勝田州彦の生い立ちとは?両親は警察関係者?驚愕の犯罪歴など徹底解説

更には解剖されていた痕跡まで発見されるほど、無残な殺害方法だったのです。発見したのは、まだ幼かった郁子さんの姉であり、すぐに母親に連絡したということも判明しています。外部の犯行であることが明らかだったため、すぐに殺人事件と断定され捜査が始まりました。では、なぜすぐに犯人は見つからなかったのでしょうか。

津山小3女子殺害事件は14年間未解決の事件だった

PIRO4D / Pixabay

岡山県津山市で小学3年生の女子が殺害されても、14年間の間犯人が見つかりませんでした。捜査は6万人以上の警察官が導入され、チラシの配布、フリーダイアルの設置などあらゆる方法を講じましたが見つかりません。難航した理由には目撃者もいなかったこと、遺留品と呼べる凶器が見つからなかったことなどが挙げられています。

総力を挙げた捜査だったことが伺えますが、そのまま14年間の月日は流れ、未解決の事件として扱われてしまったのです。内々的に捜査は進んでいたのかもしれませんが、有力な情報を得ることはできないままでした。

勝田州彦が津山小3女子殺害事件の容疑を認めて逮捕に

岡山県津山市で小学校3年生の女子が殺害された事件ですが、14年の時を経て急展開を見せます。別の事件で逮捕された上、女子殺害と同じ岡山県にある刑務所に服役中だった男性が、事件について語り出したのです。捜査上にも浮上した犯罪歴を持つ男性こそ、犯人である勝田州彦でした。

14年の時が過ぎましたが、供述によって事件が動き出したのです。それを元に難航していた捜査は動き出し、当初は「首は絞めたが刺してはいない」ともありましたが、解剖の結果が窒息と失血の関連から犯人逮捕に至りました。

勝田州彦は一度犯行を認めるもその後は証言が一転?

geralt / Pixabay

当初は否定していた犯人でしたが、後にその証言は二転三転します。元から殺意があったのでしょうか、顔見知りだったのでしょうか。捜査上に上がった時から、考えられていたことは見ず知らずの犯行であることでした。

背後からなどではなく正面からという点ですが、それでは犯人の証言がなぜ変わっていったのかについて、そこには一言では表せない経緯があったことが分かります。逮捕時に語った内容との違いを見ると、そこには巧妙さも垣間見られるのです。

勝田州彦は逮捕時に殺害を認めていた

Fotorech / Pixabay

逮捕後に犯人が語った内容によると「刃物で刺した」という言葉があります。「わいせつ目的で追っていったが気付かれ殺害した」と自供したのです。当然その時点で「犯行を認めた」と、捉えるのが普通ではないでしょうか。14年の時が経っていることから、刃物などの遺留品の存在も不確かかもしれません。

供述内容にかかっているかのような中でも、犯罪歴や解剖の結果も当然加わってくるのです。それは時間も関係してくるのですが、逮捕時に認めた内容と食い違う点はありませんでした。ではなぜ話は変動していったのでしょうか。認めていた内容から、一気に話は進むかのように見せましたがここで問題が起こります。

勝田州彦は後に殺害行為はなかったと容疑を否認

Ramdlon / Pixabay

どのように問題が起こったのでしょうか。それは突然、翻したかのように「殺害の事実はない」と否認をし始めたことです。疑問点が生まれておかしくないのは、犯罪が明らかになったにも関わらず、なぜ突然の否認をしたのかになります。

殺害はなかった、という内容に納得のいくことはありません。それとも自白を強要されたと訴えるのか、と捉えるとそこにこそ巧妙さがあることが分かります。二転三転する場合には、犯罪の意識がないことも挙げらるのかもしれません。

勝田州彦は死刑になるのが怖くて嘘の供述をした?

Momonator / Pixabay

知らない間に殺害したわけではありません。そこに隠された巧妙さとは、犯罪歴から恐怖心が加わり、性癖も明かされることなど自らの身を大切にした変化があったのです。「殺害の事実」について「このままでは死刑になる」と言われ「情状酌量を狙って認めた」という供述をします。

つまり死刑になることが怖かったために嘘の供述で、何とか刑を軽くできないかと考えたのです。この時点で考えられた点は、自己中心的で被害者の存在より自分の身を案じたということがポイントではないでしょうか。

勝田州彦は約4ヵ月間精神鑑定を受けていた

geralt / Pixabay

供述が二転三転した理由はそれだけではありません。異常さを感じる犯行に対して、4ヶ月間の精神安定を受けることになります。責任能力の有無が問われるのですが、結果的にはどうだったのでしょうか。

4ヶ月に及んだ精神鑑定の結果、判断されたのは十分責任能力はあるという結果でした。これによって事件はいよいよ逮捕の段階から、きちんと過程を踏まえて進みます。逃げ隠れのできない判断に対して、犯人は認めざるを得ない段階に進むかのように思われたのです。

2018年11月に勝田州彦は起訴される

annca / Pixabay

14年間の時を経ていることもあり、証拠は供述が大きな論点になるかもしれません。逮捕後に精神鑑定を受け、犯人の供述が二転三転することからも慎重になるのかこれからです。2018年11月に犯罪歴や、これまでの性癖を踏まえ起訴されることになります。岡山県津山市で起こった小学3年生の女子の殺害事件は、14年の月日を経て動き出そうとしているのです。

他の事件で服役中だった勝田州彦による事件は、未解決から一転変化していくことになります。他にもたくさんの余罪があるとみている為、捜査と並行して本格的な裁判はこれから行われていく段階にあります。今後の展開と共に、今までにも何が行われてきたのかに注目する裁判ではないでしょうか。

その他の未解決事件に興味のある方はこちらもご覧ください。

勝田州彦はいくつもの犯行をしていた!その恐るべき犯罪歴とは?

犯罪者の多くが必ず犯罪歴があるとは限りません。ただ性犯罪の多くのケースでは、性癖によって繰り返されることがあることは伺えます。犯人の顔がはっきりしていない、犯行を明らかにすることを拒む場合などがあげられるからではないでしょうか。辿ってみると犯罪歴が多かったといった確率は低くはないのが、性的な犯罪の一つかもしれません。

NEXT 2000年に少女を暴行・強制わいせつし逮捕