子供の誕生を祝う両親は当たり前にいますが、待望の子供が生まれたらどうでしょうか。長男を授かった時、勝田家にとって待ちに待った長男誕生の時だったことが伺えます。溺愛されていたことは確かなことかもしれませんが、同時に将来を期待され厳しいしつけを受けて育ったのです。
同じ道を望まないまでも、どこか生い立ちの中で過度の溺愛としつけが交差していたのではないでしょうか。堅い職業だった両親にとって、常識を教えることは当然ですが、それ以上に溺愛しつつ厳しかった真逆の態度がストレスを生んだのかもしれません。
勝田州彦の母は無関係を主張している
事件が報道されて直ぐに、母親へのインタビューを行った記者がいます。顔こそ出すことはありませんが、その返答はまさに他人事そのものでした。貴社の質問に対して動揺していたとはいえ「そんなん言っても分かりませんから」と語り続けて「ドキドキしてしまって」「そんなこと言われて」と無関係のように対応しているのです。
元警察職員の対応ではなく、そこに居たのは息子を守る母親の姿が見て取れます。殺害された遺族への謝罪の言葉もなく、そこにあったのは溺愛し続けた母親と両親ではないかと言える発言でしょう。溺愛しすぎる生い立ちの中での一幕ではないでしょうか。
勝田州彦は学生時代や自衛隊時代にいじめを受けていた
中学校時代、高校時代に非行にこそ走らなかったのには、周りに触れない現実があったのです。いじめがあったことは確かですが、それは中学校時代からあったとされています。そのいじめで溜まったストレスはアニメの世界へと向かったのです。そこには生い立ちや環境が関係するかもしれません。
中でも空想の世界の女子が苦しんでいる様子を見て、快楽を得ることに繋がり歪んだ性壁へと繋がります。更に現実の世界ではできないことから、自傷行為で血を見て快楽を得ることを覚えたのです。そこから空想ではできず、自身ではない本物に向かったのに時間はかかりません。
Contents
勝田州彦の驚くべき性癖とは?女子に手をかけた理由
自傷行為について触れましたが、暴行・強制わいせつにまでに至ったのは女子に対する異常な生の欲求が原因と言えるでしょう。それだけではなく、ストレスの発散が自分を傷つけることに繋がったのですが「痛みを伴うこと」に対して、他人である女子ならと矛先が変わったのです。
あまりにも自己中心的な考えですが、殺害された女子とは面識がなかったことからも、誰でも良いから欲求を解消したい、と言う行動が見て取れます。
勝田州彦は自分の腹を刺してしていた?
生い立ちは誰にもありますし、問題は誰におあるでしょう。ストレスの解消方法は誰もが抱える問題ですが、犯罪に至ることが許されるはずもありません。そこには必ず被害者がいて、遺族も存在していることは明白です。アニメを見ていることが犯罪に繋がることもなく、架空の世界に入り浸ったのにはいじめも絡んでくるでしょう。
それがなぜ自分の腹をさすと言った行動に繋がるか、そこには架空のアニメの中では内容によっては治る痛みも、現在ではあり得ないことへの区別が性癖によってつかなくなっていたことが挙げられます。当然のことながら出血をするので、血は更に興奮する材料へと繋がったことにも関係してくるかもしれません。
勝田州彦は自分の腹を刺せなくなり女の子を狙うように
「痛みを感じる」とした時、通常であればそこでストップがかかるのではないでしょうか。歪んだ性癖が矛先を変え「誰でも構わない」と言う結果に至ったのです。中学生の後半には、自らの腹を切ることに対して歯止めがつかなくなりますが、その後のいじめやストレスが要因ともされ、女の子を狙うようになります。
自分の腹を刺す行為がいつの間にか「痛み」を感じりますがで、満足を得られなくなったのです。殺害された女子の痛みなど考えにはなかったからこそなり得た行為ではないでしょうか。
勝田州彦は裁判で「女の子の苦しむ顔が見たかった」と供述
誰もが感じる「痛み」ですが、自分の行為だけに止まらなかった理由は異常なものです。供述では「女の子の苦しむ顔が見たかった」と話していますが、自分も感じた痛みを他人に向ける行為に賛同できる人はいないでしょう。「苦しむ顔」とは、まさに精神鑑定の余地があったことを促せるものです。
その上、犯罪歴が多い中14年間の間発覚しなかったことで、エスカレートしていったのではないでしょうか。歯止めのきかない中、自分の思うままに、欲望の働くまま明るみにされない事件があってはならないでしょう。
勝田州彦は女生徒を刺しながら快感を得ていた
100件以上も行ったとも話す内容は確かなのでしょうか。女生徒を刺す行為だけでもおぞましいことですが、刺しながら快感を得ていた姿は常軌を逸しています。通常働くはずの抑止力はなく、性癖が及ぼす様子は何から生み出されているのかに注目が集まるでしょう。
精神病だから、生い立ちが、と言うくぐりをしてはいけません。もし精神病を患っていても、きちんと生活し働いている人の数は多いことは確かだからです。刺すことに快感を得ている姿から浮かび上がることがありますが、全ての人に当てはまりません。
勝田州彦は女児が登場するSMアニメを好んでいた
押収された中には多くのSMアニメがあったのですが、観ることに規制は年齢だけでしょう。今回の事件のように、刺すことに快感を得ていたと話す背景には、性への変貌が言えるのではないでしょうか。「痛み」を感じていた勝田州彦は、自分自身の欲望のためなので人の痛みは分かりません。
SMアニメにあるのは痛みからくる「快感」と捉えるケースがあるからです。殺害は法的裁きを受けないといけませんが、SMアニメの過度な見過ぎで痛みの感覚が麻痺していること、快楽と勘違いしていることが挙げられるのではないでしょうか。
勝田州彦が診断されたサディズム型ペドフィリアとは?治療方法はある?
精神鑑定が行われるも、医師の判断で出された結果には潜んでいる存在があったのです。ここまでの犯罪を犯しておなお止まなかったのは、何らかの症状が関係してくることは否めません。
そこに潜むものは単なるサディズム(他人に害を加えることで快楽を得る錯覚による行為)だけでは説明できない、深い理由があったのです。判断されたのは「サディズム型ペドフィリア」と言う、あまり耳にしない名前かもしれませんが、海外では既に研究がなされていることでもあります。
勝田州彦が診断されたサディズム型ペドフィリアとは
サディズム自体は性的犯罪者に見られる、中でも近年増えつつある問題かもしれません。以前からあったのかもしれませんが、判明されたのは近年になってからでしょう。ではサディズム型ペドフィリアとは一体なんでしょうか。スウェーデンでは研究が進んでいる問題ですが、日本ではあまり聞きなれない言葉かもしれません。
サディズムには触れましたが、ペドフィリアとは、小児愛者を表し「性的興奮が極度に強い」「自分へのコントロールの欠如」「他人との共感が欠けている」ことを指します。とはいえ生い立ちも含め、性的犯罪者に直結するものではありません。
ペドフィリアは人口の5%にある障害
聞きなれない言葉ですが紐解いてみると、小児性犯罪者を表すチャイルド・マレスターとは違うことも分かります。あくまで「性的興奮」「自分のコントロール」「共感の欠如」に当たるのです。
ペドフィリアは、全体の人口の5%の当たる稀な障害の一部と捉えるに等しいことが言えるでしょう。この障害を抱えることで、直ぐに犯罪者になるとには繋がりません。ただし、関係してくることの一員であることは確かではないでしょうか。
なぜペドフィリアになってしまうのか?その原因とは
なぜこの障害になってしまうのかについては、諸説があることが伺えます。脳内で働くセロトニンの異常から起こり得るという説や、自身と女子に対して混同し映し出される説、更には成人の女性ではなく女子へと矛先が変わり、屈折した説などが挙げられるのです。
なぜペドフィリアになるかについてはこれらの説が言われていることから、はっきりした内容は解明されていません。中には脳の中の部分が欠損しているといった内容もあり、原因が一つに挙げられていないことが伺えます。
ペドフィリアは治せる?治療方法とは
研究が進んでいることは確かですが、障害と呼んでおかしくない症状は治せるのでしょうか。治療方法について2つ挙げられるので紹介いたします。医学の発展はめまぐるしいものがありますが、ペドフィリアはある特定の注射や科学的去勢で治療することが好ましい灯されています。
ただそこには大きな問題があり、副作用が懸念されていることで日本でもまた認められていないのです。更生プログラムによって解決できる問題ではないとも捉えられますが、研究段階の途中であることは確かでしょう。
勝田州彦は加古川事件にも関与との噂が?事件の関係性を探る
事件に余罪があることが言われていますが、未解決の事件も関係して切るのでしょうか。「100件以上」と話している通り、隠されて明かされていない犯罪が含まれている可能性があります。生い立ちからも見て取れるかもしれません。
中でも勝田州彦の実家に近い加古川で起こった事件も、同様に殺害されるという痛ましい事件がありました。あくまで噂であり、捜査は続けられている段階ではありますが、性癖が絡んだ事件の内容に触れてみましょう。
未解決のまま11年が経過した加古川小2殺人事件とは
余罪があるとは言え、全ての犯罪が1人によるものとは限りません。未公開殺人の中で、加古川市にある勝田州彦の筆禍に非常に近くで起こった事件があることは確かです。2007年に加古川で小学2年生の女子が殺害された殺人事件ですが、自宅の玄関という津山市の事件に似ている犯行でもあります。
あくまで関与の可能性の段階ではありますが、公園の帰りという女子は無残に殺害されてしまったのです。こちらの事件も11年の間未解決のまま時は流れています。
勝田州彦の疑惑①少女の「大人の人・・・男」という証言
加古川の事件では、女子はおそらく精一杯の言葉を発したのではないでしょうか。疑惑の段階ではありますが、自宅という点では類似点があるかもしれません。女子を発見したのは家族ですが、倒れつつ「大人の人…男」という証言を残しているのです。
救急隊が駆けつけた時に、一言を残したのみの悲しい事件があります。最後に家族に残した言葉から、大人であること、男性であることは確かです。精一杯振り絞った言葉に疑う余地などあるはずもありません。
勝田州彦の疑惑②どちらの事件も少女が刺されたという共通点
未解決、近所という点からも疑う余地はありますが、それだけではありません。どちらの事件にも言えますが、性壁が関係し少女が刺されている点が分かっています。大人の男性であることからも、姿を見たことが伺えます。そして名前が分かっていないことからも、顔見知りではないことも確かでしょう。
「誰でも良かった」「100件以上」と話していた点からも犯罪歴があり類似していることは言えますが、まだ捜査段階であることで、11年の時を経ても犯人の判明までには至っていません。
勝田州彦の疑惑③どちらの事件も尾行されて自宅で殺されている
津山市で起こった犯行も加古川の事件も同様に、まず尾行されていたことは明らかではないでしょうか。しかも犯行は自宅という点も、共通点は非常に近いものがあります。
どちらの事件も幼い女子であることも、理由に挙げられるでしょう。殺害された際に救急隊に残した言葉が、今後の判明に繋がることを願うのみです。他にも共通点がありますが、顔を見た可能性が高いこともポイントではないでしょうか。
勝田州彦の疑惑④勝田州彦の自宅と被害者少女の自宅は近い
津山市の事件との共通点が多い中、被害者も自宅で殺害されていますがそれだけではありません。小学3年生が殺害された事件の犯人に似て、小学2年生です。しかも自宅での殺害ですが、加古川の事件現場と勝田州彦の自宅は僅かしか離れていないことも、性壁が関係していることからも言えます。
自転車で徘徊することが多かった津山市の犯人とは、行動範囲内が似ていることも伺えるのではないでしょうか。あくまで疑惑の段階なので、今後の捜査に期待したいところです。そして一刻も早い事件の解決を願うことは、本人や遺族、社会の願いと言えるでしょう。
勝田州彦が服役していた理由は『姫路市通り魔殺人未遂事件』
元から服役していた理由には、命に別状はなかったものの、少女が重傷を負った事件が関係するのです。その事件こそ、姫路市で通り魔によって殺人未遂事件があったからと言えます。見ず知らずの男に数回も刺されて、中には肺にまで達してしまうほどだったのです。
そこで逮捕されたのが、犯罪歴の多い勝田州彦でした。精神鑑定の結果でも、責任能力があるとされ求刑が15年に対し、懲役12年の判決が下されたのです。その事件のために服役していたことが明かされています。
最強FBI緊急捜査SP『日本未解決事件完全プロファイル』でも取り上げた
2016年に番組で取り上げた未解決事件の中に、津山市で小学3年の女子が殺害された事件も取り上げられたのです。そこでの内容は、まだ判明していなかったこともあり、不思議な点が挙げられています。
車のナットが取られていたこと、数日前にいたずらか、覗きがあったという近所の証言と玄関が不自然に空いていたということが問題視されていたのです。その犯人像は違いましたが、その2年後に犯罪歴のある勝田州彦は逮捕されています。番組でも取り上げられるほど、世間で注目を浴びた事件であることは確かでしょう。
その他の岡山県の事件に興味のある方はこちらもご覧ください。
勝田州彦は恐るべき性癖を持つ殺人事件の容疑者!今後の裁判の進展に注目
生い立ちだけとは限らないことが伺えるのではないでしょうか。忘れてはならないことは、殺害された少女がいる事実と遺族の悲しみです。どれだけの年月が過ぎても、忘れることができない現実がそこにはあります。そして勝田州彦は恐ろしい性癖を持っている殺人事件の容疑者であり、犯罪歴の多い犯人です。
今後明かされることが他にもあるかもしれませんが、遺族の深い悲しみを踏まえても、勝田州彦の人物像に迫った今、できることは今後の裁判の展開に注目しつつ、悲しみを繰り返さないことを願うのみではないでしょうか。
未解決事件についてはこちら
津山三十殺しについてはこちら