美大ボールは5回見たら死ぬ?元ネタや呪われた絵画の裏側、UDK姉貴の現在

いずれにせよ、「美大ボール」は、美大に落ちた人物が制作した作品としても知られるようになります。「見たら死ぬ」と言う、いわれのない噂と相まって、縁起の悪い絵であるというイメージが、より一層伴うこととなりました。

美大ボール作者受験失敗でヒトラーネタに

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「美大ボール」の作者は、美術大学の受験に落ちていたと言う情報は有名となりましたが、同じ境遇の人間としてヒトラーが度々引き合いに出されます。彼もまた、ウィーン美術アカデミーの受験に失敗していることで知られおり、両者とも哀れな末路を辿ったと、揶揄されているのです。

美大ボール「パクリ説」!元ネタは?

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美大ボールが既存の作品の「パクリ」であるという説が、後に噴出しました。ゆえに、この絵が美大に提出されたものであるとするなら、不合格になるのは当たり前だとする意見も上がるようになります。両者を見比べて、その類似点を検証してみましょう。

美大ボールの画像

こちらの画像が「美大ボール」と呼ばれる作品です。先にも触れたとおり、砂漠らしき場所を背景として、球状の物体が描かれています。また、砂漠には人のような形のものが、列を成しているようです。

美大ボールの元ネタの画像

こちらの画像が、美大ボールのパクリ元だとされた絵画です。確かに、砂漠のような場所と、そこに並ぶ人のようなもの、そして、歪ではあるものの、太陽のような球体が描かれていることは、両者の共通点として目につくものです。絵のタッチも似通っているように見えます。

美大ボールの元ネタ「エンツォ・クッキ」

後者の絵画は、エンツォ・クッキという、1980年代に活躍した、イタリアの画家が描いたものです。彼の画風は、見るものの心理を圧迫し、不安を感じさせるのが特徴と言われています。『山々の呼吸』と題されたこの作品は、1982年に発表されました。

ただし、美大ボールが本当にこの絵を模して描かれたかどうかについては、意見の割れるところです。同じように、砂漠と大きな球体が描かれた絵はそれほど珍しいものではなく、比較的誰でも思いつきそうな構図だとも言われています。

美大ボールに隠された音符の不思議

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『ダ・ヴィンチ・コード』のヒット以来、絵画などの芸術作品に、暗号が隠されているという着眼点は、ミステリー好きやオカルト好きの間で浸透するものとなりました。美大ボールについても、そのようなものが見つけられたという報告があります。

美大ボールに楽譜が隠されていた!?

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美大ボールの中央下部には、人のような形をした白いものの列が描かれています。これらは、音符の役割を果たしており、うえに五線譜を引くとその一つ一つが、音階を指し示しているというのです。

美大ボールの楽譜を弾くと曲になる

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この説は2016年に、ニコニコ動画で公開された動画によって、主張されました。動画内では、実際に絵の示す音階に従って音を出した結果、これが曲として成立していることが証明されています。その曲調は、実にミステリアスな雰囲気を醸し出すものです。以下のURLから動画を確認することができます。

https://www.nicovideo.jp/watch/sm31326202

美大ボールBB画像・SCP化でネタに

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呪いの噂がありながら、ホラー画像として怖がる人はほとんどいない美大ボールは、その話題性から、数々の場面でネタとして扱われてきました。ある時はBB素材、ある時はSCPの題材となっている、各所の美大ボールを紹介しましょう。

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