オリジナリティがあり、論理的かつ科学的観点からトレーニングメニューを計画立てていくようです。手当たり次第に行うのではなく、体や筋肉を理解してから考えて取り組むことが重要です。
トレーニングへのアプローチ①生理学
初めに、可動域を十分に広げつつ重量を伸ばしていくことで「筋力を伸ばし」ます。次に、重量をただ増やすのではなく、自分が扱える重さで筋肉の伸び縮みが十分に機能する種目を行うことで「筋肉を破壊」します。
そして、一部分の筋肉を集中的に鍛えることで、最終的に「筋肉をパンプアップさせる」ことが重要だと言及しています。生理学的な観点から順序立てて筋トレをしているのが分かります。
トレーニングへのアプローチ②解剖学
彼によると、筋肉には起始と停止があって筋繊維の流れに合わせたトレーニングをすることが重要だと言及しています。間違ったやり方では回数を重ねても筋肉が付きません。
骨盤や股関節、顎の動きを意識して、トレーニング用具の持ち方や握る強さ、手首の使い方までにも意識を張り巡らせることが重要です。
鈴木雅のトレーニング①胸
チェストプレス系、インクラインダンベルフライ、デクラインプレス、ペックデッキフライなどを取り入れているようです。ベンチプレスは変化が分かりにくいとの理由で、世界選手権後は行っていないそうです。
筋肉に負荷がかかる部位を三つに分けて、効率よく鍛えるポジション・オブ・フレクションという理論に基づいてトレーニングをしています。また、高重量と軽重量の比率を1:3で行っているようです。
鈴木雅のトレーニング②背中
ラットプルダウン、チンニング、ディワイロー、フロントラットプルダウン、ストライブローイング、ラットプルビハインドネック、ベントオーバーロー、プーリーロー、デッドリフトなどを行っているようです。
ウエイトを持ち上げることを指すポジティブ動作を重要視しているそうです。グリップの握り方に関しては、握るのではなく引っ掛けるように持つと良いです。
鈴木雅のトレーニング③肩と腹筋
ショルダープレス、フロントプレス、サイドレイズ、ラテラルレイズ、ワイドグリップアップライトロー、ローイング、アウトサイドローテーション、アブドミナルクランチなどを行っているようです。
肩も背中と同様にポジティブ動作を重要視しているようです。大体1時間半くらいかかるそうです。どの部位も種類が多く、時間をかけています。
鈴木雅のトレーニング④腕
上腕二頭筋にはインクラインカールやバーベルカール、マシンカール、ケーブルカール、上腕三頭筋にはクローズベンチ系やプレスダウン、ケーブルロープトライセプスを取り入れているようです。
肘を痛めやすいプリーチャーカールは行わないようです。腕に関してはやりすぎると怪我にも繋がるので、「できるだけ少なく」を心がけているようです。