「プロップス」とは?HIPHOP界では常識!意味や使用場面を紹介!

MCとは、master of ceremoniesのことで、通常は司会者という意味で使います。ヒップホップでは、司会者から転じてラッパーの意味で使われています。

MCバトルとは、即興で韻を踏みながらラップをするフリースタイルラップの中でも、ラッパー同士が即興で互いをディスりあい、自己顕示するものです。うまいラップを披露すると評価や名声を得ることができるのです。

尊敬の意味を込めて「プロップスする」

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プロップスするというのは、相手に対する尊敬の意味をこめて、「リスペクト」と同じような意味で使われます。

リスペクトというと雲の上の人物に対するような大げさな感じがありますが、プロップスするというのは身近な人に使うことができる言葉です。



プロップスという言葉が登場するラップ

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ラップの中に、この言葉が出てくるものがあります。評価や名声というのはヒップホップで使われる言葉ですが、この言葉が登場するラップが存在するのです。

OKIからm-floのVERBALへのラップ

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OKIからm-floのVERBALへのラップの中で、このカタカナ用語が出てきます。この中で、「放っておくと評価や名声を失う」という意味のラップが披露されています。失うというと穏やかでありません。

放っておくと評価や名声を失うというのは、いったいどのような意味なのでしょうか。評価や名声を失うのはラッパーにとって致命的な事態です。なぜそのようなことを言われてしまったのでしょうか。

プロップスを気にするVERBALへの批判

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これはどういうことでしょうか。このラップの前に、OKIはVERBALに対してディスソングを送っていました。欧米では一般的に、ディスソングが送られたらアンサーのラップを返すというのが基本になっています。

このラップでOKIはアンサーを返さなかったVERBALに対して返事をしなければプロップスを失うぞということを言って挑発しているのです。アンサーを返さないVERBALを批判しているとも言えます。

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