プー」は作者と息子が訪れた土地の白鳥から取っている

pixel2013 / Pixabay

仲の良かったミラン氏とクリストファーがよく訪れていた湖がありました。その湖はイングランド南部ウェスト・サニックスのポーリングにあります。そこの二人のお気に入りは「プー」と名前がついていた白鳥。その白鳥から名前をもらいます。

クマのプーさんの本名が誤解されたのはなぜ?

Tumisu / Pixabay

何十年も経っているのに名前に疑問や噂があるのはどうしてでしょうか。本当の名前はれっきとした題名にもなっています。本当の名前があるのに、様々な名前が挙げられています。

誤解された経緯①絵本に明記されている

Pexels / Pixabay

理由の一つに、日本で発売された絵本が挙げられます。紹介のページに、「本名はサンダース」と記載していたのです。そこまではっきりと書いてあると、読者が間違うのも仕方ないですよね。

誤解された経緯②本来「サンダース」のくだりはただの言葉遊びだった

GDJ / Pixabay

原作の最初の部分に、「サンダースの下に住んでいた」とあります。名前の下とは表札のことで、表札の下で暮らしていたという、原作者のちょっとした言葉遊びだったのです。英語圏の国でも言葉遊びに気がつかず、まじめに捉えてしまいサンダースだと覚えている人も大勢いました。

誤解された経緯③日本語訳を間違えてしまった

MorningbirdPhoto / Pixabay

なぜ日本で販売された絵本に、間違いの名前があったのか。その原因は「Winnie-the-Pooh」を日本語へ翻訳した人物が、作者の言葉遊びに気がつかず直訳してしまったからです。原作者の意図を勘違いしてしまった誤訳だったのです。

誤解された経緯④エドワードはプーさんと同じクマだったため混同された

Ellen26 / Pixabay

「サンダース」だと解釈された理由は、読者の勘違いと誤訳でした。「エドワード」と解釈された理由は、前に作られた童謡集の主人公がエドワードだったことから読者が混乱してしまった、とされています。

クマのプーさんの本名と言われていた「サンダース」とは何者?

ijmaki / Pixabay

プーさんの家に「サンダース」という看板があるのはなぜか。どうしてそのままにしているのか。看板に書かれているサンダースという人物は、どのような人物なのでしょうか。

クマのプーさんの前の住人がサンダースだった

image4you / Pixabay

表札が残っていたことから、おそらくプーさんの前に住んでいた人物だということが分かります。もう引っ越しをしてしまったようです。サンダースさんは小説には一切登場していないので、どんな人物であるのかは全く分かりません。

クマのプーさんは金色のプレートが気に入ってそのままにしている

stux / Pixabay

プーさんは、表札を外さないままにしています。物覚えの悪いプーさんは字の読み書きができません。ですからサンダースと書かれている看板の意味を理解していませんでした。表札だと知らないのです。そのため金色の文字のデザインが気に入ったので外していない、ということでした。可愛いプーさんらしいですね。

NEXT クマのプーさんの仲間たちにも名前の由来や別名があった