絶叫マン(ふんどしブンブン丸)とは?品性を疑う動画はどこから配信された?
生理食塩水を入れ、異様に肥大化させた男性器を振り乱す動画が、絶叫マン(ふんどしブンブン丸)という名称で広まりました。
この絶叫マンと呼ばれる動画にゲーム音楽を組み合わせたものが、画像投稿板「ふたばちゃんねる」に投稿され、Twitter上にアップされた事が全ての始まりとなります。なお、ふたばちゃんねるでは既にログが流れてしまい、投稿者の確認は出来ません。
絶叫マンの元ネタは?ふんどしブンブン丸という別名も
絶叫マンは別名ふんどしブンブン丸とも呼ばれています。その奇抜な動きからついた呼称であり、絶叫マン動画はSNS上で拡散された以降、様々な派生動画も投稿されています。そもそも絶叫マンとは一体どのような人物なのでしょうか。
絶叫マン(ふんどしブンブン丸)はふたばちゃんねるに投稿された卑猥な動画
元々は、BMEと呼ばれる海外サイトに上がっていた卑猥な動画に出てくる男性が大元とされています。この卑猥な動画と、ゲームの曲を組み合わせたものが、ふたばちゃんねるに投稿された事から、絶叫マン(ふんどしブンブン丸)という存在が知れ渡っていきました。
生理食塩水によって肥大した男性器をブンブン振る動画
非常に大きなピアスを空けたり、生理食塩水などを用いて体の一部を変形させることをBMEと呼びます。このような過激な動画にまったく関連性の無いBGMを組み合わせた動画作品が流行りました。
BGMに使用されたELECTRICAL COMMUNICATIONとは?
絶叫マン動画には、ELECTRICAL COMMUNICATIONという曲がBGMとして使われています。絶叫マンの動作が、曲のテンポ感と非常にマッチしており、相乗効果が生まれたとされています。
また、この曲を使用した事で、絶叫マン動画の拡散を加速させてしまうことになりました。
ELECTRICAL COMMUNICATIONはロックマン8の曲
動画内で使用されてしまった楽曲は、ゲームソフト「ロックマン8メタルヒーローズ」のOPに起用されている曲となります。ちなみに絶叫マンという名前は、このロックマンをもじって作られた名称です。
絶叫マン(ふんどしブンブン丸)がしていたBME(Body Modification Ezine)とは
BMEという言葉をご存知でしょうか。日本ではあまり聞きなれない言葉ですが、BMEは主に海外である種馴染みのあるワードといえるでしょう。
BMEは身体改造を楽しむR18の海外サイト
BMEとは「Body Modification Ezine(ボディ・モディフィケーション・イージーン)」の略称となります。Body Modificationとは、体を修正するといった意味があり、Ezineとは電子雑誌などといった意味があります。
いわゆる身体改造を紹介している海外サイトなのですが、体の一部を切開、縫合、伸長していたりと、基本的には全てハードな内容のため、R18指定されています。
BMEと関係ない音楽を組み合わせる動画がはやっていた
絶叫マンからBMEを知ったという方が多いようですが、その前からネット上の投稿板にBMEに関するコミュニティというものは存在していました。
さらに、東京ブギウギなどといった昭和の曲などをBME動画と組み合わせて投稿するといった流れは、絶叫マン動画が広まる前から既にできており、絶叫マン動画の誕生もそういった一連の流れから生まれたものだといえるでしょう。
身体改造とはどういったもの?
なかなか、馴染みのないBME(Body Modification Ezine)、いわゆる身体改造ですが、具体的にどういったものを指しているのでしょうか。
ピアスなどもある意味身体改造のひとつ
お洒落として多くの人が付けているピアスなども、体に穴を開けるという意味では身体改造に当たります。しかしながら、BMEでは手の甲や局部にピアスを付けるといった過激なものが主流といえるでしょう。
他にも、舌を二つに切開する「スプリット・タン」、ビーズや金属を体に埋め込む「インプラント」、糸を縫いこむ「ボディ・ステッチ」などといったものがあります。
また、一部の部族などで見られるような、唇に丸い板をはめたりするといった行為も身体改造と呼べるでしょう。どれも痛みを伴う行為であったり、様々な社会的リスクを伴う行為ですので、おすすめはできません。
ボディ・ステッチに興味のある方はこちらの記事をご覧ください。
絶叫マンの行為は「品性を疑う使い方」と尾澤拓実氏よりクレームが
絶叫マン動画に自らの楽曲が使用されてしまっている事知った尾澤拓実氏がTwitterで怒りのコメントを投稿しました。しかしながら、この行動が絶叫マン動画の存在をさらに世の中へ拡散してしまう要因にも繋がっていったのです。
絶叫マン(ふんどしブンブン丸)の動画はTwitterで拡散された
絶叫マンの動画が拡散されたきっかけは、Hicks氏と呼ばれる人物が、絶叫マン動画の存在をTwitterへと投稿した事が元凶となります。尾澤拓実氏はTwitter経由で絶叫マンの動画を目の当たりにし、怒りのコメントを投稿したようです。しかしながら、絶叫マン動画への投稿の内容が注目を集めてしまいました。
Hicks氏がふたばで発見した絶叫マン動画をTwitterで拡散
絶叫マン動画を最初にTwitterへ投稿したのは、Hicks氏とされています。既に該当のTwitterアカウントは凍結されてしまっているようですが、WEB魚拓などから、投稿内容を確認する事は可能です。Hick氏がふたばちゃんねるで発見した絶叫マン動画をTwitter上で拡散させたことが一連の流れの始まりとされています。
作曲者尾澤拓実氏がツイートで不快を表明
尾澤拓実氏は、絶叫マン動画に対して、このような不快感を記したツイートを投稿しました。自身が作曲した曲がまったく意図しない形で使用された事に対して、非常にやるせない気持ちを抱いたのは明白です。
ロックマンといえば小学生も楽しめるようなゲームタイトルであり、そういったタイトル向けに作った曲が不適切動画に結び付けられたのであっては、不快に感じても当然だといえるでしょう。
ゲームミュージックを同様に手掛けている各関係者も、このツイートに同意しているようです。
尾澤拓実氏はどのような活動をされている人?
自らが作曲したELECTRICAL COMMUNICATIONが絶叫マン動画という媒体を経て、思わぬ形で広まってしまった尾澤拓実氏ですが、普段はどういった活動をされている方なのでしょうか。
女性版accessとも呼ばれたことも
普段は作詞、作曲、編曲などを行っており、キーボーディストとして、アーティストのライブサポートなども行うなど、多彩な活動をされている女性音楽家です。また、本記事で取り上げているELECTRICAL COMMUNICATIONは、尾澤拓実氏と、高橋佳奈氏による2人組ユニット「GANASIA」の楽曲にあたります。