では、一体なぜシーウィーの故郷中国ではこのような信じられない噂があったのでしょうか?
中国では昔から食人の習慣があったため不自然ではなかった
その答えは中国には昔から人の肉を食べる習慣があったからとされています。
そのため村の老人やシーウィーの母親が、シーウィーに心臓を食べろと言うのも不自然なことではありませんでした。
病気の部位と同じ箇所を食べると治るという噂も
中国では昔から「目が悪ければ目を。」「心臓が悪ければ心臓を。」といった、自分が患っている同じ箇所の人肉を食べると治ると言われていました。
またこの考えは当時の漢方にも使われていたといいます。
シーウィーのように人の肉を食べることをカニバリズムと言います。人の肉を食べるのは一体はなぜなのか、詳しく知りたい方はこちらの記事もご覧ください。
シーウィーを見られる?博物館でミイラ展示されている
1959年9月16日シーウィーの死刑が執行されました。その後ロウ漬けにされたシーウィーは現在、バンコクにあるシリラート病院法医学博物館に展示されています。
タイでは重罪人はミイラとして晒しものになる?
タイでは昔から重罪人を「死後も供養する価値がない」と言う考えがあり、ミイラに加工し人の目にさらされてしまいます。
場合によってはミイラにする時に罪人の脳を取り出し研究材料にすることもあるようです。犯罪者の脳構造を研究するというところでしょうか。
シーウィーも供養を許されずミイラとなっていた
シーウィーも判決の際に、あまりに残酷で残忍な犯行であるとされて死刑執行後は供養を許されずミイラにされました。
死後も成仏することを許されず、シーウィーは内臓を摘出し皮膚を樹脂で塗り固められています。
シーウィーのミイラは「シリラート博物館」に展示された(閲覧注意)
シーウィーのミイラは他のミイラとともに立ったままの姿でバンコクにあるシリラート博物館に展示されています。
ちなみにシーウィーが有名なので巷では「シーウィー博物館」とも呼ばれています。
シーウィーは無罪?展示からはずされて供養されることに
しかしここにきてシーウィーのミイラの展示が博物館から外されて、正式に供養されることが決まったそうです。
一体なぜ今さらそのようなことが起きたのでしょうか。