全国的に開催されている販売会ですが、ソバージュネコメガエル達が登場する機会も勿論存在します。購入を考えている方は是非足を運んでみることをお勧めいたします。
そのイベント会場ではマニアの方々が集まり、ショップ自体も個人で繁殖されている方から大手の企業まで幅広く、ソバージュネコメガエル達のお迎え用品も一緒に購入ができます。
そして何よりのメリットは、同じソバージュネコメガエルが好きな方々と交流を持つ機会であるという事です。
特に初めてソバージュネコメガエルお迎えする方は、そういった場所で先輩の意見を伺い、参考にすることも可能かもしれません。
都内であれば浅草開催のアクアリウムバスという大きなイベントが有名であり、こちらの記事で詳しくご紹介しているため、来場を検討されている方は是非参考にしてみてください。
Contents
ソバージュネコメガエルの飼育に必要なものは?
ペットとしてソバージュネコメガエルをお迎えするにあたり、必要な飼育道具についてご紹介させていただきます。
日本に住むカエルなどの知識をご存じの方がいらっしゃるかと思いますが、住んでいる環境がソバージュネコメガエルは全く違います。
ソバージュネコメガエルに適した環境で飼育する事が健康に長生きしてくれる秘訣のため、是非参考にしてみてください。
水槽の大きさは1匹あたり90×45×75センチ
ソバージュネコメガエルの飼育には比較的大きめの水槽が必要です。ガラス製のケースが良いとされており、多頭飼いを考えている方は更に大きいケースを用意しましょう。
ガラスケースの中には隠れ家や2~3㎝ほどの水深の水場を用意してあげましょう。また、身を隠して体を休めるための隠れ場や、木の枝などで高い場所へ登れるような環境も必要です。
床材にはヤシガラなど保湿性のあるものがオススメ
ガラスのままの床はソバージュネコメガエル達にとって野生と近い環境ではなく、それだけでもストレスとなってしまいます。
床に敷くための床材には保湿性のあるものが良いとされているため、ペットショップなどで購入して入れてあげましょう。
パネルヒーターは冬場に適温を保つために必要
日本で飼育する際に春~秋にパネルヒーターは必要ない温度ですが、冬場はとても気温が落ち込んでしまうため、ソバージュネコメガエルには厳しい環境です。
そのため、ペットショップなどで販売されているパネルヒーターを使用して、暖かい環境へソバージュネコメガエル達を置いてあげましょう。
ソバージュネコメガエルの飼育環境に欠かせないアイテムも!
飼育するためのガラスケースの中にはソバージュネコメガエル達に必要不可欠なアイテムを入れてあげる必要があります。
レイアウトは飼い主さん達の好みに合わせて配置する楽しみがあるため、ソバージュネコメガエル達向きのテラリウムで楽しい時間が楽しめるでしょう。
樹上で生活するソバージュネコメガエル!木や植物は必須
ソバージュネコメガエル達は大人になると陸地に上がり、木の上で生活を送っています。周囲の視界が良く、また葉っぱと保護色である体色により、外敵に見つかりにくくその場を選んでいるのです。
そのため、飼育するガラスケースの中にもソバージュネコメガエルが登れるような木の枝などを入れる必要があります。
ペットショップや両生類の専門店などで、レイアウト用の様々な用品が取り扱われており、自身でサイズが把握できれば、インターネットで購入すると様々な種類が手に入るでしょう。
飼育に適した温度は20~25度・湿度は80%以上
ソバージュネコメガエルが住んでいる地域はとても暖かく、飼育する際にもその温度を維持する必要があります。
日本では春~秋にかけて、何も対策をせずとも最適温度であるのですが、冬場にはとても気温が下がり、ソバージュネコメガエルには適していません。
そのためパネルヒーターのように、温度を保つための対策が必要であり、冬を迎える前には用意しておきましょう。
また、ガラスケース内に水場を作っているため、湿度は保たれるとされますが、湿度温度がわかるような測定器を置き、全ての環境に異常がないかは毎日チェックすることをおすすめします。
口から水を飲むソバージュネコメガエル!水場は忘れずに
カエルは水辺で生活するという固定観念があるように、ソバージュネコメガエルも例外ではありません。
湿度を保つためにも必要不可欠な水場ですが、それ以外にも生きている以上、食べる事と水を飲むことを必要とします。
ソバージュネコメガエル達は口から水分補給するため、水場を用意して、ソバージュネコメガエル達が飲みたいときに飲みたい分だけ水を飲める環境も整えてあげましょう。
ソバージュネコメガエルの餌ってなに?オススメは?
飲み水に関してはガラスケースの中に水場を用意してあげる事で、比較的簡単に用意してあげることが可能です。
しかし、ソバージュネコメガエルの食餌には少し抵抗がある方もいらっしゃいます。お迎えする前にソバージュネコメガエル達にちゃんと与えて上げれるかを確認しておきましょう。
ソバージュネコメガエルの餌①コオロギやミルワームなどの昆虫類
基本的に野生環境では夜に昆虫などを採取して生活しているソバージュネコメガエル達ですので、餌としてもそれらを与えるのが好ましいとされています。
経費削減のため、ソバージュネコメガエルの飼育と共に、餌用のコオロギを自家繁殖している方もいますが、ペットショップでも餌用の昆虫が安くで販売されています。
ソバージュネコメガエルの餌②冷凍ピンクマウス
ペットショップなどでは食用のピンクマウスが売られており、ソバージュネコメガエル達も高カロリー食として食べる事が出来ます。
しかし、消化にはかなり時間がかかるため、ソバージュネコメガエルへこういった高カロリーの食餌を与える場合には食餌の間隔を長く開けることが良いでしょう。
ソバージュネコメガエルの餌③メダカや金魚などの小型の魚類
また、ソバージュネコメガエルは淡水の小魚も食します。代表的なものであれば、初心者でも飼育できるメダカや金魚といったものも食してくれます。
ペットショップで入手することも可能ですが、簡単に飼育できる小魚を自力で育て、餌としてソバージュネコメガエルへ与えるほうが安く済むため、お迎えの際には餌用に魚の飼育も検討してみてはいかがでしょうか。
ソバージュネコメガエルへの餌の与え方や頻度は?
餌については前述させていただきましたがソバージュネコメガエル達、その与え方、与える間隔に関しても注意が必要です。
昆虫だけではなくピンクマウスなどの高カロリーな食餌も混ぜてあげないと栄養不足に陥りがちです。
幼体の場合は1~3日おきに餌を与えること
まだ成長しきっていない場合は、大きな食事は食べることができません。ソバージュネコメガエル達の子供に与える、粉末状餌がショップで販売されています。
これを毎日ではなく、1~3日お気で与えてあげるようにしましょう。あまりに間隔が短いのも、体へ悪影響を与えてしまいます。
成体の場合は1週間に1回ほど餌を与えること
大人になった個体は高カロリーな食餌を与えるため1週間ほど、間をあけて決まった曜日に餌をあげるといったくらいが程良い間隔です。
間が短すぎても良くないですが、間が長すぎても栄養不足に陥ってしまうため、程よい間隔で与えてあげるようにしてください。
餌の与え方!ピンセットで餌をつかんで動かすこと
餌を与える際には、1つのポイントがあります。野生環境では生きた餌をハンティングして食餌をしているため、飼育環境下でも再現してあげないと食べない可能性があります。
コオロギやミルワーム、魚などは生きたまま与えることも良いのですが、死んだ状態の餌の場合はピンセットで餌を掴み、近くで動かしてあげましょう。
それによりソバージュネコメガエル達は生きた餌だと勘違いして、餌に飛びついてくれるはずです。
ソバージュネコメガエルがかかりやすい病気とは?原因や予防法まで紹介
大切に飼育していても、ソバージュネコメガエルが病気になることがあります。そんな時に救って上げれるのは飼い主さんのみです。
どのような病気にかかる可能性があるのかを知っておくだけでも、対応が早くなり、命を救うことが出来るのです。
しかしながら、一番は怪我や病気なく、ソバージュネコメガエル達に命を全うしてもらう事です。
ご紹介するかかりやすい病気の中には人間の不注意により起こってしまうものもあるため、事前に予防することで、かからなくてよい病気を回避しましょう。
両生類は乾燥しやすいため脱水状態になることも多い
両生類であるがためにかかりやすい病気が存在します。特にソバージュネコメガエルは独自の分泌成分により外部からの水分が皮膚から吸収できません。
また大人になると陸地に上がり、乾燥した地域で生活をするために陥りやすい症状が脱水です。飼育していたソバージュネコメガエルの死亡例では脱水が理由であることが多いのです。
特に脱水に陥りやすい原因は、飼い主が水が枯れたまま入れ忘れていた場合や、脱走し発見が遅れて水を飲めていなかった場合です。
どちらも飼い主が気を付けていれば未然に防げる事態ではないでしょうか。
ソバージュネコメガエル達にハッピーな人生を過ごしてもらえるよう、日々ケージのチェックは欠かさないようにすることが大切です。
判断基準としては見た目の皮膚がパサパサとしており、張りがなくなりしわが寄っています。元気がなくなったソバージュネコメガエルがいたら、きちんとその様子を観察してあげてください。
軽症の場合は体温と同じ温度の水に浸けてあげる事でソバージュネコメガエル達は給水を行えますが、重症の場合注射により補液しないといけないためすぐに病院へ行きましょう。
外傷や菌の感染から角膜炎になる場合もある
他にも注意しなければいけない点があります。ソバージュネコメガエルは猫のように目が大きく、乾燥が目にも顕著に現れます。
私たち人間であれば涙などで外からの細菌などを保護していますが、ソバージュネコメガエル達にはそれがかないません、外傷や悪い菌に感染して炎症を起こしてしまうことがあります。
角膜炎を発症したソバージュネコメガエルの目は真っ白に変色し、飼い主さんを驚かせるほどの変化を伴いますが、発症がすぐにわかり病院へ行けば適切な処置が受けられ、重症化はしないでしょう。
怪我は全身に細菌感染を起こす原因にもなるので注意
哺乳動物と違いソバージュネコメガエル達の皮膚はとても薄く、分泌腺が豊富に存在しています。そのため、皮膚の保護効果が私達とは別格です。
少しの傷であったとしても、その傷口から侵入した細菌が全身性に感染してしまう可能性も多いのあるため、少しの傷であってもすぐに病院へ行くようにしましょう。
またこういった怪我や病気にすぐに対応できるためには、駆けつける病院を知っておく必要があります。
ソバージュネコメガエルだけの事では、大切なペットをお迎えする際には、必ずその生き物を診てもらえる病院を調べておきましょう。
ソバージュネコメガエルに会いに行こう
実際に飼育する前に実際に動き生活するソバージュネコメガエルを見に行きたいという方もいらっしゃるでしょう。
そんな方必見の、ソバージュネコメガエルを展示している施設をご紹介させていただきます。
あわしまマリンパーク
世界中に存在するカエルの仲間たちが大集結している、この場所にソバージュネコメガエルも展示されています。
淡島に施設を構えている水族館で、ソバージュネコメガエル以外にも沢山の珍しい生き物が展示されています。
旅行がてらに是非一度お立ち寄り、ソバージュネコメガエルなど新しい出会い探索に出向いてみてはいかがでしょうか。
新江ノ島水族館
様々なイベントが開催され、可愛い動物たちのPR方法にも長けている水族館で、もちろん珍しいソバージュネコメガエルも展示されています。
東京からもアクセスが良く、ソバージュネコメガエル以外の生き物に会いに度々訪れている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
是非次回訪れる際にはソバージュネコメガエルがどのように展示され、どういった見た目で、どういう生態なのかを楽しんでみてください。
不思議な魅力があるソバージュネコメガエルを飼育してみましょう
猫のようなガラス玉のような瞳が特徴的なソバージュネコメガエル。その魅力に魅了されている方もおり、日本でも飼育が可能です。
しかしながら、ソバージュネコメガエルの持つが皮膚表面を覆っている油は人へ有害です。飼育の際には、ソバージュネコメガエルの正しい知識を学び、飼育するようにしましょう。
そうすればともに生活する中で、ソバージュネコメガエル達の新たな可愛らしい一面が目にできるかもしれません。
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