吉作落としは日本昔ばなしのトラウマ回?怖すぎるあらすじと教訓、助かる方法も

沼に落ちながらも必死で逃げた平十郎ですが、その後は気がふれてしまいました。

フィクションのようなお話ですが、千町ヶ原にある清霊田も亡者道も実際に存在し、以前から最恐のオカルトスポットとして有名な場所です。

怖い日本昔ばなし④佐吉舟

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ある島に、二人の漁師が住んでいました。太兵衛と佐吉といます。同じ女性を好きになってしまった二人は、女性の父親から魚を多く採ってきた方に娘と結婚させると言われます。

魚の取り合いを始めた二人ですが、佐竹の船が大波に襲われ海に投げ出されてしまいます。太兵衛は女性をあきらめたら助けてやると言いますが、首を横に振った佐竹はそのまま溺れ死んでしまいました。

それから数日後、船に乗っている太兵衛に、佐吉に似た人物が「柄杓を貸してほしい」と言いました。柄杓を持ったその人物は太兵衛の船にどんどん海水を入れ始め、船が沈没し太兵衛は亡くなってしまいました。

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似たような話は日本中にあり、海の亡者に柄杓を渡す際は底を抜けば助かると言い伝えられています。

怖い日本昔ばなし⑤三本枝のかみそり狐

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今まで紹介してきた怖い話と「三本枝のかみそり狐」は少し違います。彦兵衛という怖がりな男が、狐に騙されるという話なのですが、狐が化けた老婆の顔が怖すぎると評判になっているからです。

赤ちゃんを殺された老婆が怒り狂って顔がくるりと回転し、口は耳まで裂けた化け物になって包丁をもって彦兵衛をしつこく追い掛け回すのです。

この話はストーリーより、老婆の顔そのものがやばすぎるなどとネットで評判となっています。

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まんが日本昔ばなし

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まんが日本昔ばなしは1975年1月7日に初めて放送されました。始めは番組の都合で、空いた枠にいれる穴埋めとしての要素が強かったのですが、反響が大きくレギュラー番組となりました。

1985年には10周年記念として「ごんぎつね」が映画化され、映画館ではなく地方のホールで上映するという地方巡回方式で公開されました。

その後もたびたび夏休みやお正月に再放送され、広く国民に愛された番組であり、文化庁優秀映画作品賞や児童福祉文化賞など様々な賞を受賞しています。

まんが日本昔ばなしのナレーション

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まんが日本昔ばなしといえば、その特徴のあるナレーションが有名であります。制作初期から常田富士男さんと市原悦子さんとの二人でコンビを組み、アニメに出てくる全ての登場人物を演じ切りました。

二人のその柔らかく温かな語り口は、20年近く続く長寿番組には欠かせない存在でした。

常田富士男さんは2019年の7月に、都内の病院で息を引き取ったことがニュースになりました。

吉作落としからは「自然を舐めてはいけない」という教訓を学べる

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まんが日本昔ばなしのなかでも、トラウマになると噂の吉作落としですが、先人の自然に対する警告が含まれています。

今でも大分県の傾山付近の住民の間で、山に入る者への戒めとして語り継がれています。

慣れた山でのほんの少しの油断で、命を落とすことがある。自然を舐めてはいけないという強烈なメッセージが伝わってきます。

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