オートキャンプとは?ルールやマナーを知って快適に過ごそう【入門編】

みなさん、オートキャンプというものをご存知でしょうか。もちろんキャンプではあるのですが、普通のキャンプとは違った魅力があります。その分、注意しなければならないルールやマナーもあります。今回はオートキャンプ入門編として、オートキャンプ初心者の方に知っておいていただきたいことをご紹介します。

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オートキャンプとは

オートキャンプとは、自動車やバイクでキャンプ場の中まで乗り入れることができ、車などのすぐそばにテントやタープを張るキャンプのことです。キャンプ道具をたくさん持っている方は、車からすぐに荷物を出し入れできるオートキャンプがおすすめです。

普通のキャンプとの違い、メリット・デメリット

普通のキャンプとの違い

普通のキャンプは、駐車場に車を停めたら、キャンプサイトに荷物を運んでテントなどを張ります。一方、オートキャンプはキャンプ場の中まで車で乗り入れ、車を停めたすぐ近くにテントなどを張ります。車が近くにあることによる違いはありますが、キャンプで行うこと自体にはあまり差はありません。

オートキャンプのメリット

オートキャンプのメリットは、重い荷物をテントを張る場所までわざわざ運ばなくてもよいことです。車に荷物を忘れた場合も、駐車場まで取りに行かなくて済みます。駐車場からテントを張る場所までが遠かったり、あまりに荷物が多かったりすると、荷物を持ち運ぶだけで疲れてしまいます。また、急に雨が降ってきた時にすぐに車に避難できるのも、オートキャンプならではです。

オートキャンプのデメリット

オートキャンプでは車がテントなどの近くにあるがゆえに、事故が起こりやすくなってしまいます。特に、親がテントの設置作業や撤収作業をしていて子供から目を離している隙に、事故に巻き込まれてしまうことが多々あります。特に夜は暗くて周囲の状況を把握しづらいので、車で移動することは避けたほうがよいでしょう。

オートキャンプのルール・マナー①ゴミの処理を徹底する

ゴミはキャンプに付き物です。キャンプ場によっては、ゴミを回収してくれるところと、持ち帰らなければならないところがあります。ところが、ゴミを持ち帰らなければいけないキャンプ場で、ゴミの不法投棄が相次いでいます。誰だってゴミを車に積んで帰りたくはないものですが、このままではゴミを回収してくれるキャンプ場はなくなってしまうでしょう。キャンプに行く前に、そのキャンプ場ではゴミの処理をどうすればよいのか、事前に確認してから行くようにしましょう。そして、持ち帰らなければいけない場合は、あらかじめゴミを車に積むスペースを確保しなければなりません。

オートキャンプのルール・マナー②共同設備はみんなのもの

キャンプ場では、トイレや炊事場など他の人と共同で使用する設備があり、多くの人が列になって並ぶほど混んでいることもあります。例えば、女子トイレは混雑しやすいのでできるだけ早く終わらせる、炊事場に自分の調理道具を置きっぱなしにしない、使った食器を炊事場で洗う前に、ペーパータオルなどである程度の汚れを拭き取っておくなど、自分だけで独占しないように他の人のことも配慮しなければなりません。共同の設備はお互いが気持ちよく使えるよう、できるだけ汚さないようにしましょう。汚してしまった場合は、自分できちんときれいにするのがマナーです。

オートキャンプのルール・マナー③音量に気をつける

オートキャンプ場のように広い自然で、隔たりがない場所では音がとてもよく聞こえます。他の人には、自分が想定している以上に大きく聞こえることもあります。トラブルに発展しかねないので、音楽やラジオをかけるときには、周囲の人にはどのように聞こえているのか配慮するようにしましょう。

オートキャンプのルール・マナー④声量に気をつける

音楽やラジオをかける時と同様に、誰かと話すときの声量にも注意しなければなりません。早朝や夜の静かな時間帯に大きな声で話していると際立ってしまい、周りの人を不快にさせてしまいます。一般的に、キャンプ場では21~22時の間が就寝時間となっています。普段の生活ではこれほど早く寝る人はあまりいませんが、うるさくしないためにも、周りの人に合わせて早めに就寝しましょう。キャンプ場では静かに過ごしたいという人もいます。キャンプ場での日常から離れた空間に浮かれすぎたり、お酒を飲みすぎたりして、大声で騒ぐことのないようにしましょう。

オートキャンプのルール・マナー⑤他人のキャンプサイトに入らない

他の人のキャンプサイトに勝手に入ったり、横切らないようにしましょう。オートキャンプ場では車がすぐそばにある分、他の人の車を傷つけてしまったなどのトラブルにも発展しかねません。子供はわからずに横切ってしまうことがあるので、最初にきちんと話して注意しておきましょう。

オートキャンプのルール・マナー⑥挨拶をする

自分のキャンプサイトのお隣さんなどに軽く挨拶をしましょう。きっちりとする必要はないですが、あらかじめ挨拶をしておくことで道具の貸し借りができたり、トラブルがあった時に話し合って解決しやすくなります。もしかしたら、仲良くなってキャンプ仲間になれるかもしれません。

オートキャンプ場の選び方

①区画サイト・フリーサイト

区画サイトとは、テントを張る場所が植木などであらかじめ区切られているキャンプサイトのことを言います。場所を取りすぎないように、とお隣さんの心配をする必要はありません。また、予約できるところもあるので、行ってみたけどテントを張る場所がない、なんてことにはなりません。一方フリーサイトとは、広いキャンプ場の中から自分がテントを張る場所を自由に選べるキャンプサイトのことを言います。木陰やトイレから近いところなどの人気な場所はすぐに埋まってしまうので、快適な場所を取りたい方は、朝早くから行かなければなりません。

②自宅からの距離

初心者の方は、自宅から車で片道1~2時間で行けるオートキャンプ場がおすすめです。移動距離が長すぎると、キャンプ場に着くまでに疲れてしまったり、着いてからの遊ぶ時間が少なくなったりしてしまいます。最初は近場のキャンプ場から始めて、だんだんと遠いところへ行くのがよいでしょう。

③設備・レンタル用品

トイレや炊事場はもちろん、中にはシャワーやコインランドリーなどの共同設備あるオートキャンプ場もあります。キャンプ道具を貸し出してくれるキャンプ場は、その道具の使い方を教えてくれることもあるので、初めての方にはおすすめです。

④アクティビティ

キャンプ場の周辺にアクティビティの設備が整っていると、子供だけでなく大人も楽しめます。例えば、水辺のキャンプ場ならカヌーなどができる場合もあります。道具一式を貸し出してくれるキャンプ場もあるので、わざわざ道具を持って行く必要はありません。自然歩道を散策するのもよいですね。アクティビティを楽しみたい方は、そういった設備の整ったキャンプ場かどうか、下調べしておきましょう。

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