附属池田小事件とは?宅間守の生い立ちや「逃げた教師」岩崎真季の現在に迫る

そうして彼の希望通り非常に早期に死刑が執り行われることになり、最期の瞬間が来ると煙草と飲み物を口にすると、刑務官にクリスチャン女性である現妻に対して『ありがとう』と伝えてほしいと一言いうとこの世を去りました。最後の最後まで被害者や遺族、心に大きな傷を負わせた当事者たちに対しては謝罪の言葉もなく、反省の色もありませんした。

附属池田小事件の犯人「宅間守」の性犯罪歴・わいせつ行為

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凶悪殺人犯でありご紹介している惨烈な事件の犯人『宅間守』前後でご紹介した通り、彼のいけない『問題行動』は幼少期から始まり、死刑が執行されてこの世を去るまで何度も繰り返されてきました。

それは時に奇行であったり、犯罪であったりしましたが、特に目立ったのはやはり性犯罪やわいせつ行為でした。こちらでは彼がこれまでに行った性犯罪やわいせつ行為の所業の数々をご紹介していきます。

時系列で紹介

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分かりやすく下記に何歳にどんな所業を働いて、その時どんな身分であったのか?など分かり易くまとめていきます。当然ですがこちらで記載するのは性犯罪やわいせつ行為なので、それ以外の問題行動であったり、犯罪は省いております。また判明している内容のみなので、それ以外にも実際は様々な性犯罪やわいせつ行為を起こしているかもしれません。

詳細

  • 12歳中学1年生『気になっている女子生徒の弁当に体液をぶちまける』
  • 17歳無職『シネマのトイレで強姦未遂』
  • 18歳自衛隊『家を飛び出している非行少女を寮の自室に連れ込み強制性交』
  • 20歳管理会社『担当物件の住居人女性をレイプ』
  • 27歳無職『大阪にて売春していた外国人女性を強姦』
  • 30歳バスドライバー『テレフォンクラブで知り合った女性に強姦』
  • 36歳用務員『勤務中に自慰行為してそれを同僚に見られて逆上して薬物混入事件を起こす』

附属池田小事件の犯人・宅間守の家庭環境

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今回ご紹介しているセンセーショナルを集めた凄惨な事件の犯人である凶悪殺人犯の過去の『生い立ち』犯罪や結婚の経歴、少年時代や学生時代までまとめてご紹介していきました。非常に色濃い人生で彼だけではなく人生のそのものが『狂気』染みたものだと言えるのではないでしょうか?

さて次に彼の人格や精神を形成する際に大きく影響したと考えられる家族や『家庭環境』についてご紹介していきます。どんな家族がいてどんな両親だったのでしょうか?あまり知られていませんが実は兄弟もいたのです。

宅間守の父親はプライドが高く頑固

彼の父親をご紹介する前に、この父方の血筋及び家系について言及していきます。『宅間』という家系は遡ると『明治維新』に携わった重要人物のあの『西郷隆盛』の家臣として仕えていたそうです。そのためそれ以降は代々警察や検察などの公務員として活躍した人物が多く、威厳ある血筋だったのです。

そして彼の父親もまたその精神を良くも悪くも全面的に受け継いだのです。それにより彼がまだ幼いころから時に躾の名目で暴力を振るうなどして厳しい教育を徹底していました。また他の家族にもしばしば手を出していました。そんな愛情が感じられない厳しい父親の影響を少なからず受けているかもしれません。

宅間守の母親はネグレクト状態

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母親に関しては前述の通りでお腹に彼を宿した時から『アカン降ろしたい』と発言していた様に、生まれた後もかなり『育児放棄』気味であったと考えられます。つまり彼は母親からも父親からも真っ当な『愛情』を受けずに育ってしまったのではないかと考えられ、十分『サイコパス』の人格者を形成する要素が揃っているのです。

宅間守の行動に心を病み兄は自殺

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実は彼には実のお兄ちゃんがいました。兄は目立った問題行動も起こしておらず、彼と正反対で『優等生』といったイメージがある人物で、社会人になっても色々な事業に手を出して、実業家や社長として活躍していたそうです。一度高級車を乗っていたそうです、弟である彼に『生意気だ』という事で破壊されています。(器物損壊罪で逮捕されました)

彼のまずい『問題行動』や繰り返れる『犯罪』に対して、兄もいろいろと思い詰めていたのでしょうか?風評被害や世間体で悪く見られてしまったのでしょうか?兄は『事業失敗』という嘘の理由をついて自害してこの世を去っていました。本当の理由は『弟』です。(いつ自殺したかは諸説あり、タイミングは事件の前後どちらかはっきりとしていません)

2019年現在も行われる附属池田小事件の被害者への追悼式典

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今回ご紹介しているセンセーショナルを集めた凄惨な事件は、2019年現在においても、記憶に強烈に刻まれている日本人も多く、風化されることなく関心を集め続けています。現場となった小学校では毎年追悼式が開かれたり、各方面から思わぬ形で『追悼』されることになったのです。

附属池田小学校では毎年事件発生の時刻に黙祷

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事件が発生した翌年から、2019年令和現在に至るまで、事件が発生したその日時になると、現場となってしまった『池田小』では追悼式典が執り行われて、児童の安全や健康などを祈って、また凶悪殺人犯によって奪われた尊い8つの命に向けて『黙祷』が捧げられます。

附属池田小事件二日後のFIFAでも黙祷がささげられる

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今回ご紹介しているセンセーショナルを集めた凄惨な事件が発生した平成13年では、世界的にサッカー『FIFAワールドカップ』が開催されており、事件当日から2日後にはちょうど日本VSフランスの試合が行われました。そこで試合開始前に選手一同が命が奪われてしまった8人の少年女子たちに向けて、静かに黙祷が捧げられたのです。

追悼ソングは宇多田ヒカルによって創られた

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また凶悪殺人犯に命が奪われてしまった少年女子たちの中には、平成を代表する日本の音楽シーンに多大な影響を及ぼした『宇多田ヒカル』の熱烈なファンがいました。それを知った彼女は、その熱烈なファンである犠牲者に向けて『楽曲』が創られて追悼ソングとなったのです。

附属池田小事件の被害者に焦点が当てられた作品

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今回の記事でテーマにしている事件では『サイコパス』や『反社会性』の人格がにじみ出ているような犯人や事件自体にまつわる書籍などの作品がいくつかありますが、その中でも『被害者』に焦点が当てられたセンセーショナルな作品を一つご紹介します。

犯罪被害者支援とは何か

犯罪被害者支援とは何か―附属池田小事件の遺族と支援者による共同発信

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この作品では事件の生き延びた被害者や彼らを支援してきたカウンセラーや専門家たちが、共同で事件や被害の痛ましさや、その後の後遺症や心理的ダメージなど、当事者たちしか知らない実態を発信している1冊です。当時から現在までの被害者の裏側がよくわかる作品ですので気になる方は是非読んでみてください。

附属池田小事件と類似した事件

今回の記事のテーマであるセンセーショナルを集めた凄惨な事件では、学校は現場となって幼気な少年少女たち、児童がたちが卑劣な大人によって命が奪われてまた傷つけられた事件ですが、日本ではこの内容に類似した事件が起きているのです。2019年令和になった今年もつい最近、悲劇が繰り返されてしまいました。

類似事件①寝屋川中央小3人殺傷事件

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現在から14年前の平成17年2月に発生しました。阪神エリアである大阪府に存在する小学校が現場となり、過去にいじめを受けていたことを根に持ち報復しようとした卒業生により犯行が行われ、事件当時在籍していた教員及び職員3名が犯人の所持していた刃物により『殺傷』され、内1名の男性が死亡し、2名の女性が『大けが』を負いました。

類似事件②山口・光高校爆発事件

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現在から14年前の平成17年6月に発生しました。中国地方に位置して本種の最南西に位置する『山口県』に存在する県立高校が現場となり、犯人はその当時にその県立高校に通っていた3学年の男子生徒でした。犯行は校舎内に『爆弾』の様なものが窓から投げ入れられて、爆発したというもの。幸いにもけが人などはでませんでした。

類似事件③京都小学生殺害事件

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現在からちょうど20年前の平成11年12月に発生しました。現場となってしまったのは近畿地方に位置する京都府に存在する小学校の『校庭』で、犯人は特に意味はないがちょっとした暗号のような言葉『てるくはのる』という言葉を現場に残して、校庭で遊んでいた小2の生徒を刃物で刺して命を奪いました。

類似事件④カリタス小の川崎事件

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2019年令和となった今年の5月末に発生しています。神奈川県川崎市内の駅前で学校に通うためのバスを待っていた神奈川県のキリスト教の小学校生徒たちや職員を、犯人次々と襲われた無差別殺傷事件です。20人近くの人間が被害者となり2名の尊い命が奪われました。犯人は犯行後自ら首を斬り自害しました。

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