美大ボールは5回見たら死ぬ?元ネタや呪われた絵画の裏側、UDK姉貴の現在

UDK姉貴は、同人声優やニコ生の配信者として活動していた女性です。自身は「宇月幸成」というハンドルネームを名乗っていましたが、彼女が注目の的、炎上の標的となった際に、「UDK姉貴」という、ある意味の蔑称で呼ばれるようになりました。

「クッキー☆」と呼ばれる同人作品に出演

細々と活動していた彼女がやり玉に挙げられるようになったきっかけは、2010年ごろに発表された、『魔理沙とアリスのクッキーKiss』と題するボイスドラマです。人気コンテンツであった『東方プロジェクト』の二次創作として作られた同人作品ですが、素人が制作したもののため、声優の演技力は推して知るべしといったクォリティーでした。

そのため、通称「クッキー☆」と呼ばれるようになったこの作品は、ネット上で揶揄や批判の対象となり、出演している素人声優も散々にからかわれることとなります。そのうちの一人が、東方の主人公格のキャラクター「霧雨魔理沙」を演じた、UDK姉貴こと宇月幸成でした。以来、UDK姉貴のニコ生配信やTwitterは、荒らしの標的となます。

美大ボール「クッキー☆スレ」投下

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「クッキー☆」に出演した声優たちを笑いものにする一連のムーブメントは、悪ノリ的に過激化し、彼女たちの個人情報を得ようとする活動へと至りました。美大ボールに注目が集まったのは、そんなさなかのことです。

この絵はもともとUDK姉貴が自分の作品だとしてTwitterに公開したものでしたが、それが、彼女の正体を特定する手がかりとなります。横浜学園高校美術部が掲載した部活風景の写真の中に、この絵と同じものを描いている女子生徒の姿が写っていたのです。この事実は、2chの「クッキー☆スレ」で、証拠画像と共にリークされました。

クッキー☆スレとは

一躍有名となった同人作品『魔理沙とアリスのクッキーKiss』について語るスレッドで、2chのYOUTUBE板に立てられていました。

この場所を中心として、「クッキー☆」とそれに関連する話題が、炎上と呼べるほど盛り上がることとなります。UDK姉貴こと宇月幸成をはじめとした出演者たちを、特定しようという活動も行われていました。

美大ボールの呪い「UDK姉貴死亡説」

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以上で解説したように、美大ボールの出自に関しては、何らかのオカルティックな曰くが伴うわけではありません。にもかかわらず、この作品が「呪いの絵」と言われるようになった背景には、絵の醸し出す雰囲気のほかに、作者であるUDK姉貴が死亡したという噂が関係していると考えられています。

彼女の同人仲間がTwitterに流した情報によると、UDK姉貴はニコ生の炎上などを苦にして、自殺したということです。しかし、この死亡説の根拠は乏しく、真偽のほどは定かではありません。

美大ボール作者「UDK姉貴」暴露騒動

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美大ボールの一件により、UDK姉貴は横浜学園高校美術部に所属していたという事実が明らかとなり、彼女の正体がかなり絞られることとなりました。その後、UDK姉貴と同じ学校に通う人物が、彼女の身元を暴露するという騒動が巻き起こります。

同じ学校のRU姉貴がUDK姉貴の身元暴露

UDK姉貴を特定する材料の一つとして、彼女と同じ学校に通い「クッキー☆」にも共に出演した「RU姉貴」と呼ばれる人物が、うっかりUDK姉貴の本名を、ネットで暴露してしまったという事件があります。

美大ボール作者暴かれる

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さらには、2017年に、この学校の卒業アルバムをリークする人物が現れました。これにより美術部の写真に写った美大ボールの作者の容姿と、UDK姉貴の本名とが一致し、美大ボールの作者がUDK姉貴であることが証明されたのです。

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