犯人がわかっている未解決事件6つ!捕まらない理由と闇が深い事件4つも!

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もちろん、ルパンが行う供述にも事件当時の物をうかがわせる内容のものがあります。これらの情報はあまりにも決定的な犯人特定へとつながる道です。断定に時間がかからないことは容易に想像がつくでしょう。

足利事件の犯人が逮捕されない理由

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犯人がわかっている未解決事件と言いながらも、かなり有力といえるところまで犯人が分かっていることは判明しました。しかし、ではなぜ今なお犯人がわかっている未解決事件として扱われるのか。

その理由は、警察の威信を守るため、そして当時の捜査不手際が露見しないように警察が動いたためだといわれています。本来こういった記者による情報でも入れば、警察は正しい動きをするはずです。

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それがなかったのは、当時の警察の威信を守るためでした。誤認逮捕ならびにDNA鑑定の間違いは、科捜研の失態を認めることになります。冤罪で捕まった男性が釈放となるまでの間も、一向にこの失態を認めたくなかったのでしょう。

認めるわけにはいかなかったために、再捜査を行わなかったと考えられます。また、操作の不手際にも注目される理由です。足利事件は、先述したように北関東の連続誘拐事件とは一切関係ないと扱われていました。

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しかし、ここで同じ人物での犯行と扱われていさえすれば、真犯人の早期逮捕につながっていたかもしれませんし、その後に起きる北関東の5件目の事件も未然に防げた可能性もあります。

その失態や捜査の不手際を認めるわけにはいかない警察は、最後の手段として事項という手段を選ぶしかないのです。こういった事態を招いたために、犯人がわかっている未解決事件として迎えている可能性が疑われます。

犯人がわかっている未解決事件⑤島根女子大生バラバラ殺人事件

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5つ目の犯人がわかっている未解決事件がこの島根県で起きたバラバラ殺人事件です。この案件は容疑者が見つかるまでにすさまじい時間を要した事件でもあり、犯人がわかっている未解決事件の中でも逮捕できずに終わっている案件です。

島根女子大生バラバラ殺人事件の概要

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ことが発生したのは2009年10月、平岡さんという女性がアルバイト先のアイスクリーム店を出たことを最後に消息を絶ったのです。アルバイト先で店を後にした姿を見たのを最後に行方不明となったのです。

その後消息が分からず心配になった両親の手によって2日後には、捜索願が出されることとなります。しかし、姿が見つかることはなく、翌11月に臥龍山山頂にて居たいとして発見されます。

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遺体は各所に傷があり、中には食べたのではないかと疑われるほどの損傷した部位もあるなど、事件の残虐性が明らかになりました。しかし、その一方で、犯人がわかっている未解決事件として今もなお伝わる事件となります。

島根女子大生バラバラ殺人事件の犯人

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無残な殺され方をした犯人がわかっている未解決事件ですが、この犯人は誰なのでしょうか。実は特定されているのです。犯人は矢野富栄と呼ばれる男性。発見には7年の歳月がかかりました。

彼は、高校時代からイケメンだといわれる男性で、大学も防衛大学をけり地元の国公立大学に通うなどの銃超な人生を歩んでいたといわれる男性です。そんな男性が突如、捜査線上に浮上してきたのです。

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しかし、彼の過去を調べてみると犯人であってもおかしくない性格等、彼が犯人であることを証明するかのような証拠がいくつか見つかることとなります。彼が犯人といわれる理由についてみていきましょう。

島根女子大生バラバラ殺人事件犯人断定の証拠

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彼が本案件の犯人だと特定される証拠には、決定的なものがあったとされています。彼の所持していたデジタルカメラに何と被害者が切り刻まれる姿が収められていたのです。

そこには確かに、彼の住まいの部屋が映っており、背景などから彼の家で殺害が行われていたことが分かっています。また、彼の性格もひどいものだったことが調査の末に判明しています。

彼は一見順調な人生を歩んいる蚊の様に見えていましたが、実は女性からモテないといった悩みを抱えていたそうで、そのため今回の殺人を犯してもおかしくないといわれているのです。

しかし、この証拠が発見されるまで全くと言っていいほど手掛かりがなく、犯人がわかっている未解決事件として扱われていました。それなのにどうして急にこれらの証拠が発見したのでしょうか。

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また、証拠がここまで確定しているにもかかわらず、現在も犯人がわかっている未解決事件として扱われる理由はなぜなのでしょうか。その理由は未解決の理由にあります。

島根女子大生バラバラ殺人事件が未解決の理由

犯人がわかっている未解決事件と扱われる理由は、彼がすでに亡くなっているからなのです。実は犯人とされる矢野富栄は彼女が殺害されてから2日後に高速道路上で事故を起こして亡くなっているのです。

そして、彼が犯人だと特定されるまでに7年の時を経てようやくはっきりした事実だったのです。彼はすでに亡くなっており、逮捕することができないため動機などは一切が不明です。

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しかし、犯人がわかっている未解決事件として今なお取り扱われている理由はここにあるのです。彼が関与している証拠ははっきりとみつかっているにも関わらず、容疑者死亡で今後も逮捕の使用がないということです。

犯人がわかっている未解決事件⑥悪魔の詩訳者殺人事件

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本案件も犯人がわかっている未解決事件として有名な事件です。犯人が外国人犯人説を持つこの事件では、公訴時効もすでに成立しており、今なお、犯人がわかっている未解決事件として真実は闇の中にある案件になっています。

悪魔の詩訳者殺人事件の概要

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事が起こったのは1991年。つくば大学の五十嵐助教授が大学キャンパス内にて殺される事件が発生しました。司法解剖の結果から、どうやら前日に殺害されキャンパスに死体を放置される形となっていたようです。

そうして発見された死体をもとに事件調査が行われていきましたが、関係者を調べていると、何とイスラーム組織との関係が疑われる事態に発展します。どうやらこの助教授は殺害1年前に悪魔の歌を邦訳していました。

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その内容は、反イスラーム的な内容を含んでおり、それがイランの目に留まって殺されたのではないかという線が強いのです。しかし、犯人がわかっている未解決事件として、公訴時効を迎え、今なお真実は闇の中となります。

悪魔の詩訳者殺人事件の犯人

本案件にて犯人だといわれち得る人物は複数人います。まず一人目が当時中学中の身であったバングラディッシュ出身の学生です。彼は当時つくば大学に短期留学中の身でした。

また、もう一人の疑いがある人物はシーア派に属するイラン人だと疑われています。彼も今回の事件に全くの無関係でなく、どうやら他の国々でも反イスラーム的な行動を起こす人たちと関係があると考えれているのです。

悪魔の詩訳者殺人事件の証拠

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犯人がわかっている未解決事件の中に浮上している犯人ですが、彼らが疑われることとなった証拠は何でしょうか。まずバングラディッシュの学生ですが、この人物は突然の帰国が怪しいと考えられています。

犯人がわかっている未解決事件で海外の人が犯人だった場合、その多くが海外へと逃亡してしまっているケースがありますが、この人物もその一人なのです。さらに、突然の帰国が非常に怪しいと考えられています。

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彼は助教授の遺体が見つかった当日にはすでに帰国を行っていたのです。留学期間を残しての突然の帰国は明らかにおかしい挙動です。一方でシーア派のイラン人がたがわれる証拠は海外で同時多発的に起きた事件との関係にありました。

犯人がわかっている未解決事件としては珍しいケースですが、彼が関与する可能性のある事件が海外の別の場所でも起こっていたのです。そこでも犯行の理由は反イスラームとの関係だと見込まれています。

中には重傷を負った被害者も出ており、その一連の事件で本案件も関与しているのではとの見方が強いのです。ではなぜ、犯人がわかっている未解決事件として今なお扱われているのでしょうか。

悪魔の詩訳者殺人事件の犯人が逮捕されない理由

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犯人がここまで断定できているのに逮捕に踏み込めない理由、それは海外にすでに逃亡していることもそうですが、なにより政府間の関係にあるといわれています。

すでに海外へと逃げているために逮捕できない事情も確かに存在しますが、どうやら日本政府がイラン政府との関係悪化を避けるために今回の案件の逮捕を伸ばしていたというのです。

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警察はそのために捜査の打ち切りを余儀なくされ、時効を迎える形で事件を終えるしかなかったといわれています。犯人がわかっている未解決事件として扱われる理由には、こういった政府がらみの案件もあるということです。

犯人がほぼわかっているのに未解決の事件①四日市ジャスコ誤認逮捕死亡事件

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こちらの事件も今なお犯人が見つかることなく犯人がわかっている未解決事件として扱われている案件です。さらに言えば、他にはない凄惨な結果で終わっていることも特徴に挙げられます。

四日市ジャスコ誤認逮捕死亡事件の概要

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ことが起きたのは2004年の三重県四日市市にあるジャスコ店内で起こりました。とある女性が泥棒と叫んだことで、一人の男性が客と店員によって取り押さえられたのです。

ATMで起きたこの騒動は、女性の叫びによって発覚し、内容は同じくATMにいた男性が女性の財布を盗もうとしたところ抵抗し、その後叫び声を上げたことで助けを求めたというものでした。

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男性はすぐさま取り押さえられ、警察に引き渡されましたが、そこで悲劇が起きます。男性は警察に取り合わせられた以降も無理に拘束されていたことでその場で息を引き取ることとなるのです。

原因は、過度のストレスと不整脈によるもので、男性の様子に警察も気づくのが遅れて男性が死亡に至ったというものでした。さらに、関係者であるはずの被害者だと思われる女性も現場からいなくなるという結果も招いています。

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そして、悲劇はさらに大きなものとなります。実は被害者だと思われていた女性は実は加害者で、男性は全く冤罪だったのです。警察はそのことに気づかず関係者を取り逃がし、その後犯人がわかっている未解決事件とさせてしまっているのです。

四日市ジャスコ誤認逮捕死亡事件の犯人

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この犯人がわかっている未解決事件と扱われる本案件ですが、正式に犯人は誰なのかというと、それは最初に泥棒と叫んだ女性だと発覚しています。とはいえ、確認が遅く当時の警察の対応も悪く、全くの対応の遅さが見て取れるものでした。

そもそも取り押さえられた男性を引き渡された時点で、女性の姿がないことが確認が遅れ、さらに監視カメラで確認できるはずであろう二人の現場の状況の確認が遅れました。

そんな状況の中、やっと確認された真実は、むしろ男性が被害者であり女性から財布を奪われかける姿がカメラに映っていたのです。さらに言えば、代えⅯラに移る姿には女性が怪しい挙動をしているところから映り込んでいたのです。

男性がATMに入っているところから、周囲をうかがうように徘徊する女性の姿が映っており、明らかに挙動不審な姿が確認できるのです。これに状況から女性の犯人は噂以上に確定的なものといわれています。

四日市ジャスコ誤認逮捕死亡事件で犯人が見つからない理由

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犯人がわかっている未解決事件として扱われる理由についても調べていきましょう。その最たる原因は女性が今なおも見つかっていないためです。さらに警察の捜査の対応も非常に悪いものが考えられています。

女性の姿はカメラにも映っているのですが、現場周辺を探しても当日の目撃者もおらず女性の居所は全くつかめていないのです。さらに加えて、警察の捜査に対する姿勢も決していいものではありません。

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というのも、今回男性を誤認逮捕だけでなく死亡させてしまっている案件です。男性の死亡は警察に引き渡されてもなお過度ににストレスを与えたためだということが判明しています。

少なからず、警察側が男性に注意していれば防げた事態でもあるのです。これを未然に防げなかったのは完全に警察側の落ち度。それを警察側はもみ消そうとしているため、捜査が積極的に行われないという疑念も持ち上がっています。

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これらの複数の理由により、未だ女性の姿を追い求めることができず、正体もつかめないまま犯人がわかっている未解決事件として扱われているという訳です。

犯人がほぼわかっているのに未解決の事件②加古川小2女児殺害事件

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子供が犠牲となり、犯人がわかっている未解決事件雄つぃて扱われる案件は日本では多数存在します。中でもこちらの事件は多数の犯人の特徴が上がっていながらも今なお犯人がわかっている未解決事件として扱われる一例です。

加古川小2女児殺害事件の概要

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本案件が起きたのは2007年10月。鵜瀬柚希という女の子が自宅前で何者かに刺される事態が発生しました。女の子は近くの公園から自転車で帰宅したところで、兄弟が家から出迎えた直後でした。

出迎えた兄弟が先に家に入り、その後自転車を片付ける柚希ちゃんが家に入ろうとしたところとある人物に小型のナイフで刺されたのです。柚希ちゃんがそこで悲鳴を上げたことで、両親が駆け付け発見となります。

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しかし、そこにすでに犯人の姿はなく、その後女の子は搬送されますが、容体が悪化し息を引き取ることとなります。犯人がわかっている未解決事件の中でも特にひどい事件として今なお語り継がれています。

加古川小2女児殺害事件の犯人

本案件で浮かび上がる犯人についても調べていきましょう。犯人だといわれる人物は勝田州彦。彼は、本案件以降の事件にて同様の女児を暴行を加えるといった事態を起こしており、そこで逮捕されています。

しかし、一部ではこの人とは全くの無関係であり、未だ真犯人はいるという噂もあります。それは、当時の犯行現場の目撃証言などから彼であることが特定できないからです。

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当時の犯行現場周辺にいた近隣住民の目撃情報では、犯人らしき人物が目撃されていないのです。確かな情報は、殺された柚希ちゃんの大人の男性ということだけ。これだけでは、勝田が犯人とは特定できません。

しかし、犯人の特徴と一致する点は挙げられます。これらの特徴からも犯人像は特定できていながらも犯人確定までは至っていないのです。勝田がもし犯人であるならば解決できたと言えますが、そうでない可能性も十分あるそうなのです。

加古川小2女児殺害事件の犯人が見つからない理由

犯人がわかっている未解決事件と扱われる理由については、勝田が犯人でない場合、誰が犯人でなぜ見つからないのかという点が疑問に残ります。その理はやはり目撃情報と証拠の少なさです。

実は柚希ちゃんが殺害される前後で動物を虐待した事件なども見つかっており、その犯人と同一犯の可能性があるとの見方があります。しかし、一方で全くの関係ない別人の犯行だとも位置づけされています。

このように、色々な憶測が当時から飛び交っており、色々な憶測に沿った捜査が行われているがゆえに特定できず真犯人が見つかりにくくなっているようなのです。

さらに疑いを向けるなら、殺された柚希ちゃんの大人の男性が犯人という証言も、犯人が変装して見ず知らずの男を装っていた可能性も高いと考えられています。これは周囲の目撃情報と照らし合わせた上での考察のようです。

周囲には不審人物がいなかったと当時から言われていますが、もし見ず知らずの人が犯行現場から立ち去っているのであれば、その姿が誰かに目撃されてもおかしくない立地なのです。

それなのにここまで証拠と犯人像が特定できない可能性を見ると、そもそも変装していたことも考えられます。このように様々な可能性が乱立し、真犯人への手がかりが多岐にわたりすぎてしまっているために見つからないと考えられています。

犯人がほぼわかっているのに未解決の事件③八王子スーパーナンペイ事件

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ほぼ犯人がわかっている未解決事件として、有名な案件も存在します。この事件では、当時拳銃が一般市民を襲った衝撃的なものとして非常に有名になった案件でした。犯人がわかっている未解決事件の詳細を見ていきましょう。

八王子スーパーナンペイ事件の概要

発生したのは1995年7月のこと。八王子市にあるスーパーナンペイにて、アルバイトで務めていた女性3人が拳銃で何者かに殺されるという事件が起きたのです。犯行に及んだ時間は数分という、あまりにもひどい事件でした。

当時、この周辺ではお祭りも行われており、怪しい人物であればいつも以上に目撃されていてもおかしくない状況だったと言います。しかしながら、犯人を見つけることができず、捜査が難航しました。

八王子スーパーナンペイ事件の犯人

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この犯人がわかっている未解決事件では、とある人物が操作の末に犯人だといわれています。その人物は複数人存在するようですが、中でも最も疑われているのが日本人ですでに亡くなっている人物だったのです。

彼は当時運送関連の仕事をしており、2005年ごろには病死をしています。しかし、過去を調べたところ、事件発生当時には多摩地域に住んでおり、現場目撃情報に合った白色の車と同種の車に乗っていた事実もあったのです。

八王子スーパーナンペイ事件犯人はほぼ断定?

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一人の日本人が犯人だと断定されている理由は、近年の指紋鑑定によりほぼ確定といわれるほどの情報が出たからです。2015年に指紋鑑定が行われた結果、事件現場に残るガムテープの指紋と一致したのです。

その男性は、2005年ごろに亡くなっており遺族から受け取った指紋鑑定により一致したことが分かっています。完全一致とは言わないまでも、一億人に一人の可能性という確率で一致したのだそうです。

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このことから、すでに亡くなっているとはいえ彼が犯人であることは明らかだと考えられるようになっていきます。しかし、一方で彼を犯人だと断定できない要素も、捜査が進むにつれ明らかになっています。

八王子スーパーナンペイ事件の犯人が断定されない理由とは

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犯人がわかっている未解決事件として扱われる原因にもなっている、今回の犯人が断定できない要素とはいったい何なのか。その要素はアリバイです。犯人といわれる男性のアリバイを調べてみると、事件現場にいるはずがないのです。

当時勤務先でタイムカードの記録が残っており、その時間は確かに男性は勤務先にてタイムカードを切っているのです。そのためアリバイが確実に成立しています。

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もし仮に指紋が正しいとしてもこのアリバイだけは崩せません。そのため、可能性としては、指紋がだれか第三者に悪用されたことも考慮に入れなくてはならないのです。

こういった色々な可能性が浮上し、そして、今回上げた犯人以外にもいろいろな犯人説が浮上する可能性もあり、これらを含めて捜査を難航させています。一日も早く犯人逮捕となってほしいものです。

犯人がほぼわかっているのに未解決の事件④切り裂きジャック

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海外においても、犯人がわかっている未解決事件として名を残す事態は存在します。切り裂きジャックという有名な誰もが知る犯人がわかっている未解決事件についてみていきましょう。

切り裂きジャックの概要

犯人がわかっている未解決事件として有名な本案件が起きたのは、1888年のこと。ロンドンにて8月から11月の2カ月の間に5人ものバラバラ殺人事件が起きたのです。被害者は全て売春婦の女性でした。

犯行はそのほとんどが、公共の場の近くや中心というところで起こっており、あまりにも短期間に数人の女性が切り裂かれ殺されていることから、非常に話題となっている事件です。

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また、今なお切り裂きジャックといえば世界中で語り継がれる事件でもあります。それだけ、名前も素性も明らかにならない犯人がわかっている未解決事件として有名な案件になるのです。

切り裂きジャックの犯人

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事件発生からすでに100年以上がたつ現在ですが、その中でも犯人がわかっている未解決事件として扱われるほどには、犯人特定に至った事実もあります。その犯人がアーロン・コミンスキーと呼ばれる人物です。

彼は、ポーランド人の美容師であり、殺人現場の近くに住んでいたのだそうです。さらに、過去には犯罪歴もあり、なおかつ精神病の入院歴もありました。今回の奇怪な事件を起こす可能性も十分考えられるのです。

切り裂きジャックの犯人が特定?!

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犯人がわかっている未解決事件となった今回の案件ですが、犯人のアーロン・コミンスキーがここまで特定された理由についても調べていきましょう。その理由がDNA鑑定結果にあります。

犯人特定に至ったのはDNA鑑定によって、当時被害者の女性のショールに残ったシミのDNAとコミンスキーのDNAが一致したためだったのです。決定的な証拠により誰もが事件解決かと思いました。

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しかし、一方で大バッシングを受けることにもなります。というも、このDNA鑑定には穴が多数見受けられるのです。一つは、被害女性のショールです。何と、現代まで洗うことなく、保管されていたといわれるショール。

しかし、事件から130年近くたっている現在まで、一切洗わずさらに品質良く残っていることがまず不思議です。そして、当然そこには数多くのDNA情報があっても不思議ではありません。

にもかかわらず、ピンポイントで遺品居に残るDNAと犯人のものが一致するとは考えにくいのです。さらに怪しいのが、公表された鑑定結果のデータです。公表されたデータには、突然変異DNAが存在したことで特定できた書いてあるそうです。

しかし、その突然変異DNAの記述は、専門化いわくヨーロッパの人であれば99%の人が持つものだったそうです。誤表記だったとしても鑑定結果の真偽を疑うには事足りる要素でしょう。

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こういった疑問が残る遺品や鑑定結果データを含めて、今回のDNA鑑定で本当に犯人にたどり着いたのかと考えられるようになり、鑑定結果が公表されるや否やすぐにバッシングを受ける事態となったそうです。

犯人がわかっているにもかかわらず未解決事件となる主な原因

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ここまで犯人がわかっている未解決事件の事例をいくつか紹介しましたが、なぜこうまで犯人特定に難航しているのか、また犯人がわかっている未解決事件として不名誉な名をかぶることになっているのかその原因を探っていきましょう。

犯人がわかっている未解決事件の主な原因①警察の捜査上の問題

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全ての事件がそうであるとは限りませんが、主な原因として警察の捜査の不手際や隠蔽体質などの問題が存在します。犯人特定とすることで、警察の不祥事が明るみに出たり、あるいは不手際が露見することを恐れてのことです。

もちろん、警察は捜査を進める上で、誤認逮捕などが生じることは仕方がないことなのかもしれませんが、それにしても取り調べの最中の強要自白などの事実もあり、度が過ぎてしまうこともあるようです。

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そんな中で真犯人が仮に分かったとしても、それを逮捕してしまえば、誤認逮捕や強要自白などを認めることになります。これらを隠蔽するには事件解決は警察にとってはデメリットになってしまうのです。

全ての事件でこういった不祥事が行われているわけではありませんが、犯人がわかっている未解決事件として扱われる理由には、多くの人からこの要素は大きく関わっているように考えられています。

犯人がわかっている未解決事件の主な原因②犯人の可能性の多様性

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あまりにも犯人の可能性が広すぎることも犯人がわかっている未解決事件として扱われる原因となりえるようです。一見するとすぐさま犯人を特定できそうな内容の物でも、情報の方でさらに難航にさせているケースもあるようなのです。

特に、組織的な犯行や被害者が大きなグループの人間だった場合が、裏でつながっている人物を含めると非常に多くの人との関わりが見えてきます。中には恨まれてもおかしくない内容も数多く点在しているようです。

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こういった人間関係の部分は、後に犯人がわかっている未解決事件として年月を要する事例となるケースが多いです。もちろん、子供が被害者に合っているような事例であればこんなことはないかもしれません。

しかし近隣住民への聞き込みの末に多岐にわたる情報が上がれば、どれが真実なのか不明のまま捜査が難航するケースも少なくなく、その場合、人がわかっている未解決事件として永久に解決を見ない可能性もあり得ます。

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犯人の情報や可能性が多すぎても捜査が難航し、時間がかかるほど犯人を取り逃がす事態につながるために、未だ犯人がわかっている未解決事件として大きく取り上げられるようなことになっているのです。

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犯人がわかっている未解決事件の早期解決のためには?

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犯人がわかっている未解決事件を早期に解決するためにはどうすればいいのか、これは専門家によると周囲の協力が不可欠だといわれています。過多な情報が集まると先ほども言ったような特定に必要な時間が増加します。

犯人がわかっている未解決事件と流れが出来上がり、長年未解決のまま犯人を取り逃がす事態になります。しかし、だからと言って無暗に情報を提供すればいいという訳でもないそうです。

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近年近所や周囲との関係が希薄になりつつある時代ですが、それでも目撃情報や周囲に気を配るなどして日ごろから関わっておくと、互いに監視する役目と抑止につながり、犯人がわかっている未解決事件化という顛末にすることはないのです。

そして、いざ何かが起こった時にも、少しでも正しい情報を残し警察に提供することにもつながります。犯人がわかっている未解決事件として長年捜査が続けられることのない事件にすることができるのです。

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また、犯人がわかっている未解決事件に限ったことではありませんが警察の早期捜査判断も重要だといわれています。これは一般市民ではどうしようもないことですが、犯人がわかっている未解決事件となるかそうでないかの分岐点だそうです。

事件が起きてすぐさま、捜査線上で犯人を浮上させることはもちろんですが、目的が殺人なのかはたまた強盗などの別の目的なのか、また犯人の思考なども犯人がわかっている未解決事件となるかどうかの分岐点になるそうです。

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今後の捜査に係る方針を早急に定め、そこから可能な限り早期に絞り込んでいくことで、いつまでも犯人がわかっている未解決事件として名を残すことなく早期に解決できるようになるのだと言います。

事件が起きないことが一番いいですが、こういったポイントを押さえて、犯人がわかっている未解決事件といわれるような失態を防ぎ、早期解決となるように、今後警察にも全力を尽くしてほしいものです。

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犯人がわかっている未解決事件には裏がある!

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日本にはまだまだ犯人がわかっている未解決事件が多数あることが分かりました。犯人がわかっている未解決事件となっているものの多くが、特定されない何らかの理由もあることが判明したでしょう。

しかし、一報でほぼ断定しているにも関わらず犯人がわかっている未解決事件として扱われる事案も存在します。これらの事件も含め、一刻も早く犯人を特定し逮捕して事件解決となってほしいものです。

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