サイコ漫画がいま大人気!そもそも`サイコ`ってなに?
現在日本で多くのファンを持つ漫画のジャンルがあるのをご存知でしょうか?サイコ漫画と呼ばれるジャンルになります。
昔からあるジャンルではあるのですが、数年前から徐々に人気が出始め今では多くのタイトル数があります。
今回はそんなサイコ漫画について、またサイコという言葉について紹介させていただきます。
サイコ(psycho)とは「精神」「霊魂」などを意味する
それではまずサイコという言葉について解説していきたいと思います。サイコには複数の意味があり、またこれ単体ではあまり使用されません。
その意味とは「精神」や「霊魂」といった目に見えない概念のことを指す言葉なのですが、この言葉の後に何か付け加えることが多いです。
いい例としては心理療法を施す方を「サイコセラピスト」と呼びます。このように使われることが主な使用例となります。
日本では「精神異常」「多重人格」の意味でも使われている
そして日本においては意味が大きく違ってきます。というのも先述したサイコとは別のサイコを指すことになるからです。
日本においてのサイコは「サイコパス」という単語の省略形として使用されていることが多く、実際のサイコとは別物となります。
サイコパスの意味は精神病気質なことを指し、冷酷・エゴイスト・結果主義・無慈悲な人物を指す言葉となり、作品のテーマとなりえるのです。
おススメのサイコ漫画3選![キラー系]
ここからはサイコ漫画として人気を博しているものの中から、いくつか紹介させていただきます。
流行したのが割と最近からなので、イラストのタッチが現代風なものが多いですが、過去のものもあります。
サイコ漫画の中でも細かくジャンル分けしてキラー系と呼ばれるものを紹介します。別のジャンルは後述していきます。
キラー系サイコ漫画①敵はカエル男?!「ミュージアム」
まずは全3巻と短いながらも実写映画化もされた人気サイコ漫画です。カエルの被り物を被った男が中心人物となります。
このカエル男が自身をアーティストと称し、大量の人間を殺害するのですがその方法が残虐すぎると話題になりました。
そんな殺人鬼の身柄拘束を巡るストーリーで、グロい要素も含まれた作品となっています。
キラー系サイコ漫画②変死体事件現場に現れる謎の男「不能犯」
続いても実写映画化された人気サイコ漫画です。この漫画で出てくるのは電話ボックス男です。彼が殺人鬼となります。
この殺人鬼はマインドコントロールと呼ばれる心理を操るテクニックを用いるため自分の手は絶対に汚さないのです。
相手を操り自殺に追い込むのが彼のやり方なのです。証拠を残さないことから不能犯と呼ばれています。
キラー系サイコ漫画③謎の美少年の正体とは「幽麗塔」
キラー系の最後は「幽麗塔」です。舞台となるのは昭和30年頃で、時計塔に隠された秘密を暴くことを目的とした作品です。
周りとの格差に悩んでいた主人公のもとに一人の美青年が現れ、秘密を暴いて財産を得ないかと勧誘してきます。
この誘いに乗った主人公と謎の美青年が繰り広げるミステリーサイコ漫画となっています。
おすすめサイコ漫画3選![グロ系]
ここからはグロ系となります。描写的には中々受け入れられない方も多く賛否両論があるジャンルとなります。
グロ系が苦手な方は、「これはフィクション」と割り切ってみてはいかがでしょうか?意外と見れるかもしれません。
普段目にすることがないことから、ハラハラドキドキするということで人気の高いグロ系サイコ漫画の紹介です。
グロ系のサイコ漫画①マンホールの中に謎の施設「マンホール」
グロ系サイコ漫画のトップバッターは「マンホール」です。謎の寄生虫の蔓延を巡るストーリーとなっています。
主人公は女性刑事で、この寄生虫の事件を担当していました。そしてあるマンホールに目を付けるのです。
いったいマンホールの下には何があるのか?この謎を解くために駆け回る主人公から目が離せないサイコ漫画です。
グロ系のサイコ漫画②中3男子が見た絶望の世界?「ヒミズ」
平凡な毎日に憧れる中学生が主人公です。ですが彼唯一の身内である父親のせいで暴力団からひどい目にあいます。
憎悪に満ちた主人公は、平凡な毎日を送ることを捨て父親の殺害を決行してしまいます。そして悪者を殺すと決意します。
世にはびこる悪者を成敗するために、平凡な人生を諦めた主人公が奔走する1年間を描いたサイコ漫画です。
グロ系のサイコ漫画③目が覚めると拘束されていた「監禁嬢」
グロ系最後を飾るのが「監禁嬢」です。普通の高校教師として暮らしていた主人公のもとに一人の女性が現れます。そして彼女に監禁されてしまうのです。
彼女が誰なのか、何の目的なのかが主人公の過去に秘密があるというヒントを元に、この謎を紐解いていくストーリーとなります。
しかし彼女の異常な行動のせいで家庭は崩壊し、離職を余儀なくされた主人公はこの謎を解くことができるのでしょうか?そんなサイコ漫画となります。
おすすめのサイコ漫画4選![サスペンス系]
次に紹介していくのはサスペンス系のサイコ漫画です。事件性が強く、読み手を虜にしていく作品ばかりです。
その事件の中にはたくさんの人の思いが渦巻くことになるので、少々複雑な構成のものもありますが漫画なので読みやすいかと思われます。
事件の謎について迫るサスペンス系サイコ漫画4選の紹介になります。
サスペンス系のサイコ漫画①怪奇事件に挑む「多重人格探偵サイコ」
主人公に名前が3つもあるサイコ漫画となります。その理由は多重人格者だからです。彼はある事件をきっかけにもう一つの人格が生まれてしまったのです。
そんな主人公は元刑事で、現在は探偵事務所を構えています。どこぞの名探偵のヒロインのと父親と同じですね。彼は数多くの殺人犯に関わることになります。
しかし自分の関わった殺人犯の左目には謎のバーコードの痣があったのです。このバーコードの謎に迫るサスペンス系サイコ漫画になります。
サスペンス系のサイコ漫画②巻き戻る時間?「僕だけがいない街」
このサイコ漫画は少し変わっていて、主人公は「リバイバル」という現象を起こす能力を持っているのです。これはある条件下の時間まで遡ることができる能力です。
この力で遡る時間には秘密があり、主人公はこの時間の謎を解くためにあらゆるパターンを考えることになります。その時母親が誰かに殺害されてしまうのです。
母親が誰に殺されたのか?この力の意味はなんなのか?こんな謎に主人公が立ち向かうサスペンス系サイコ漫画となっています。
サスペンス系のサイコ漫画③動画で行われる犯行予告「予告犯」
続いて紹介するサイコ漫画は、実写映画化にとどまらずテレビドラマ化もされた人気サイコ漫画となります。動画投稿サイトに犯行予告をするといった現代らしい作品です。
犯行のターゲットにされるのもSNSで炎上した人などが多いので、時間軸が現代だということがわかります。犯行グループは「シンブンシ」と名乗る集団です。
主人公は元IT会社に勤めていてネットカフェから予告動画を投稿するなど今だから面白いサイコ漫画となります。
サスペンス系のサイコ漫画④大学生の歪んだ性と愛「圧勝」
サスペンス系サイコ漫画で最後に紹介するのは「圧勝」です。こちらの作品は連載したばかりということもあり、まだまだわからないことばかりです。
大学生の主人公と、その隣に住み主人公と同じ大学に通うヒロインとのほのぼの生活を描いた青春ラブコメ、と冒頭を読んだ人は思うかもしれません。
しかし何やらこのヒロインには秘密があるようなのです、そんな今後の展開が楽しみなサスペンス系サイコ漫画となっています。
おすすめサイコ漫画5選![心情系]
最後に紹介するサイコ漫画のジャンルは心情系です。サイコ漫画というだけである程度のグロやサスペンスの要素は、少なからず入ってくるものとなります。
しかしそんな要素をものともせずに、登場人物たちに感情移入して泣いてしまうようなジャンルが心情系となっています。サイコ漫画でも泣けるものがあるのです。
そんなあなたの心に訴えかけてくるものがあるかもしれない心情系サイコ漫画を紹介していきます。
心情系のサイコ漫画①美貌がテーマの「累」
こちらも実写映画化された人気サイコ漫画となります。なんともいえない結末があなたを待っている作品となります。この話の主人公は醜い姿の女として生まれてくるのです。
さらに傷を負い、口が裂けてしまいさらに醜い姿へと変貌してしまいます。主人公には夢があり、母親と同じような舞台役者になることでした。しかし容姿は見れたものではありません。
そこに一本の口紅が主人公の手に渡ります。これを使いキスをするとキスをした相手と顔が入れ替わる現象が起きるのです。この口紅を巡り主人公が夢をかなえようとする姿が描かれたサイコ漫画です。
心情系のサイコ漫画②顔のない死体と双子の関係とは「ウツボラ」
このサイコ漫画の最大の謎は1ページ目に飛び降り自殺をした女性の存在です。彼女の死体は誰なのかわからないほどに破損していたのです。
彼女の携帯の履歴から二人の名前が浮上することになり、この二人が主人公となります。一人は漫画家で、もう一人は死んだ女性の双子の姉だといいます。この漫画家が描いていた作品名がウツボラというものです。
なぜ女性は自殺したのか?との二人はどういった関係があるのか?そしてウツボラとはなんのか?これらの謎に迫るストーリーの心情系サイコ漫画となっています。
心情系のサイコ漫画③事件に巻き込まれた特殊清掃業者「ROUTE END」
常に人の人向き合わなければならない特殊な清掃業者として働く青年が主人公となります。仕事柄たくさんの人の死に場所をみたり、事件が絡んだ死体を見てきました。
そんな生活を送る中である事件に巻き込まれることになるのです。その事件の名がEND事件です。前代未聞の猟奇的な殺人事件に巻き込まれた主人公はどのような行動にでるのか?
生きることと死ぬことの在り方が問われる作品になっていて、心情に訴えかけるサイコ漫画となっています。
心情系のサイコ漫画④子役の世界の真実?「NOBELU-演-」
次に紹介するのは子役の世界が出が枯れたサイコ漫画です。この漫画を手掛けているのは「高校教師」などの多くのテレビドラマを手がけた監督、野島伸司氏によるものです。
ただ単に役者を目指す話ではなく、主人公の少年は多重人格者であったり母子家庭の元で育つ境遇であったりと彼自身の問題とも向き合うストーリーになっています。
多重人格に悩まされる少年は、子役としてどのような躍進を見せるのか?また自身とどう向き合うのかが描かれたサイコ漫画になっています。