ウグイスの鳴き声の種類とその意味は?鳴き声が下手な個体もいるって本当?

鶯の鳴く期間は日照時間と関係があるといわれています。日照時間が長くなっていくと、オスの鶯の体内で特定の物質が体内に生成されのどの筋肉を発達しやすくさせます。

なので、日没が遅くなる春~夏には活発に鳴いて、逆に日が早く沈む秋、冬はほとんど鳴かなくなるのです。

ウグイスの鳴く時期②春は繁殖のために鳴く

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春は鶯にとって繁殖の季節です。オスはさえずりを使ってメスの興味を惹き、パートナーを探します。

メスへの求愛として一生懸命に鳴き続けるオスは、多いときは1日に1000回も鳴くことがあるようです。

ウグイスの鳴く時期③夏も気温によっては鳴く

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鶯の繁殖の時期は早春のあたりと言われていますが、夏でも涼しい気温だったりする場合、彼らがさえずっているのを聞くことができます。

また平地では早めにさえずりが聞こえなくなってしまいますが、それは求愛を終えた鶯が山で巣を作っているからで、山に行けば夏でも彼らの声を確認できます。

ウグイスの鳴く時期④秋は場所によっては鳴く

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秋になると日照時間が短くなるためのどの筋肉も衰えていき、鶯のさえずる声を聞くことはほとんどなくなります。

しかし秋になっても気温がまだ高い地域ですと、微弱ですがさえずる声が聞こえる場合もあります。

ウグイスの鳴く時期⑤冬は喉の筋肉が衰えている

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日が短くなる冬は、のどの筋肉を発達させる物質が体内に分泌されなくなるため、筋肉が衰えてさえずりを行うことができなくなります。

さえずりこそできなくなりますが鳴くことが完全にできなくなったわけではなく、地鳴きでコミュニケーションを取ります。冬でも彼らはしっかり元気に生きています。

ウグイスは鳴き声の練習をする?

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美しい声を持つ鶯のオスですが、生まれたばかりのオスは最初から美しく鳴くことができるわけではありません。繁殖の季節に備えて練習を繰り返してうまくなっていきます。

生まれたてのオスは練習して繁殖時期に備える

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どんな鶯でも最初から美しくさえずれる訳ではありません。生まれたてのオスは何度も練習を繰り返しながら繁殖の季節に備えます。

親の鳴き声を手本に練習する

生まれたてのオスは自分の親の声を手本にして練習をします。親を参考にするのだから、親の訛りが受け継がれて音に個性が出るのですね。

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