映画「マンホールの中の人魚」とは?ギニーピッグとの関係やネタバレ紹介

マンホールの中の人魚などのホラー映画で名を知られている監督の代表作品集になります。すでに前述しているように、多くのの同じようなグロテスクなものラインナップしているのが同ラインナップとなります。

このシリーズは全体として6作品で展開しており、日本語版と海外発売盤が存在しています。日本で禁止になったけれど、どうしても入手したくて海外版に手を出した人もいたようです。

グロテスクでスプラッター?「ギニーピッグ」シリーズ作品

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これらは共通して残虐な表現がほとんどなのですが、作る上でのテーマは共通して「スタッフフィルム(殺人フィルム)」の再現であったり、見た人に驚きを与えるという点にフォーカスされていたようです。

初期のものほどストーリー性は感じられずただひたすら残酷なシーンが繰り広げられ、見終わった後に「一体何を伝えたかったのか?」と疑問を感じるような作りになっていました。そこが一部のマニアには人気なのです。

珍しくストーリー性があった『マンホールの中の人魚』

その中でも特にストーリー性がしっかりとあり、観客に色々考えさせる仕上がりとなっているのが「マンホールの中の人魚」なのです。悲しみや、恐怖等に加えて芸術性までも感じられたストーリー性に惹きつけられていたのかもしれません。

『マンホールの中の人魚』以外のシリーズ作品もショッキング

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全てがショッキングな内容なのですが、初期のものである「悪魔の実験」などでは暴力的なシーンにも加え寄生虫や臓器などグロテスクな表現が続きます。

深いストーリー性を感じるよりは、ただひたすら残虐なシーンが続く内容は視聴者に驚きを与えました。ただ淡々とスプラッターな映像が続く初期のものと、「マンホールの中の人魚」のように若干のストーリー性を感じる後期のもので少し雰囲気も違います。

「ギニーピッグ」スプラッター映画監督の多くに影響を与えた

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マンホールの中の人魚を含む残虐な作品たちはは現代でも活躍している多くの映画監督に大きな影響を与えていると言われています。ここまで残虐的な映像はありませんが、残虐な行為の中に意味付けをもたせるきっかけになったのかもしれません。

残虐なシーンに隠された独創性などは、現代の映画にも感じることができるのではないでしょうか。この点を意識しながら現在の映画を見てみると、インスピレーションを受けているのかどうか感じ取れるかもしれません。

日野日出志の漫画作品も要チェック

映画監督であると共に漫画家でもあった同監督の、漫画作品も国内外問わず知られています。多くの人が知っているような有名作品から、マイナーな作品までそれぞれ独創的な内容になっています。

実は、漫画家としての存在の方が知名度があるのかもしれません。中には、まさかあのホラー漫画家が映画監督を勤めていたんなんて!?と驚く人も多くいるのが実情です。

映画のネタが隠れている「蔵六の奇病」

蔵六の奇病

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彼の話題作の一つである「蔵六の奇病」は今回紹介した映画と同じような設定になっています。漫画の中でストーリー化された内容や、残虐な表現方法もすでに映像化されている漫画に近いように作られています。

インタビューの中で本人が説明しているのが、映画の中で絵描きが7色の膿を使って絵を描くというシーンは、この漫画の中でも同じような設定で登場します。ある意味この蔵六の奇病の延長線上にあるのが「マンホールの中の人魚」であると語っています。

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