石井紘基は特別会計の闇を暴いた現代の侍!刺殺事件の暗殺の謎と真相

石井紘基刺殺事件は、主にテロ等の国家に対する反社会的活動の予防や取り締まりを行う役割の公安部が捜査していたのです。そして公安部は現場から消えていた裁判に重要な証拠品を見落とし、「犯人の個人的怨恨である」という、石井紘基の遺族が納得出来る筈の無い判決が下ってしまったのです。

犯人逮捕の前に政治記者が犯人である伊藤白水の名を知っていた

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世田谷区長の保坂展人は、永田町の新聞記者から「伊藤白水という男を知っていますか」という内容の電話を受け取っています。何故、石井紘基の絶命が確認されていない段階で、翌日に自首する犯人の名前を新聞記者が知っていたのかは大きな謎です。

その件を保坂展人は国会で指摘しましたが、国会内で傍聴していた記者が誰一人として、新聞やテレビで報道することはありませんでした。事件直後に記者の間で広まっていたとしたら、その記者の中に襲撃計画を事前に知る立場の人間や、確実な情報を持っている人間が関与していた可能性があるのです。

事件後、民主党は調査をしていない

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事件発生後、民主党は「石井紘基刺殺事件に対し、党をあげて徹底して真相解明する」と発表しました。しかし、沢山の資料が入った段ボールは、ほとんどが手つかずの状態で遺族に返却されました。重要な調査資料ですから、どんな調査結果が出るのかと誰もが期待していたことでしょう。政界でタブーとされる事件に、政治家が関わることは難しいのかもしれません。

2009年の伊藤白水の発言を受けても調査せず

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事件当時は怨恨を主張しましたが、2009年の獄中インタビューで伊藤白水は供述を覆し、「本当は頼まれたから殺した」と発言しました。2005年の無期懲役の判決を受けてから4年が経過していました。このまま闇に葬られる危機にあった事件に光が差す、大スクープでした。

しかし、この発言に民主党も警察も、マスコミも触れることはありませんでした。このことは、組織ぐるみで何かを隠しているように感じられる、闇が深まる出来事でした。

石井紘基暗殺の目的は何だったのか?真相は?疑われた疑惑

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爆弾発言男と称される程に、政界の闇を多くを知りすぎていた石井鉱基。暗殺された事で、消された情報がいかに権力者にとって不都合な物であったのかを、浮き彫りにする形になりました。では、石井鉱基は一体どんな秘密を手にしていたのでしょうか。

何らか利権を持っていた議員であれば石井紘基の追求は脅威

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石井紘基は事件当時、自民党関係政治資金を洗い直していたところだったようです。周囲にも「何かをつかんだ」と話していた事から、その何かを暴かれるのを恐れた大物議員が刺殺を命じたのではないかという噂が流れました。したがって、これは推測になってしまいますが、石井紘基がいなくなることで安堵する権力者は、たくさん居たのかもしれないのです。

ある保守系大物議員の産廃関係の利権を石井紘基が暴こうとした?

石井鉱基が調べた調査結果の中には、ある保守系大物議員が所持してる、産廃関係の利権に関する情報も存在したのかもしれません。事件が発覚した直後、自民党関係者は「石井さんが調査を始めたと聞いていたので、ついに、やられたかと直感した」と語っています。石井事務所の関係者も「すでに何か掴んでいたようだった」と話していたようです。真相が闇に葬られた今となっては、当時政界のタブーに触れて命を落とした石井紘基自身が、政界のタブーとなっているのかもしれません。

石井紘基の遺族は事件の真相を求めている

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伊藤白水被告に無期懲役の判決が下っても、解明されなかった事件の真実。大切な人を失った家族が、そんな現実を受け入れられる筈はありません。何年が経過したとしても、遺族が真相を求めることを諦める日は訪れないのです。真相究明に全力を注ぐ遺族の活動をご紹介いたします。

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