附属池田小事件とは?宅間守の生い立ちや「逃げた教師」岩崎真季の現在に迫る

事件の犯人の精神鑑定をした人物が執筆した、精神鑑定を実施した際のやり取りや供述が綴られている本の中には犯人は、当時クラスルームの中にいた女性教師は逃げ出さずにその場で携帯電話で通報したと供述したという内容があったわけですが、これは実は何者かによっての『虚偽』の内容でないかという意見があります。

彼女の血筋や家計が、大物政治家や関係者と繋がっているという通説が生まれ、そこから現在ではその『コネ』を使ってどこかの教頭先生になっているのではないかと噂されているのです。もしその噂が真実であればきっと『実名』は改名して生活していると考えられまず。

※注意・やめていただきたい行為

先ほどもお伝えした通りこちらで話した内容は全て噂や説なので真実でありません。また気になるからといって不用意に彼女の実名などを使用してネットなどで調べないようしましょう。プライバシーの侵害や違法な行為になりうる場合があります。

附属池田小事件の犯人である宅間守の生い立ちと死刑執行まで

StockSnap / Pixabay

『サイコパス』や『反社会性』という言葉が強烈に印象付く、今回ご紹介している凄惨な事件の凶悪殺人犯ですが、彼の畜生っぷりや鬼畜な所業などは一部だったり大まかな内容しかご紹介していないので、まだほとんどお伝えしていません。精神異常者の人格や精神を形成するのに、大きく影響しているのが生い立ちや家庭環境と言われています。

では彼の過去の経歴や生い立ちなどはどんなものだったのでしょうか?蓋を開けてみるとやはり『問題』だらけの人物だったのです。次に犯人である『宅間守』の強烈な生い立ちや少年時代、過去の犯罪履歴から凄惨な事件に至り、最後に死刑執行されるまでの『狂気』に満ちた人生を皆さんにご紹介していきます。犯人である『宅間守』にスポットが当てている記事はこちらです。

兵庫県伊丹市に生まれ幼少期から異常な行動がみられる

sathyatripodi / Pixabay

現在から56年前の昭和38年の11月に、いわゆる阪神エリアの『兵庫県』で生まれました。少し遡りますが彼がまだお母さんのお腹にいた時に、母親は何か災いや負のオーラを察知したのか『絶対アカン。降ろしたい』と発言したそうです。

生まれた後幼少期から『サイコパス』の片鱗を見せていました、彼は地元近くの自動車やバイクなどの交通量が多い広い道路のど真ん中を『3輪車』で走ったのです。幸いにも事故に遭わずに済みましたが、渋滞を引き起こしあちこちでクラクションが鳴るなどちょっとした交通トラブルを引き起こしていました。

エリートへの憧れ・妬み

彼は物心がついた時から将来が約束されている『優等生』や富豪、実業家などの『エリート』に強い憧れを抱くようになり、同時に妬みコンプレックスを感じていました。小学生6年生になると、公立の中学校ではなく優秀な進学校に入学したいと希望しましたが、家族からも反対され、自身の成績も学力も伴わず、結局希望は叶いませんでした。

小学生時代の問題行動

rawpixel / Pixabay

  • いじめを受けていたが本人はそれ以上にいじめをしていた
  • 猫や犬などを燃やして殺す、暴力を振るうなどの虐待行為

中学生時代の問題行動

  • 自分の頭の悪さや不遇を親のせいにして、母親への暴力
  • 『〇〇様』付けさせるなどして他の同級生にいじめをする
  • 気になっている女子生徒の弁当に体液をぶちまける(成人以降に自供した)

宅間守は工業高校に入学するも教師を殴って退学

Free-Photos / Pixabay

どうやらいつの時期に高校を辞めたのか諸説あるようですが、高校生1年生になるとすぐにまた『問題行動』を起こしてしまいます。何かのトラブルで教員とトラブルを起こしており、その際にその教員を殴ってしまったのです。

学校側は彼に対して停学処分を言い渡しました。この時点では『停学』処分が下されて、まだ在籍していたようですが停学期間が終わって、学校に通えるようになっても学校に行こうとはせず『不登校』になってしまってそのまま『退学』しているようです。噂によると彼が短い間ですが在籍していた『工業高校』にちょうど同級生としてダウンタウンの『まっちゃん』がいたそうです。

宅間守は航空自衛隊に入るも強姦未遂で除隊

simonwijers / Pixabay

高校を1年生ですぐに退学すると、彼は憧れだった『航空自衛隊』に入隊します。実は小学生くらいの時からエリートな人間、実業家や成功者になるか、公務員である自衛隊になりたいと『夢』のように憧れていたのです。考えればこれが彼にとって最初で最後の人生の天気だったのかもしれません。

しかし入隊してかた1年が過ぎようとした頃、また彼は『まずい』行為をしてしまったのです。家庭環境の事情から悩みや不満を抱えて、家を飛び出した未成年の少女を自分が生活している『寮』の一室に連れ込んで『強制性交』に及んだのです。この事が明るみとなり、当然規則に違反したので即刻『除隊』となってしまいました。

除隊後も問題行動多数で宅間守は15回も逮捕、精神科に入院

3839153 / Pixabay

またも自分のいけない『所業』で自分の首を絞めることになり、憧れていた自衛隊をやめることになりましたが、この後彼は本当に色々な仕事に就いてはすぐ辞めるという『転職』を繰り返していました。繰り返していたのは転職だけではありませんでした。彼の『問題行動』はいつしか行き過ぎてしまい犯罪になってしまいました。

彼が犯した犯罪は様々でした。女性に対して暴行を加えたり、強姦や強制性交で逮捕され、他人が所有する乗用車に対しては殴ったり破壊して器物損壊で逮捕されたり、また詳しく何を奪ったか分かりませんが窃盗でも何度か逮捕されて、これまでに15個もの前科を持っていたのです。

精神科で味を占める

一度『軽犯罪』で逮捕されて刑罰の対象となり被告になった際、彼は病院から飛び降りたりして『奇行』を起こしたので『精神鑑定』されることになり、そこで精神異常者(精神疾患)として診断されたのです。これにより責任能力が無いとされ刑事処罰や立件ができなくなり、罪を免れたのです。

これを機に彼は味を占めたのか、何度も犯罪を好きなように犯しては、精神異常者を装って幾度も罪を免れてやり過ごしてきたのです。ですから今回ご紹介しているこの事件でも、逮捕された直後はわざとおかしな行動に走り、精神異常者のふりをしていたのです。

宅間守は強姦事件で服役後に父親から勘当される

pasja1000 / Pixabay

後述にて詳しくどんな人柄か解説しますが、父親はすごく威厳のある人物でした。息子が少年時代から何度も『奇行』や『問題行動』に走っていましたが、そこは子供だからといって多少目を瞑っていたのかもしれません。

成人した息子である彼が、ある『強姦事件』を起こした際に堪忍袋の緒が切れたのか、あるいはその血筋や家系などの世間体を気にしてなのか、彼との縁を切りました。今回ご紹介しているセンセーショナルを集めた凄惨な事件を起こした後に、取材班や記者からインタビューされた際に『縁を切っているから関係ない』と主張したくらいなのです。

宅間守は医者を装い無理やり女性と結婚するもバレて離婚

Takmeomeo / Pixabay

ここまでの彼の生い立ちや経歴の詳細を読んでいただければ、簡単に察せるはずですが、彼のサイコパスな人格の特徴として欲求が強く、その中でも『性欲』が特に強くて何度も性犯罪やわいせつな『問題行動』を起こしているのです。彼はある時『ナース』の職に就いている女性と性交渉に望みたいと強く思いました。

どこから入手したのかは分かりませんが彼は『ナース』の資格を有する人物の個人情報が記載されている、帳簿やリストのようなものを手に入れると、その個人情報の中の電話番号からなりふり構わず、ひたすら電話をかけたのです。

1回目の結婚

そうして1番目の結婚相手(20歳近く年上)と知り合い、自身は泌尿器科の医師と詐称して結婚したのです。しかしすぐに詐称がばれると裁判にかけられて強制手に離婚させられてします。初めての結婚生活は僅か『2週間』ほどでした。

宅間守は職を転々としながら計4度の結婚と離婚を繰り返した

stevepb / Pixabay

彼はその後も転職と犯罪を繰り返しながら、今でいう『婚活パーティー』の様なものにはまって、4回ほど結婚離婚を繰り返したのです。初めて離婚してから1か月も絶たないうちに2番目の結婚相手(10歳以上年上)と結婚します。2番目の結婚相手の姉は有名な作家、小説家であり彼女自身も『高学歴』でした。

2番目の結婚相手の『コネ』などを使って公務員であるバスのドライバーとして働きますが、この間も立て続けに『問題行動』や犯罪を犯してしまって逮捕されて、バスドライバーもクビとなり、2番目の結婚相手からも見放されてしまいます。

3度目4度目の結婚と離婚

前述の通り彼は今でいう『婚活パーティー』に参加して、3番目の結婚相手と知り合います。よほど好みの女性であったのか、大胆で過激な言葉でプロポーズをして半ば強制的に結婚したり、離婚した後も凄惨な事件を引き起こすまで、何度も付きまとっては『トラブル』を起こしているのです。彼が供述していた動機の前妻とはこの3番目の結婚相手だと考えられます。

4人目の結婚相手とも『婚活パーティー』で出会い、お相手も元々結婚するつもりはなかったのですが、子供が出来たので『出来ちゃった婚』をしました。逮捕される前に4人もの結婚相手と内縁関係を築いた経験があったわけですが、彼の生前の結婚歴はこれだけではなかったのです。さてどういうことなのでしょうか?

附属池田小事件後に宅間守は死刑廃止運動家の女性と獄中結婚

Tumisu / Pixabay

彼の望み通り裁判で『死刑』が言い渡されて、死刑囚になった後、あるクリスチャンの女性が彼の事を知って恋をしてしまうのです。何故血も涙もない極悪人である彼に惹かれたのでしょうか?それは彼女は学生時代に酷いいじめを受けており、みんなから迫害されていたそうで、死刑囚となって社会から除外された彼と自分の身を重ねてしまい恋心を抱くようになったのです。

元々彼女の男性のタイプは非行に走ってしまう不良やどこか陰のある人物であり、彼はドンピシャだったのかもしれません。またクリスチャンでありながら死刑反対の意見を持った人物だったので、その影響もあると考えられます。

前代未聞の獄中結婚

彼も初めは彼女の事を相手にしませんでしたが、文通での熱心な彼女のアプローチにより段々と心を開き始め、お互いに何度も文通でやり取りして最終的には『獄中結婚』までに至ったわけです。尚この時苗字まで変更しています。

NEXT 宅間守本人の希望で早期死刑執行へ