ソバージュネコメガエルの特徴は?入手方法や飼育についてご紹介!

するとたちまち、乾燥した土地に対応した体へと変態します。水と陸地、両方で生活する生物、両生類としての特徴です。

また、その綺麗な緑色が森林を印象付けるため、ソバージュネコメガエル達は潤った土地にいるとも勘違いされがちなのです。

そういった生命の循環をお家にいながらも感じれるのは、こういった哺乳動物以外の動物の魅力なのかもしれません。

夜行性のソバージュネコメガエル!主に昆虫などを食べる

闇に身を潜めて行動するソバージュネコメガエルも然り、外敵が少なく、暗闇に身を隠すことで生物界の弱い立場の生き物は夜に行動する住み分けがなされています。

一般的にこのように夜に行動する生き物は夜行性と呼ばれており、ソバージュネコメガエルも夜に外で昆虫などの餌を捜し歩いています。

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生き物界では小さな生き物であるために、外敵から身を守り食べられないように、ソバージュネコメガエル達は必死に生存戦略を行っています。

お家で飼育する際にも、昼間はゆったりと寝て過ごし、夜になると気付けば巣穴から出て木の上でじっとしている姿が見られるでしょう。

ソバージュネコメガエルの大きさは最大6~8センチ

キレイなビー玉のように透き通った瞳のソバージュネコメガエルは、大きさも手乗りサイズ、飼育にも持ってこいの大きさです。

インターネット上にも飼い主さんの手の上で、じっとくつろいでいるような写真も多く投稿されています。

日本では野生動物として遭遇することが出来ない、ソバージュネコメガエルですが、このサイズで外を歩いている姿を想像すると、日本にいれば子供たちの遊び相手としては持ってこいでしょう。

平均寿命は4~5年ほどのソバージュネコメガエル

数多くいるカエル種中で比較すると、手乗りサイズのソバージュネコメガエルは、その寿命も他の種類よりは少し長めであり、こちらもペットとして買う際のポイントとなっています。

共に生活して愛情を注ぐ生き物であるため、高い生命力を持つソバージュネコメガエルは愛玩動物に最適です。

飼育ソバージュネコメガエルでは、より長く生きる事もわかっており、そういった点ではソバージュネコメガエル達をお迎えしたら、長い付き合いになる事は覚悟しておきましょう。

繁殖するときは卵を2000個ほど生む

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両生類であるソバージュネコメガエルは、その繁殖力に優れ、卵を産卵して子孫を残す形式を取っています。

驚くべきはその卵の数の多さです。比較的産卵数の多い生き物ですが、ソバージュネコメガエルはその数が一段と多く、驚異の繁殖能力を持っています。

ソバージュネコメガエルは毒を持っている?人への影響は?

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実はこのかわいらしい見た目を持ったソバージュネコメガエルですが、体の中に毒を持っているとされています。

人へも影響のある毒であるため、飼育する際には特に気を付けなければいけないのですが、こちらではその毒物に関してご紹介させていただきます。

しかしこの毒は気を付けてさえいれば、私たちに影響を及ぼすことはありません。知識により自身の身を守れるようにしておきましょう。

ソバージュネコメガエルは“デルモルフィン”という毒を持っている

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この毒物成分の名前を聞いたことがあるでしょうか。これは、ソバージュネコメガエル達が水を多くまとわないために、分泌している成分です。

ソバージュネコメガエル達は体の水分調整のために分泌しているだけで悪気はありませんが、私たちにとってはこの成分が毒として働いてしまうのです。

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飼育している時に間違って口に飛んでしまった、という量ではそこまで顕著に効果は表れませんが、気を付けるに越したことはありません。

故意に口にすることは禁止とされているため、興味があったとしても絶対に口にしないようにご注意してください。

体内に入ると危険!モルヒネの40倍強いデルモルフィン

この毒物は私たちの体内に入ると、モルヒネと呼ばれる劇薬よりも更に強い効果を示すとされています。

作用としては興奮作用が強く、使用する量によっては致死性に働きかねない毒物であるため海外では摂取すること自体に罰則が設定されています。

自分勝手に命を扱ってしまう人々のせいで、動物達が奪われる必要のない命を奪われ、また新たな法的罰則が増やされるのも、人間の滑稽な姿です。

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昔の人間界に動物を守るための法律は一切存在していませんでした。しかし、ペットとして動物が家族のように過ごす時代が到来し、ガラッと法律も変わりました。

有名な所では、動物愛護法が設定され、動物達が生き物として全うな生活を与えられるための法律です。

これは哺乳動物が対象とされていますが、魚類や両生類、爬虫類ではグレーな法律であるとされており、時と場合によっては罰せられない事も出てきてしまうのです。

フロッグジュースはソバージュネコメガエルの毒

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海外で有名になったフロッグジュースをご存知でしょうか。これはソバージュネコメガエル達が持つ毒物の事を指しており、一時は大きな問題として取り上げられました。

直訳するとカエルジュースと、その名の通りソバージュネコメガエル、つまりカエルから採取される、この毒ですが採取に関しても投与に関しても虐待には変わりありません。

動物愛護の観点からもソバージュネコメガエルのような両生類に、愛護法が適応されるのかが問題になっていますが、生き物であり生命を与えられたならば、全うに生命を尊重すべきなのです。

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