大月孝行の光市母子殺害事件とは?生い立ちが原因?現在の様子は?

二次被害にも発展したことで、今回の一連は大きく拡がりをみせています。大月孝行を担当していた弁護士グループに多くの辞めることを求める書類が届き、通常業務を妨害されています。

結果、弁護士同士の争いが起こっています。流れをみていきます。

事件のキッカケは2007年のテレビ放送での橋下徹の呼びかけ

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大月孝行の審判が行われる度に、マスコミは終結し会見をカメラに納め、世間に情報として流します。大月孝行をガードする役目ですから、何とか刑を軽くするよう力を尽くすのですが、国民からは快く思われないことは当然です。

悍ましい出来事を起こしているわけですから、早急に社会へ出てこられても困ります。タレント活動にも熱心であった橋本徹氏が不満を持っているならを説明するにあたり「弁護士団を許せないなら懲戒請求すればいい」と公言します。

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多くの影響力を持つテレビで公表したため、凄まじい数の請求が届いたようです。リスクが生じることを想定していたにも関わらず、発信したことはバッシングとなりました。

大月の弁護団の4人が橋下徹に賠償を求める事態に

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一般業務だけでも多忙な弁護人は、多くの山積みとなった懲戒書類をみてうんざりしたことでしょう。仕事を妨害されたとして、橋本氏に1200万の損害賠償を提訴しています。

裁判所は、名誉毀損や仕事妨害を認めました。よって4人に賠償金として支払うように命じています。橋本氏は和解として856万を支払っています。今回の中で懲戒した弁護人は一人もいませんでした。

弁護士団19人が橋下徹と読売テレビを訴訟

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番組構成に誤りがあったことで、大月孝行の思考の異常性を公表して被害者遺族の心を深く傷つけたとして、橋本氏と出演していた番組の大元であるテレビ局を1億2400万もの大金をかけた賠償を請求しています。

広島の裁判所で執り行われましたが、放送された流れで、特定の人に対して攻撃するような構成にもなっておらず表現も見受けられないとし、請求自体を棄却しています。

最終的に橋下徹の謹慎処分となり事件は幕を閉じた

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日本中に発信できる便利なメディアでありますが、影響力も多大なため発言は注意しなければなりません。橋本氏が語ってしまった内容で、大きなトラブルに発展しました。

大月孝行を担当するような刑事事件を受け持つ弁護人の印象を悪くしてしまいかねないとして、橋本氏は約2カ月間の弁護活動をしてはいけないと課せられたのです。

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タレント弁護士の先駆者として歯に衣着せぬ発言で数多くのメディア出演を果たしていましたが、現在は大阪市民のための社会作りに力を注いでいます。

大月孝行の被害者遺族・本村洋氏による活動とは?

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幸せファミリーだったときを突如奪われ、残された可哀そうな夫としてメディアは注目しました。涙をみせることなく、大月孝行に対しての自分の意見を語る姿はニュースで頻繁に流されました。

本村洋氏は、他にはわが国のルールを動かす活動にも尽力し、なくなることのない犯罪で被害に遭った人々に対して優しい社会となるように功績を残しました。

被害者遺族の活動①「あすの会」を発足

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本村氏が突然被害者となったのは23歳で法律について全くの無知であったといいます。いとわしいおとこである大月孝行の姿を目視するため出向いても、報道関係者が陣取ってしまい席もなかったといいます。

遺影を持参して共に闘う意思も当時、認められず遺族に対して配慮がない司法だったのです。少年だからと大月孝行を保護して、裁判は一般公開するのは矛盾していると思ったといいます。

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誰を守るための流れであるのかを訴え続け、法は改正され日本を動かす一人者となったのです。悲しみに明け暮れる中で、疑問に思ったことを告げていてよかったと本村氏は語ります。

被害者遺族の活動②2004年「犯罪被害者等基本法」の成立に尽力

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実際に遺族として法廷へ出向くと、今まで見えてこなかった疑問が数多くあったようです。犯罪を犯した悪人を罰するための取り決めであるのに、18歳だからと法でガードされます。

深い悲しみにいる遺族のプライバシーは報道で流されるという待遇に不満を持つのです。当時の首相であった小泉純一郎氏と直接対面し意見を述べたことで、遺族に配慮がされた規律が作られたのです。

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本村氏は自分も傷ついているにも関わらず、自分よりも前の被害と遭った方は、想像を絶する苦しみを経験しているとし、周りを気遣う言葉を明かしています。

23歳の青年が、無の状態から国を動かすことに成功をし社会的貢献をしたことはずっと歴史に刻まれていくことでしょう。

被害者遺族の活動③ドラマ『なぜ君は絶望と闘えたのか』のモデルに

なぜ君は絶望と闘えたのか 前編

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大月孝行が犯した事件を追っていた記者がまとめていたメモを元に題材を決めて、ストーリーを構築していったフィクションドラマです。

岸壁に立たされ、今にも落ちそうな生と死のギリギリのラインを彷徨っていた遺族が、会社や親、友人といった周りの人に支えられ励まされながら、法と闘い続けた物語です。

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近くで取材をしてきた人物だから作成できるリアルな感情を詰め込んでいます。

大月孝行と同じく残酷な事件を起こした少年が死刑が決まった例

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世の中には大月孝行だけでなく、当時少年だが死刑が決まった例がある劣悪な事件があります。概説と経緯、大月孝行と共通している点について考察していきます。順番にみていきましょう。

19歳の少年による娼婦ら4人を次々と殺害した事件

初めの2人を殺めたのは19歳で、あとは成人してからになるため、少年犯罪としてみなされない場合もあるようです。お金欲しさに売春婦を呼び出しては性行為を行い、絞め殺しています。

土木作業員として勤めていましたが、常に生活は困窮していたとされます。自分の生活の為に、簡単に命を奪い懐を潤わせている一連は、死をもって償うほかないと死刑確定しました。

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幾度となく審判のやり直しがなされており、60歳を超えるであろう悪人は、まだ執行されず大阪の拘置所で息を続けています。

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